freeeでは、ログイン時の二要素認証を設定することができます。この設定により、freeeアカウントをよりセキュアにすることができます。
本ページでは、freeeにログインするユーザーごとに二要素認証を設定する手順をご説明します。
二要素認証について
「二要素認証」は「二段階認証」とも呼ばれます。
これを有効にすると、プロダクトへのログイン時に「メールアドレスとパスワード」(ログインしようとしている方の 知っている情報 )だけではログインすることができず、お手持ちのモバイル端末等から入力するワンタイムパスワード(ログインしようとしている方の 持っている情報 )による認証が必要となります。
これにより、万が一「メールアドレスとパスワード」の情報が漏洩してしまった際にも、不正ログインされる可能性をおさえることができ、freeeをより安全にご利用いただくことができます。
本ページでは、freeeにログインするユーザーごとに二要素認証を設定する手順をご説明します。
次のいずれかをご契約の場合、ご契約事業所ごとに二要素認証の設定を必須化することができます。
(詳しくは「事業所ごとに二要素認証を必須化する」のヘルプページをご覧ください)
- freee会計:エンタープライズプラン
- freee人事労務:アドバンスプラン(または旧エンタープライズプラン)
- freeeセキュリティパッケージ
対象プロダクト
ユーザーごとにログイン時の二要素認証が利用できるプロダクトは次のとおりです。
- freee会計
- freee人事労務
ログインIDで招待されている従業員は二要素認証を利用できません。
- freee販売
- freee請求書
- freee工数管理
- freee会社設立
- freee受発注
- freee開業
- freeeカード Unlimited
- freeeマイナンバー管理
- freee電子申告アプリ
- freeeが提供するモバイルアプリ
- freeeが提供するデスクトップアプリ
二要素認証の設定方法
二要素認証の設定は、メンバーがそれぞれ設定を行う必要があります。
事前準備
二要素認証の設定には下表のものが必要となります。準備完了後「設定方法」へ進みます。
準備するもの | 詳細説明 |
---|---|
二要素認証に利用するモバイル端末を準備します。 ※ ログイン時には、必ずここで準備するモバイル端末を所持しており、かつ、認証アプリが利用できる状態である必要があります。 |
|
認証に利用するモバイル端末へ、認証アプリをインストールします。 事前に次のダウンロードリンク等からアプリのインストールを完了させておきます。
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設定方法
- 「freeeアカウント管理」へログインし、画面上部の[ユーザー管理]メニューをクリックします。
- [二要素認証設定]タブに切り替え、[設定を始める]ボタンをクリックします。
- 「二要素認証の設定を始めます」画面が表示されます。メッセージ内容を確認し[次へ]ボタンをクリックします。
- 「事前準備」でインストールした認証アプリを起動の上、「認証アプリへの登録」画面で次のいずれかの方法で認証操作を行います。
-
認証アプリからQRコードが読み取れる場合:
認証アプリで画面に表示されたQRコードを読み込み、アプリで生成されたコードを「セキュリティコード(6桁)」項目へ入力の上、[次へ]ボタンをクリックします。 -
認証アプリからQRコードが読み取れない場合:
画面に表示された「アカウント名」や「キー」等の情報を認証アプリへ手動で入力し、アプリで生成されたコードを「セキュリティコード(6桁)」項目へ入力の上、[次へ]ボタンをクリックします。
-
認証アプリからQRコードが読み取れる場合:
- 「設定が完了しました」画面にて、10個のバックアップコードが表示されます。万が一、認証アプリによるログインができなくなった際に、このバックアップコードをセキュリティコードの代わりに入力することで、緊急的にログインをすることができます。
[クリップボードにコピー]したり[印刷]することが可能なため、不測の事態に備えて安全な場所へ保管しておくことを強く推奨いたします。
※ バックアップコードの詳細については「二要素認証ログインでバックアップコードを利用する - バックアップコードを発行する」のヘルプページをご覧ください。
バックアップコードが確認できるのは、 この画面が表示されているタイミングのみ です。バックアップコードを安全な場所へ確実に保管してから、[閉じる]ボタンをクリックします。 - [二要素認証設定]タブにて「二要素認証は設定済みです」メッセージが表示されていれば、正常に設定が完了した状態です。
二要素認証の設定完了後は、通常のログイン操作に加えて認証アプリから得られる6桁のセキュリティコードの入力が必要となります。
freeeの各プロダクトにログインの際は、お手元に二要素認証設定が完了したモバイル端末をご準備ください。
二要素認証利用時のログイン方法
二要素認証を利用している際のログイン方法は、次のとおりです。
- 各プロダクトのログインページから通常どおりメールアドレス・パスワードを入力し、[ログイン]ボタンをクリックします。
-
「セキュリティコードを入力」画面が表示されたら認証アプリを開き、表示された6桁のセキュリティコードを入力の上、[認証]ボタンをクリックします。
例:freee会計のログイン直後に表示される認証画面
※ 認証アプリが利用できない場合は、二要素認証設定時に生成されたバックアップコード(9桁)を利用することができます。詳細については「二要素認証ログインでバックアップコードを利用する - バックアップコードを利用してログインする」のヘルプページをご覧ください。 - 認証が正常に行われるとログインが成功し、各プロダクトのホーム画面等に遷移します。
二要素認証の解除方法
二要素認証の解除は、次のいずれかの方法で行うことができます。
-
【方法A】自己アカウントにログインをして二要素認証を解除する
次のすべての条件を満たした場合に、権限不問で利用することができます。 -
【方法B】「管理者」権限を有するメンバーに二要素認証解除操作を依頼する
次のすべての条件を満たした場合に、「管理者」権限を有するメンバーへ二要素認証解除操作を依頼することができます。
(※1)メールアドレスの変更やパスワードを忘れたことによりログインができない場合は、「メールアドレス・パスワードを変更・再発行する」に記載の方法でログイン情報を更新することができます。これにより、再度ログインができる場合があります。
(※2)ここでの「利用可能」とは、それぞれ次の場合を指します。
-
二要素認証アプリをインストールした端末:
「認証アプリを表示した際に必要な6桁のセキュリティコードが確認できる状態」を指しており、モバイル端末の通信環境や契約等の状態には依存しません。 -
バックアップコード:
「最新のバックアップコードのうち、未使用状態のものが1つ以上存在する状態」を指しています。
(※3)freeeアカウントのログインに使用しているメールアドレスが受信不能な場合であっても、そのメールアドレスでfreeeにログインできる場合は、受信可能なメールアドレスに変更することができます。詳しくは「メールアドレス・パスワードを変更・再発行する - ログイン用メールアドレスの変更」をご覧ください。
(※4)同じ事業所内で、最低1名以上「管理者」権限を有するメンバーがログイン可能である必要があります。二要素認証 解除対象者以外にログイン可能な「管理者」メンバーが存在しない場合、「二要素認証解除ができない場合の対処方法」記載の手順にて、本人確認を介してログイン可能状態にする必要があります。
それぞれの解除方法の詳細は次のとおりです。
【方法A】自己アカウントにログインをして二要素認証を解除する
「freeeアカウント管理」にログインすることで、自己アカウントの二要素認証を解除することができます。操作方法は次のとおりです。
- 「freeeアカウント管理」へログインし、画面上部の[ユーザー設定]メニューをクリックします。
-
[二要素認証設定]タブに切り替え、画面右下の[二要素認証を解除]ボタンをクリックします。
- 「二要素認証の解除」画面が表示されたら注意事項をよく確認し、[解除メールを送信する]ボタンをクリックします。
- しばらくすると、freeeに登録しているメールアドレス宛に「[freee]二要素認証の解除」という件名のメールが届きます。
有効期限内にメール本文内のURLをクリックします。 - 普段と同じようにメールアドレス・パスワード等でログインします。
-
「二要素認証を解除しますか?」画面が表示されます。
二要素認証を解除しても問題がなければ、[二要素認証を解除する]ボタンをクリックします。
二要素認証解除以後は、通常のログイン操作のみで各プロダクトへログインできます。
【方法B】「管理者」権限を有するメンバーに二要素認証解除操作を依頼する
「管理者」権限を有するメンバーに対し、二要素認証解除操作の依頼を行うことができます。操作方法は次のとおりです。
※ 手順1〜2が「管理者」権限を有するメンバー、手順3以降が二要素認証解除対象のメンバーが行う操作です。
- 「freeeアカウント管理」へログインし、画面上部の[事業所管理]メニューをクリックします。
-
[メンバー]タブに切り替え、二要素認証を解除したいメンバーの[解除依頼]ボタンをクリックします。
この操作により、対象のメンバーには二要素認証を解除するためのメールが送信されます。 - 二要素認証解除対象メンバーへ「[freee]二要素認証の解除依頼を受付ました」という件名のメールが届きます。有効期限内にメールに記載されたURLからログインします。
-
ログイン後、「二要素認証を解除しますか?」画面が表示されます。二要素認証を解除するには[二要素認証を解除する]ボタンをクリックします。
二要素認証解除以後は、通常のログイン操作のみで開くプロダクトへログインできます。
二要素認証解除ができない場合の対処方法
「二要素認証の解除方法」に記載のいずれの方法も利用できない場合、直接の二要素認証解除操作ができかねます。まずは、最低1名以上の「管理者」権限を有するメンバーがログインができるよう、 アカウント再設定(二要素認証解除) をサポートデスクへ依頼する必要があります。
アカウント再設定の依頼手順は次のとおりです。
- 「管理者」権限を有するメンバー が「アカウント再設定 申請フォーム」ページを開きます。
- フォームの各項目を次のとおり入力・選択し、画面下部の[送信]ボタンをクリックします。
-
ご要望・依頼内容:
プルダウンから「 二要素認証を解除したい 」を選択します。 -
あなたの現在のメールアドレス:
受信可能かつfreeeに登録していないメールアドレスを入力します。 -
利用中のプロダクト:
利用中のプロダクトすべてにチェックを入れます。 -
課金状態:
プルダウンから該当する課金状態を選択します。 -
お支払い方法:
プルダウンから該当するお支払い方法を選択します。
-
ご要望・依頼内容:
アカウント再設定を行う上での注意事項
- 本フォームは 事業所の「管理者」権限を有する方 専用です。
- アカウント再設定の手続きには厳格な本人確認を要します。そのため、通常 お手続完了まで数営業日程度お時間を頂戴しておりますことをご了承ください。
※ フォームの回答内容によっては、さらにお時間を頂戴する場合もあります。
よくある質問
Q. 認証アプリの入ったモバイル端末を紛失してしまい、認証アプリを利用することができず、ログインできません。
A. 「未使用」状態のバックアップコードが手元にあるケースでは、バックアップコードによるログインが可能です(詳細は「二要素認証ログインでバックアップコードを利用する - バックアップコードを利用してログインする」のヘルプページをご覧ください)。
「未使用」状態のバックアップコードが手元にないケースでは、自身の他に1名以上、ログイン可能な「管理者」メンバーが存在する場合に限り、当該メンバーに二要素認証解除操作を依頼することができます。詳細は「【方法B】「管理者」権限を有するメンバーに二要素認証解除操作を依頼する」をご覧ください。
Q. 事業所に所属するメンバーの二要素認証の設定状況を一覧で確認できますか?
A. はい、できます。
「管理者」メンバーが「freeeアカウント管理」へログインし、[事業所管理]メニュー → [メンバー]タブの「二要素認証」の項目から、各メンバーの設定状況を確認することができます。
Q. 特定のメンバーだけ二要素認証の設定ができますか?
A. はい、できます。
二要素認証の設定につきましては、メンバー自身で設定するものになっていますので、設定する、しないは、メンバー単位で行うことができます。
Q. すべてのメンバーの二要素認証を必須にすることはできますか?
A. freee会計のエンタープライズプラン・freee人事労務のアドバンスプラン(または旧エンタープライズプラン)いずれかをご利用の事業所では、事業所単位で所属メンバーの二要素認証必須化が可能です。詳しくは「事業所ごとに二要素認証を必須化する」のヘルプページをご覧ください。
Q. 1つのアカウントで複数の事業所に所属しています。事業所ごとに二要素認証の設定が必要になりますか?
A. 事業所ごとの設定は必要ありません。
二要素認証は、アカウント単位で設定するため、二要素認証を設定したアカウントでログインする際には、事業所を問わず二要素認証が必要となります。
Q. アプリ以外に、SMSや電話の音声認証などを使った二要素認証はできませんか?
A. いいえ、できません。
現状、認証アプリを用いた二要素認証のみの対応となります。
Q. 二要素認証アプリがインストールされている端末を機種変更しました。その場合、必要となる操作はありますか。
A. お使いの二要素認証アプリによっては、変更先の端末において再設定が必要となる場合があります。再設定の具体的手順は、それぞれのアプリ提供元へお問い合わせください。
Q. 正しく二要素認証のセキュリティコード6桁を入力していますが、ログインできません。
A. 複数の原因が考えられます。次のいずれかの方法をお試しください。
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最新のセキュリティコードを入力し直す:
セキュリティコードが古い可能性がありますので、最新のパスコードを再度入力してください。
セキュリティコードは一定時間ごとに更新されます。常時更新されるため、古いパスコードは使用できません。また、入力に時間がかかると、パスコードが変わってしまうことがありますので、パスコードを入力する際は、一度パスコードが切り替わるのを待って、直後更新されたパスコードを入力してください。 -
Google Authenticator等の認証アプリを再起動する:
Google Authenticator等の認証アプリが正しく動作していない可能性があります。一度アプリを終了し、再度起動してください。 -
時計の自動補正機能を有効化する:
Google Authenticator等をご利用いただくには、その端末の時刻が正しく設定されている必要があります。端末の自動設定機能がONになっているかをご確認ください。自動補正機能を設定する方法は次のとおりです(お使いの端末やOSバージョンによって、手順が異なる場合があります)。
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iOSの場合:
「iPhone、iPad、iPod touch で時刻や時間帯を変更できない場合 - 設定を確認する」(外部サイト)の手順をもとに自動補正機能を有効にします。 -
Androidの場合:
「時刻、日付、タイムゾーンを設定する - 表示される時刻を変更する」(外部サイト)の手順をもとに自動補正機能を有効にします。
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iOSの場合: