対象プラン
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基本 | ミニマム | ベーシック | プロフェッショナル | エンタープライズ |
その他 | 年末調整ペーパーレス |
従業員登録の前に、あなたの会社の働き方にもとづく、勤務・賃金設定を追加します。何時から何時まで働くか、いつ休むかなどを決めていきます。
freee人事労務では、この設定にもとづいて給与の自動計算を行います。
勤務・賃金設定作成の際に選択する労働時間制度については、「 労働時間制度と勤務・賃金設定について 」のヘルプページをご覧ください。
目次
勤務・賃金設定を追加する
勤務・賃金設定を新規作成する
給与規定の設定終了後に、以下のいずれかの手順で勤務・賃金設定を作成できるようになります。
- メニュー[設定]→[勤務・賃金設定]画面を開き、画面右上[+新規作成]ボタンをクリックします。
- 初期設定が未完了の場合は、ホーム画面の「セットアップガイド」→[Step.1 初期設定]→[1-2. 働き方の設定]画面の[勤務・賃金設定]からも設定できます。
各項目の設定方法は以下の説明をご覧ください。
すべての設定が完了したら、画面最下部の[保存]をクリックします。
作成済みの勤務・賃金設定をコピーする
メニュー[設定]→[勤務・賃金設定]画面から該当の勤務・賃金設定を開き、[コピーを作成]ボタンをクリックすると、その作成済み勤務・賃金設定の値を初期値とした新規作成画面が表示されます。
なお、コピーした勤務・賃金設定は「〇〇のコピー」という名称で表示されます。
※ コピーした勤務・賃金設定の「労働時間制度」を変更する場合は、名称と備考以外の項目が初期化されます。
※ フレックスタイム制の勤務・賃金設定をコピーした場合は、「総労働時間」もコピー元の設定内容が保持されます。
基本情報
基本情報に関する各項目を入力・選択します。
勤務・賃金設定の名称
勤務・賃金設定の名称を設定します。
入力した名称は、勤務・賃金設定画面の一覧や従業員設定画面に表示されます。
勤怠管理の方法
freee人事労務で勤怠管理を行うかどうかを選択します。
選択によって、勤務・賃金設定で設定が必要な項目が異なります。
※ メニュー[設定]→[勤怠基本設定]画面で「勤怠管理の方法:freee勤怠管理Plus」を選択している場合、この項目は表示されません。
項目 |
説明 |
---|---|
freeeで勤怠管理する |
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他サービスから勤怠を取り込む |
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freeeに勤怠を登録しない |
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労働時間制度
利用したい労働時間制度をクリックします。プランによって、選択できる労働時間制度が異なります。
労働時間制度については「 労働時間制度と勤務・賃金設定について 」のヘルプページをご覧ください。
プラン |
選択できる労働時間制度 |
---|---|
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以下の労働時間制度から選択が可能です。
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起算日
労働時間制度で「1年単位の変形労働時間制」を選択した場合に表示されます。
「1年単位の変形労働時間制」の計算期間の、第1日目にあたる日を入力します。
備考
勤務・賃金設定について備考があれば入力します。空欄でも設定可能です。
入力した内容は、勤務・賃金設定画面の一覧にも表示されます。
タイムレコーダー機能
タイムレコーダーの打刻機能を設定します。
タイムレコーダー機能に勤怠基本設定の設定を使用するか、勤務・賃金設定ごとに個別に設定するかを選択します。
- 勤怠基本設定を使用する:
メニュー[設定]→[勤怠基本設定]で設定した事業所全体の設定を本勤務・賃金設定でも使用する場合、こちらを選択します。
※ 勤怠基本設定での設定について、詳しくは「勤怠基本設定を行う」のヘルプページをご覧ください。 - 個別に設定する:
勤務・賃金設定ごとにタイムレコーダー機能について個別に設定したい場合、こちらを選択します。
自動登録・打刻方法の各項目を設定できるようになりますので、設定したい内容に沿ってチェックを入れます。
注意点
- すでに勤怠基本設定から打刻方法を設定している場合でも、勤務・賃金設定で保存した内容が優先されます。
- Web打刻・モバイルアプリ打刻の「許可する」チェックを両方外した場合でも、打刻機や共有端末・Slack打刻など、freee人事労務と連携している打刻アプリでの打刻は可能です。
- 「モバイルアプリ打刻」項目の「許可する」のチェックを外すと、アプリの打刻画面から打刻ボタンが非表示となり、従業員自身での打刻ができなくなります。
なお、打刻ボタンが表示されていて、タップすると「打刻が許可されていません」というエラーが表示された場合は、チェックを外した設定がアプリ側に未反映の状態となります。その場合は、アプリ側で「アプリタスクがない状態でアプリを起動」または「打刻画面で画面を引っ張って更新」の操作を行うと、設定がアプリに反映されます。 - 「退勤の自動打刻」項目を「登録する」にチェックを入れると、出勤打刻から24時間経過しても退勤打刻がない場合に、退勤打刻を自動で登録できます。
休日
休日とする曜日、法定休日、祝日を休日にするかどうかを設定します。
「法定休日」に設定した曜日は、「休日とする曜日」上で自動的にチェックが入ります。
法定休日
ここで設定した曜日は勤怠カレンダー上で「法定休日」と表示され、勤務した場合は法定休日労働の割増賃金が発生します。
※ 法定休日の曜日が一定でない場合は「指定なし」を選択しておき、勤怠の入力時に「詳細項目」から特定の勤務日を法定休日扱いにします。(詳しくは、「 勤怠を入力・管理する 」のヘルプページをご覧ください)
休日とする曜日(所定休日)
ここで設定した曜日は勤怠カレンダー上で「所定休日」と表示されます。
所定休日勤務分も含めて1週間で40時間に満たない場合(日曜日〜土曜日で週38時間勤務だった場合等)は、所定休日勤務分が「法定内残業時間」として計上されます。
※ 所定休日の曜日が一定でない場合はチェックを入れないでおき、勤怠の入力時に「詳細項目」から特定の勤務日を所定休日扱いにします(詳しくは、「 勤怠を入力・管理する 」のヘルプページをご覧ください)。
祝日を休日にする
祝日を会社の休日にするかを設定します。
休日出勤時に代休を付与する
所定休日もしくは法定休日出勤を行った際に代休を付与することができるようになります。(実際の取得時の運用方法については、「 代休を入力する 」のヘルプページをご覧ください)
半休を利用する
勤怠入力および勤怠申請にて、年次有給休暇/特別休暇を半日単位で消化できるようになります。(詳しくは、「 勤怠を入力・管理する 」のヘルプページをご覧ください)
※ 裁量労働制の場合は設定できません。
時間休を利用する
勤怠入力および勤怠申請にて、年次有給休暇/特別休暇を1時間単位で消化できるようになります(詳しくは、「 勤怠を入力・管理する 」のヘルプページをご覧ください)。
※ 裁量労働制の場合は設定できません。
出退勤時刻と労働時間
出退勤時刻と労働時間に関する各項目を入力します。
所定の出勤時刻/所定の退勤時刻
会社・店舗などで決めている、所定の出勤時刻・退勤時刻を設定します。
ここで入力した時刻が、勤怠カレンダーを最初に入力する際の「出勤」の入力欄に反映されます(勤怠カレンダーは一度入力すると、前日の入力内容が翌日に反映されます)。
注意点
- ミニマムプランをご利用で、所定の出退勤時刻が「12:00 - 13:00」を含まない場合は、エラーとなり設定を保存することができませんのでご注意ください。
- ミニマムプランの場合は「所定の休憩時間」を入力する項目は表示されません。代わりに、所定の休憩時間として「12:00 - 13:00」が固定で自動登録されます。
- なお、ベーシックプラン以上であれば「12:00 - 13:00」を含まない所定の出退勤時刻が登録可能です。
所定の休憩時間
会社・店舗などで決めている、所定の休憩時間を設定します。
ここで入力した時間が、勤怠カレンダーを最初に入力する際の「休憩」の入力欄に反映されます(勤怠カレンダーは一度入力すると、前日の入力内容が翌日に反映されます)。
- 複数の休憩時間がある場合、[+追加]をクリックして入力します。
- 不要な休憩は[✖]をクリックして削除できます。
注意点
- 2022年4月のリリースにて、休憩時間の入力項目が「勤怠基本設定」画面から「勤務・賃金設定」画面に移動しました。
移行時は「勤怠基本設定」で設定していた休憩時間が、作成済みの「勤務・賃金設定」の「所定の休憩時間」項目に反映されていますので、「勤務・賃金設定」毎に休憩時間が異なる場合など必要に応じてお客さまにて修正を行ってください。 - これまで「勤怠基本設定」画面では所定労働時間外の時間帯の休憩設定が可能でしたが、休憩設定が「勤務・賃金設定」画面に移動後は所定労働時間外の休憩設定はできなくなりました。
※ 既に「勤怠基本設定」画面で所定労働時間外の時間帯の休憩設定をしていた場合は、その休憩設定が「勤務・賃金設定」に反映されますが、「勤務・賃金設定」の他の設定を変更・保存した際にエラーとなるため、休憩時間を所定労働時間内の時間帯に修正する必要があります。- 休憩時間を修正せず、所定労働時間外の休憩設定のまま打刻をした場合の挙動について、下表で説明します。
状況
休憩の自動打刻の挙動
出勤打刻だけ行い、24時間が経って自動打刻が入る場合
退勤打刻だけが自動打刻される
(休憩は自動打刻されない)出勤打刻を行い、休憩の開始打刻をして24時間が経って自動打刻が入る場合
休憩が自動打刻される
出勤打刻を行い、退勤打刻も行った場合
- 退勤が自動打刻よりも前の場合:
休憩は自動打刻されない - 退勤が自動打刻よりも後の場合:
休憩が自動打刻される
- 退勤が自動打刻よりも前の場合:
- 休憩時間を修正せず、所定労働時間外の休憩設定のまま打刻をした場合の挙動について、下表で説明します。
1日の所定労働時間
会社・店舗などで決めている所定労働時間を設定します。
1週間の法定労働時間
「40時間」または「44時間」から選択できます。
1ヶ月の平均所定労働日数
この日数は、割増賃金の計算に使用する、「1時間あたりの単価」を算出するために使用します。
- 裁量労働制の出退勤時刻と労働時間については、「 勤務・賃金設定 - 裁量労働制 - freee人事労務における裁量労働制特有の設定 」のヘルプページをご覧ください。
- フレックスタイム制の出退勤時刻と労働時間については、「 勤務・賃金設定 - フレックスタイム制 - 出退勤時刻と労働時間 」のヘルプページをご覧ください。
打刻まるめ設定
ベーシックプラン以上で利用可能な、従業員の打刻をまるめる(時間を切り上げ・切り捨てる)設定を行います。
打刻まるめは、始業前に席で朝ごはんを摂る、終業後に雑談をするといった、業務外のことをしている場合に使用できます。まるめの対象時刻内に業務をする場合は、勤怠カレンダーにて出退勤時刻を入力 することで実勤務時間が反映されます(詳しくは、「 勤怠を入力する 」のヘルプページをご覧ください)。
打刻まるめ設定は、メニュー[設定]→[勤怠基本設定]の[タイムレコーダー機能を有効にする]をONにする(従業員の打刻を有効にする)ことで、設定が可能です。
注意点
freee人事労務を導入して最初の勤務・賃金設定画面では打刻まるめ設定が出現しません。
一旦「勤務・賃金設定の作成」を保存し、メニュー[設定]→[勤怠基本設定]の[タイムレコーダー機能を有効にする]をONにします。
その後、[勤務・賃金設定]で先ほど保存した設定を編集すると、打刻まるめ設定の追加が可能です。
※ 出勤時刻・退勤時刻のまるめは勤務・賃金設定を従業員に適用する前に編集が可能です。休憩開始時刻・休憩終了時刻のまるめは従業員に適用後も編集できます。
出勤時刻のまるめ
所定の出勤時刻から指定した時刻(◯分前)までの範囲に行われた打刻を所定の出勤時刻にまるめます。
所定の出勤時刻より30分前まで1分刻みの設定でまるめることが可能です。
※「0分」の場合まるめは行われず、打刻したそのままの時間を出勤とみなします。
例:所定労働時間が9:00〜18:00、30分前までの出勤打刻を所定の出勤時刻とみなす場合
出勤打刻 |
まるめ対象 |
記録される出勤時間 |
---|---|---|
8:30〜9:00 |
対象 |
9:00 |
〜8:29 |
対象外 |
打刻時間 |
9:01〜 |
対象外 |
打刻時間 |
退勤時刻のまるめ
所定の退勤時刻から指定した時刻(◯分後)までの範囲に行われた打刻を所定の退勤時刻にまるめます。
所定の退勤時刻より30分後まで1分刻みの設定でまるめることが可能です。
※「0分」の場合まるめは行われず、打刻したそのままの時間を退勤とみなします。
例:所定労働時間が9:00〜18:00、30分後までの退勤打刻を所定の退勤時刻とみなす場合
退勤時刻 |
まるめ対象 |
記録される退勤時間 |
---|---|---|
18:00〜18:30 |
対象 |
18:00 |
〜17:59 |
対象外 |
打刻時間 |
18:31〜 |
対象外 |
打刻時間 |
休憩開始時刻・休憩終了時刻のまるめ
休憩開始時刻と休憩終了時刻で、それぞれ切り上げと切り捨てが適用可能です。
切り上げ・切り捨ては、5分・10分・15分・30分から選択できます。
※「まるめない」の場合まるめは行われず、打刻したそのままの時間を休憩開始・休憩終了とみなします。
項目 |
仕様 |
---|---|
休憩開始時刻のまるめ |
休憩開始打刻から◯◯分切り上げ、または切り捨てします。 例:「15分」単位の場合
|
休憩終了時刻のまるめ |
休憩終了打刻から◯◯分切り上げ、または切り捨てします。 例:「15分」単位の場合
|
注意点
- 出勤簿にはまるめ後の出勤時刻・退勤時刻・休憩開始時刻・休憩終了時刻が反映されます。まるめ前の打刻時間はタイムレコーダー上に残り、勤怠カレンダーで該当日をクリックすることで確認できます。
- 打刻機能を使わず勤怠カレンダーで出勤時刻・退勤時刻・休憩開始時刻・休憩終了時刻を入力した場合は、まるめは行われません。
- フレックスタイム制では設定できません。
- 打刻まるめ設定をした以降の打刻に、まるめが適用されます。設定以前の打刻に関しては、まるめは適用されません。
- 現在従業員に適用し使用している勤務・賃金設定は、出勤時刻・退勤時刻のまるめは編集できませんが、休憩開始時刻・休憩終了時刻のまるめは編集できます。
- まるめの設定をしていても、以下のケースのようにまるめ時刻が重なる場合はまるめは行われず、打刻時刻での勤怠登録が行われます。
-
- 出勤時刻のまるめと休憩開始(終了)時刻が重なる場合
例)
・出勤打刻:9:05に行った。
・休憩開始打刻:9:10に行った。「休憩開始時刻のまるめ」を15分単位の切り捨てとしており、9:00にまるめられる設定。
→ 休憩開始時刻が出勤時刻より先になるためまるめは行われません。 - 退勤時刻と休憩終了(開始)時刻のまるめが重なる場合
例)
・休憩終了打刻:17:50に行った。「休憩終了時刻のまるめ」を15分単位の切り上げとしており、18:00にまるめられる設定。
・退勤打刻:17:55に行った。
→ 退勤打刻が休憩終了時刻より後になるためまるめは行われません。
- 出勤時刻のまるめと休憩開始(終了)時刻が重なる場合
-
記録と計算方法
勤怠の記録方法を選択します。
週の起算日
固定時間制・変形労働時間制のみ選択可能です。
通常は日曜日です。就業規則で起算日を設定している場合は選択します。
ただし、月(賃金計算期間)を跨いで起算日を変更する際に、次月の初週の時間外労働が計上されない場合があります。
遅刻・早退時間を記録する
チェックを入れると、月給・日給の従業員は、勤怠の入力時に遅刻・早退を記録できるようになります(詳しくは、「 勤怠を入力・管理する - 遅刻・早退を入力する 」のヘルプページをご覧ください)。
遅刻早退・欠勤控除を自動計算する
勤怠入力画面で遅刻・早退・欠勤と入力とした分の控除を自動計算する場合はチェックを入れます。
時間外・休日・深夜労働の30分の切り上げ・切り捨て
1ヶ月の労働時間を通算して30分未満の端数を切り捨て、30分以上を切り上げた計算を適用する場合チェックを入れます。(詳しくは、「 割増賃金計算における労働時間の端数処理について 」のヘルプページをご覧ください)
なおfreeeでは、締め日時点での合計労働時間において計算した結果を指します。
フレックスタイム制の記録と計算方法については、「 勤務・賃金設定 - フレックスタイム制 - 記録と計算方法 」のヘルプページをご覧ください。
勤怠申請
※ プロフェッショナル・エンタープライズプランのみ
※ メニュー[設定]→[申請設定]で「勤怠の申請機能を有効にする」にチェックが入っている場合に表示されます(無効の場合、本項目は非表示となります)。
勤怠申請とは、従業員の方が勤怠情報(例えば、有給休暇の取得や勤務時間の修正など)を申請し、承認者の方が問題ないかを確認して承認を行う機能です。
本項目では「勤怠申請」機能を利用するかどうか、またどの申請種別を利用するかの設定ができます。「利用する」にした申請種別は、適切な勤怠登録・申請がされているかのチェックが行われます。
チェック機能の全体の流れについては「従業員の勤怠申請を必須化する」のヘルプページをご覧ください。
勤怠申請の利用を設定する
勤怠申請の機能自体を利用する、または利用しないを選択します。
- 利用する:
該当の勤務・賃金設定を適用した従業員は、勤怠申請が可能です。
申請種別毎の設定項目が表示され、どの申請種別を利用するかの詳細を設定できます。 - 利用しない:
該当の勤務・賃金設定を適用した従業員は、勤怠申請ができなくなります。
申請種別毎の利用を設定する
勤怠の申請種別毎にその申請を利用するかどうか、および詳細の設定を行えます。
下記の勤怠申請の設定が可能です。
各申請種別について詳しくは「勤怠ワークフロー - 申請を行う - 勤怠申請」のヘルプページをご覧ください。
- 勤務時間修正の申請
- 有給休暇の申請
- 特別休暇の申請
- 代休の申請
- 振替休日の申請
- 休日出勤の申請
- 欠勤の申請
- 遅刻の申請
- 早退の申請
- 残業の申請
設定項目について詳しくは、下表の通りです。
項目 |
内容 |
---|---|
① 各申請種別の利用 |
該当の申請種別を利用するかどうかを選択します。
|
② 申請理由 ※1 |
申請作成時に「申請理由」の項目の入力を必須にするかどうかを選択します。
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③ アラートの表示 ※1 |
適切な勤怠登録・申請がされているかのチェック結果を、アラート表示するかどうかを選択します。
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④ 残業申請が必要な労働時間 ※1 |
※「残業の申請」でのみ表示 残業申請が必要なアラートを出す労働時間を設定します。
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⑤ 残業時間のチェック ※1 |
※「残業の申請」でのみ表示 申請した残業時間より勤怠登録された残業時間が長くなっていないかのチェックを行うかどうかを選択します。
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※1「① 各種申請の利用」で「利用しない」を選択すると、この設定は表示されません。
【勤怠申請項目リリース前に作成した勤務・賃金設定について】
2022年6月の「勤怠申請」項目リリース前に作成した勤務・賃金設定は、「勤怠申請」項目にデフォルトの設定が自動反映されます。
「勤怠申請」項目は勤務・賃金設定を従業員に適用済み、また給与明細を確定済みでも変更ができますので、事業所の運用に適した設定を行ってください。
月次勤怠締め申請
※ プロフェッショナル・エンタープライズプランのみ
※ メニュー[設定]→[申請設定]で「勤怠の申請機能を有効にする」にチェックが入っている場合に表示されます(無効の場合、本項目は非表示となります)。
月次勤怠締め申請とは、従業員の方が毎月の締め日に月単位の勤怠を申請して、承認されると勤怠が確定しその月の勤怠のセルフ入力が禁止となります。
こちらの機能を利用するかどうかを設定できます。
項目 |
内容 |
---|---|
① 月次勤怠締め申請の利用 |
月次勤怠締め申請機能を利用するかどうかを選択します。
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② アラートの扱い |
勤怠カレンダーにアラートが表示されていても月次勤怠締め申請ができるかを、「アラートを無視する」のチェックの有無で設定できます。
※「① 月次勤怠締め申請の利用」で「利用しない」を選択すると、この設定は表示されません。 |
【月次勤怠締め申請項目リリース前に作成した勤務・賃金設定について】
2022年6月の「月次勤怠締め申請」項目リリース前に作成した勤務・賃金設定は、「月次勤怠締め申請」項目にデフォルトの設定が自動反映されます。
「月次勤怠締め申請」項目は勤務・賃金設定を従業員に適用済み、また給与明細を確定済みでも変更ができますので、事業所の運用に適した設定を行ってください。
割増賃金
割増賃金の設定をします。
締め日支払日のグループごとに割増賃金を設定することができます。
※ 固定残業代の設定手順や各従業員に付与する手順については、下記のヘルプページをご覧ください。
割増率
割増賃金の割増率を設定します。
デフォルトでは法定割増率(法で定められた最低限の割増率)に設定されていますが、法定割増率を下回らない範囲内であれば変更することもできます。
割増賃金と割増率についての詳細は下表をご覧ください。
【割増賃金の種類と法定割増率】
割増賃金の種類 |
法定割増率 |
割増の対象 |
---|---|---|
法定内残業の割増率 (法内残業) |
0% |
一日8時間・一週間40時間を超えない範囲 かつ 所定労働時間(会社で定めた勤務時間)を超える労働 |
時間外労働の割増率 (法定外残業) |
25% |
一日8時間・一週間40時間を超える範囲の労働 |
休日労働の割増率 |
35% |
会社で法定休日と定めた日の労働 |
深夜労働の割増率 |
25% |
夜22時〜朝5時の間の労働 |
60時間超の時間外労働に加算される割増率 |
25% |
上記「時間外労働(法定外残業)」が月60時間を超える範囲の労働(管理監督者は対象外) |
※ 各労働時間制度により設定する割増賃金欄は異なります。
日単位では所定労働時間内となる時間の割増賃金について
特定の条件において、その日の労働時間を算出する場合に、日単位では1日の所定労働時間の範囲内であるものの、週単位で換算すると法定労働時間を超える時間帯が発生する場合があります。
発生する条件
- 変形労働時間制、フレックスタイム制を採用していない
- 月給制又は日給制を利用している
- 所定労働日数が週6日で勤務する従業員がいる
- 所定労働日における所定労働時間内であるがその週の労働時間が週40時間(または44時間)を超えるため、その労働時間が法定外労働時間である
具体的な事例については「日単位では所定労働時間でも、週単位で換算すると法定労働時間を超える場合の割増賃金について」のヘルプページをご覧ください。
freee人事労務では該当部分に対し、時間外労働時間の賃金として125%の支給、またはさらに100%分の基本給を加算する設定が可能です。
設定は、「時間外労働の割増率」項目の「日単位では所定労働時間となる時間について、上記賃金とは別に通常の労働時間としての賃金も計上する」のチェック有無で行えます。事業所の就業規則に則り、チェックの有無を設定してください。
- チェックあり:
時間外労働時間の賃金として125%の支給、さらに100%分の基本給を加算します(合計225%の支給)。 - チェックなし:
時間外労働時間の賃金として125%の支給を行います。
事業所の就業規則において基本給加算を行う想定ではない場合は、こちらを選択します。
注意点
上記チェック項目は、デフォルトではチェックなしになりになります。
※ 2022年6月の上記チェック項目リリース前に作成した勤務・賃金設定は、デフォルトではチェックありの設定となります。
※ 上記チェック項目は勤務・賃金設定を従業員に適用済みの場合変更ができません。設定を変更したい場合は、既存の勤務・賃金設定をコピーして新規作成する方法となります。
詳しくは「「勤務・賃金設定」画面で、変更できない項目がある場合はどうしたら良いですか?」のヘルプページをご覧ください。
端数処理
割増賃金の単価・遅刻欠勤・勤怠控除の単価の端数処理をどのように行うかを設定します。
※ デフォルトではどちらも四捨五入が設定されています。
※ 既存の勤務賃金設定内の端数処理の項目は編集することはできないため、端数処理に変更が必要な場合は新規に勤務賃金設定を作成し、従業員情報で勤務賃金設定を設定し直します。
割増賃金計算の端数処理について、詳しくは「 割増賃金計算における労働時間の端数処理について 」のヘルプページをご覧ください。
作成済みの勤務・賃金設定を削除する
作成済みの勤務・賃金設定を削除する操作手順は、次のとおりです。
- [設定]メニューから [勤務・賃金設定]を開きます。
- 削除したい勤務・賃金設定を選択し、画面右上の[編集する]ボタンをクリックします。
- 「勤務・賃金設定詳細」画面下部の[この設定を削除]をクリックし、[削除]します。
※ 一度削除を行った勤務・賃金設定は、もとに戻すことができませんのでご注意ください。
注意点
作成済みの勤務・賃金設定の編集について
1人以上の従業員に適用している勤務・賃金設定は、一部の項目のみ内容を編集することができます。編集できない項目には、対象の勤務・賃金設定の編集画面に鍵アイコンが表示されます。
編集できない項目を変更したい場合は該当の勤務・賃金設定をコピーし、必要な箇所を変更してから従業員へ適用します。
詳しくは、「 「勤務・賃金設定」画面で、変更できない項目がある場合はどうしたら良いですか? 」のヘルプページをご覧ください。
削除した勤務・賃金設定を再作成したい場合
一度削除を行った「勤務・賃金設定」は、もとに戻すことができません。
[設定]メニュー →[勤務・賃金設定]画面を開き、「削除済みの設定を表示する」項目にチェックを入れると、削除済みの勤務・賃金設定を表示することができます。
削除した勤務・賃金設定を従業員に再度適用したい場合は、削除済みの設定内容を参照し、新たに勤務・賃金設定を作成ください。
従業員の勤務・賃金設定を変更後、勤怠画面に反映されない場合
従業員詳細画面の「基本給と割増賃金」項目で勤務・賃金設定を変更した場合、勤怠画面(勤怠カレンダー)にその変更内容が反映されないケースがあります。
勤務・賃金設定の変更が反映されるタイミングは、次のとおりです。
- 従業員毎に勤怠を入力したとき
- 従業員毎に給与明細の計算を行ったとき
そのため、従業員の勤務・賃金設定を変更後、勤怠画面に内容が反映されない場合は、勤怠を入力する または 給与明細の計算を行うことで変更後の内容が反映されます。