freee会計および社会福祉法人with freeeのそれぞれの設定が必要になります。
こちらではfreee会計の設定と社会福祉法人with freee(以下、福祉freee)の設定それぞれについて説明します。
目次
freee会計の設定について
freee会計の設定は通常の法人とほぼ同様になります。
基本的な設定方法は「freee会計の事業所の設定を行う」のヘルプページをご覧ください。
なお、通常の法人と異なる点として、固定資産の設定と消費税の設定の2点があります。
固定資産の設定について
-
固定資産は、「設定」→「事業所の設定」→「詳細設定」より、次の項目について設定を行いましょう。
- 社会福祉法人向け機能をオン
- 固定資産の控除法を間接法
- 間接控除時の累計額を資産分類別に設定
消費税の設定について
- 社会福祉法人では基本的には税込経理となるため、事業所の設定にある消費税経理処理方法は「税込経理」のままにしておき、「税抜経理」にしないようにしましょう。
福祉freeeの設定について
福祉freeeでは下記項目について設定することが可能です。
基本情報設定
会計期間や和暦西暦等、社会福祉法人の基本的な点について設定することが可能です。
設定項目 | 設定内容 |
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和暦西暦 | 計算書類等に使用する歴を設定します。 |
YRS日付区分を出力する | 月次計算書類のフッターに日付(時分秒年月日)を出力するかを選択します。 「YRS」は、Yubisui Report Systemの略です。 (例)YRS145316180813 2018年8月13日14時53分16秒 |
入力状況区分を出力する | 月次計算書類等のフッターにチェックリストを実行した日付を印刷するか選択します。 |
自動仕訳区分 | サービス区分間をまたぐ資金の移動について自動的に行う処理方法に設定します。 ・ 無:自動の処理は行いません。 ・ 繰入取引:サービス区分間繰入収益・費用として処理します。 ・ 貸借取引:サービス区分間貸付金・借入金として処理します。 |
内訳表 | 計算書類等の(事業区分)資金収支内訳表・事業活動内訳表・貸借対照表の用紙の向きおよび列数を指定します。 |
明細書 | 附属明細書の拠点区分資金収支明細書、拠点区分事業活動明細書の用紙の向き及び列数を指定します。 |
事業活動内訳表の決算書の内訳結合 | 事業活動内訳表の決算書表示に関する拠点区分の設定です。 |
資金収支内訳表の決算書の内訳結合 | 資金収支内訳表の決算書表示に関する拠点区分の設定です。 |
資金収支内訳表の予算書の内訳結合 | 資金収支内訳表の予算書表示に関する拠点区分の設定です。 |
住所 | 決算書の表紙に表示する住所を設定します。 |
表示形態 | 社内管理表か提出用書類かで設定を変更可能です。 |
マイナス表示 | 計算書類等に使用するマイナス表示を設定します。 |
区分設定
事業区分・拠点区分・サービス区分について設定を行うことが可能です。
承認欄入力
会計伝票への承認欄の表示設定を行うことが可能です。
勘定科目入力
社会福祉法人特有の勘定科目について、細かな設定を行うことが可能です。
権限設定
freee会計の権限とは別に、福祉freee側の権限を別途持つことが可能です。
その他
- 年度締め:freee会計と同様に一年間の記帳が終了次第、年度締めを行うことが可能です。
- バックアップリカバリー:福祉freee側でバックアップとリカバリーをすることが可能です。
- インポート・エクスポート:福祉freeeに直接インポートを行うことが可能です。また福祉freeeから直接エクスポートも行うことが可能です。