※ こちらはfreee申告のヘルプページです。freee会計確定申告のご案内については「分離課税の所得を申告する(第三表)」のヘルプページをご覧ください。
このヘルプでは所得税申告で分離課税の所得の申告書の作成手順と機能について説明します。
書類の部分ごとに入力箇所が異なるため、代表的な例を基に入力手順を紹介します。
目次
分離課税の所得の申告書の種類について
分離課税の所得が生じている場合には、第三表を作成する必要があります。
ただし、翌年に繰り越す純損失がある場合などの第四表を作成すべき事由が生じている場合には第四表を作成します。(第三表、第四表はどちらかしか選択できません。)
※ なお、繰越損失額を本年で控除しきれる場合には三表を作成します。
所得金額の入力の方法としては、①明細書から入力できるもの、②freee申告の[所得・控除]メニュー(ステップUI)で明細入力するもの、③所得の内訳で入力するものがあり、その内容が三表に反映します。
分離課税の種類別の①明細書から入力できるものと②freee申告ステップUIから入力するもの③所得の内訳で入力するものについては次の通りです。
分離課税の種類 | 方法 | 入力箇所 |
---|---|---|
土地・建物の譲渡 | ① | 譲渡所得の内訳書(土地・建物用) |
株式の譲渡 | ② | 所得・控除のステップUIから入力 |
上場株式の配当等 | ② | 所得・控除のステップUIから入力 |
先物取引 | ① | 先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書 |
退職所得 | ③ | 所得の内訳から明細入力 |
山林所得 | ③ | 所得の内訳から合計金額入力 |
代表的なパターンの作成手順と機能の紹介
土地・建物の譲渡をした場合
明細書から作成していく場合として土地・建物の譲渡をした場合を想定します。
本事例では第三表を作成する場合として、譲渡益が生じる前提とします。
- 申告書の追加で譲渡所得等の内訳書(土地・建物)と第三表の追加をします。
- 譲渡所得の内訳書の入力をします。
1組目(初葉)
2組目(次葉)
※ 複数の土地・建物を譲渡した場合について、1組目(初葉)の3面「4譲渡所得金額の計算をします。」欄には、下段に初葉で入力した金額が反映され、中段に次葉を含めた合計額が反映されます。なお、2組目(次葉)がない場合は、下段と中段には同じ金額が反映されます。
※ 土地・建物の譲渡所得の内訳書の次葉紙は、令和3年分以降の所得税申告機能で対応しております。令和2年分以前では作成することができませんので、次葉紙が必要な場合には紙提出などの代替対応が必要になります。
上場株式の譲渡をした場合
[所得・控除]メニューのステップUIから作成していく場合として上場株式の譲渡をした場合を想定します。
手順の詳細については、「株式の所得を入力する」のヘルプページを参照します。
退職所得がある場合
- 申告書の追加で第三表の追加をします。
- 所得情報で退職所得を入力をします。 ※退職所得の源泉徴収票が複数ある場合の計算には対応していません。 ※一般退職手当等と短期退職手当等については勤続年数により自動判定しています。
- 第一・二表の計算を確認します。
対応していないケース
居住用財産の買替の譲渡損失が本年において生じた場合
居住用財産の譲渡損失の損益通算及び繰越控除の対象となる金額の計算書はfreee申告で作成対象外となっています。
第三表の税金の計算欄は編集することもできないため、本年において生じた居住用財産の買替の譲渡損失の確定申告は作成することができません。