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Salesforce(Sales Cloud)の「freee請求書」から発生した取引に紐づけて経過勘定の振替(取引の+更新)ができます。
経過勘定の振替(取引の+更新)を行うための連携事前準備
オブジェクトの参照項目の設定
商談の項目一覧からどの項目をfreeeのAPIを通して、freee会計に連携するのか設定する必要があります。
請求書の事前連携については、「【freee for Salesforce】freee会計へ送信する見積書・請求書の内容をカスタマイズする」をご参照ください。
振替に関するオブジェクト設定の概要については「【freee for Salesforce】freeeに収入取引・支出取引を送信する」をご参照ください。
経過勘定の振替(取引の+更新)を行うためには、最低限としてオブジェクトに「振替勘定科目」と「振替回数」と「振替フラグ」の項目を事前に設定しておく必要があります。
+更新に必要な項目 |
作成する項目のデータ型 |
---|---|
振替勘定科目 |
参照関係(勘定科目) |
振替フラグ |
チェックボックス |
振替回数 |
数値 |
例:商談で振替フラグの項目を作成する手順
1. Salesforceの右上にある設定ボタン(歯車のアイコン)をクリックします。
2. 「オブジェクトマネージャ」のタブを開きます。
商談ごとに振替を行いたい場合は「商談」を選択します。
商談の商品ごとに振替を行いたい場合は「商談商品」を選択します。
3. [新規]のボタンをクリックして、項目を作成します。
4. ステップ1ではデータ型の選択肢からチェックボックスを選択します。その後、[次へ]ボタンをクリックします。
5. 項目の表示ラベルと項目名を入力し、[次へ]ボタンをクリックします。
6. 用途にあわせて設定し、[次へ]ボタンをクリックします。
7. [保存]ボタンをクリックします。
8. 項目に新しく追加されたのが確認できます。
経過勘定の振替(取引の+更新)を行う
例:年間支払のサブスクリプションの売上を月割で按分したい場合
1. 「freee管理」のアプリケーションで、請求書タブの振替設定タブを表示します。
2. 最低限の入力箇所として「振替フラグフィールド API参照名」と「振替勘定科目フィールド API参照名」と「振替回数フィールド API参照名」に項目を設定します。
各API参照名のラベル右横をクリックすると選択画面になるので、設定すべき項目から事前に用意したAPI参照名を選択して設定します。
※商談に複数の明細があって、明細ごとにフラグを設定したい場合は、「請求オブジェクト振替設定」の下段にある「請求明細オブジェクト振替連携設定」をご利用ください。商談の商品が親子関係になっており、商品ごとに振替設定ができます。
上記、設定が完了すると振替が可能となります。
振替は、設定したオブジェクトのレコードの「振替勘定科目」と「振替フラグ」と「振替回数」に入力した値に基づいて振替を実行します。
項目が表示されない場合は、ページレイアウトとプロファイルの項目レベルセキュリティをご確認ください。
3. 「freee」のアプリケーションで、振替を行う商談の「振替勘定科目」と「振替フラグ」と「振替回数」を振り替えたい内容に入力します。
+更新に必要な項目 |
項目の入力内容 |
---|---|
振替勘定科目 |
勘定科目に対して振替用の勘定科目を入力します |
振替フラグ |
チェックを入れます |
振替回数 |
按分したい回数を入力します |
4. 設定後[請求書を作成]ボタンより請求書を作成します。請求書ステータスオプションは「送付待ち」または「送付済み」にします。(「下書き」だと取引が作成されないため振替ができません。)
5. 請求書の作成を完了すると作成された請求書に対して+更新の振替処理が実行されます。その際にfreee for Salesforceの仕様上、同期通信ではなく非同期通信で行われているため反映結果は時差があります。また、反映結果の通知メールを受信します。
6. 作成した請求書の[取引]ボタンを押して、反映結果が成功していれば、freee会計側の取引で+更新が実行されて振替回数の数だけ按分されているのが確認できます。