本ページでは、取引先同期の方法の切り替え方をご説明します。
freee for Salesforceで利用可能な取引先同期の方式
freee for Salesforceで取引先同期を行う際、利用可能な同期方式には二種類あります。
同期方式 | 概要 |
---|---|
同期の際にSalesforceの空の値を送信しない | Salesforceの取引先が空文字 (null値)を含む場合に、空文字はfreeeに同期しない。 |
同期の際にSalesforceの空の値を送信する | Salesforceの取引先が空文字 (null値)を含む場合に、空文字もfreeeに同期する。 ※空を送信する場合も取引先同期タブでマッピングされていないものは同期しない。 |
同期方式の変更方法
同期方式を変更する場合には、以下の方法で設定を行います。
- アプリケーションランチャーから「freee管理」を開きます。
※freee管理はfreee管理者の権限を持つユーザーにだけ利用可能です。 - 「freee請求書設定・マスター管理」の「取引先同期」から「空の項目値を送信する」にチェックを入れます。
※デフォルトは「同期の際にSalesforceの空の値を送信しない」方式です。
各方式の動作例
例えば、以下のような手順で作業が行われた場合を想定します。
- Salesforceの取引先責任者の電話番号の項目を入力する
- freeeに取引先責任者(担当者)の情報を同期する
- その後、電話番号のデータを削除する
- 改めて取引先同期を行う
この際の同期の挙動は、同期方式により以下のように異なります。
-
空の値を送信しない方法:取引先同期を行っても、取引先責任者情報は空で上書きされません。
「空の項目値を送信する」にチェックがない場合は、元々入力していた電話番号が残ったままになります。 -
空の値を送信する方法:この状況で取引先同期を行うと、取引先責任者情報が空で上書きされます。
「空の項目値を送信する」にチェックがある場合は、元々入力していた電話番号が空のデータで上書きされます。
設定が適用されるユーザーの範囲
「freee管理」の「freee事業所選択」タブでチェックされている全ての事業所のfreee for Salesforceユーザーに対して本設定が適用されます。
※本機能ではユーザ単位の設定はできません。
取引先同期に必要な設定
本機能を利用するためには、取引先の同期設定が行われている必要があります。
取引先同期設定については、「【freee for Salesforce】Salesforceの取引先情報をfreee会計に自動で連携する/関連付ける」をご覧ください。