対象プラン
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新プラン | スターター | スタンダード | アドバンス |
旧プラン | プロフェッショナル | エンタープライズ | ||
その他 | 勤怠管理 |
本ページでは、二交代制の夜勤勤務に対応するため、勤務予定の作成、勤怠の登録、勤怠の集計などの機能について説明します。
夜勤明けの勤務を2暦日としてカウントできるようになり、様々な書類の労働日数を正しく表示することが可能になります。
なお、シフト表・勤務予定表の作成には事前設定が必要となります。詳しくは以下のヘルプページをご確認ください。
※シフト表・勤務予定表の作成は、 「勤怠 - シフト表・勤務予定表」権限を付与している従業員が利用可能です。
詳細は「カスタム権限について - 利用可能な機能について」のヘルプページをご参照ください。
- 本機能は二交代制の夜勤勤務(勤務時間16時間)など、1回の勤務を2日の労働日として計上したい場合にご利用できます。
- 有休や特別休暇の登録など、夜勤明けの勤務に関する操作方法について記載しています。
目次
1. 夜勤明けの勤務パターンを作成する
例:17:00~33:00の2交代制夜勤の勤務パターンを登録したい場合
以下のように設定を進めます。
- [設定]メニュー →[勤務パターン]をクリックし、勤務パターン設定画面を開きます。
まずは夜勤入りとなる日の勤務パターンを作成します。 - [新規作成]から、表示名、勤務パターンコードなどを入力し、勤務予定時間には夜勤として何時から何時まで働くかを48時間表記で記載し、最後に[保存]ボタンをクリックします。
- 次に夜勤明けとしたい勤務の勤務パターンを作成します。
[新規作成]をクリックし、表示名、勤務パターンコード、勤務予定時間で「明け勤務」にチェックを入れ、最後に[保存]ボタンをクリックします。
以上で「夜勤入り」の勤務パターンと、「夜勤明け」の勤務パターンの作成が完了となります。
なお、明け勤務設定を行っているパターンには、表示名の隣に「明け勤務」のラベルが付きます。
2. 勤務予定表への登録を行う
勤務予定表に作成した勤務パターンを割り当てます。
- [勤怠]メニュー →[勤怠情報]を開き、[勤務予定表]に遷移し、対象従業員の該当日付をクリックして勤務予定を組んでいきます。
- 勤務パターンを登録していない場合は、直接勤務時間などを入力することも可能です。
[直接入力]を選択します。 - 夜勤入りとなる日の勤務を入力します。
出退勤時間には夜勤として何時から何時まで働くかを48時間表記で記載し、最後に[入力]ボタンをクリックします。 - 次に夜勤明けとしたい勤務予定を入力します。
夜勤入りの勤務をした翌日など、該当日付をクリックします。
勤務パターンを登録していない場合は、直接入力の出退勤時間で「明け勤務」にチェックを入れ、[入力]ボタンをクリックします。
勤務予定表に戻ると、該当日付に「明け勤務」のラベルが付きます。
直接入力での登録は以上です。
3. シフト表への登録を行う
シフト表に作成した勤務パターンを割り当てます。
- [勤怠]メニュー →[勤怠情報]を開き、[シフト表]に遷移し、対象従業員の該当日付をクリックして勤務予定を組んでいきます。
シフト制の場合、一日の法定労働時間は8時間として勤怠が集計されます。8時間超のシフトを組んだ場合、残業時間が発生します。
- 勤務パターンを登録していない場合は、直接勤務時間などを入力することも可能です。
[直接入力]を選択します。 - 夜勤入りとなる日の勤務を入力します。
勤務予定時間には夜勤として何時から何時まで働くかを48時間表記で記載し、最後に[保存]ボタンをクリックします。 - 次に夜勤明けとしたい勤務予定を入力します。
夜勤入りの勤務をした翌日など、該当日付をクリックします。
勤務パターンを登録していない場合は、直接入力の勤務日種別で[所定労働日]、勤務予定は「出勤」を選択します。
「明け勤務」にチェックを入れ、[保存]ボタンをクリックします。
シフト表に戻ると、該当日付に「明け勤務」のラベルが付きます。
直接入力での登録は以上です。
4. 勤怠実績の登録方法
① 夜勤勤務を2労働日としたいとき
管理者の場合
上記「2. 勤務予定表への登録を行う」「3. シフト表への登録を行う」ことで、従業員が該当の日に打刻を行うと2労働日として計上することができます。
また、労働日数を1日としたい場合は、本ページ「② 夜勤勤務を1労働日としたいとき」をご覧ください。
従業員の場合
夜勤の日に通常通りの出勤・退勤打刻を行うことで労働日が2日として計上されるようになります。
明け日に有休や特別休暇を取得することも可能です。
② 夜勤勤務を1労働日としたいとき
管理者の場合
上記「2. 勤務予定表への登録を行う」「3. シフト表への登録を行う」際に、「明け勤務」にチェックを入れないことで1労働日として計上することができます。
また、勤怠入力画面から夜勤入りとなる日にのみ勤怠を登録することで、1労働日として勤務を登録することが可能です。
従業員の場合
夜勤の日に通常通りの出勤・退勤打刻を行うことで労働日が1日として計上されるようになります。
夜勤の入りと明けを別々に打刻または勤怠入力画面から勤怠を登録すると、それぞれを別の労働日として計上されます。
5. 通勤手当の設定方法
詳細は「実質交通費を支給しない日を支給しない設定にできますか?」のヘルプページをご覧ください。
注意点
- 明け勤務日を労働日として計上する場合、前日の勤怠は出退勤登録が必要です。前日に有給休暇を登録した場合は明け勤務としての計上対象外となります。
- 明け勤務は所定労働日として集計され、勤怠サマリの所定労働日数にも加算されます。
- 勤怠未入力のアラートについて、明け勤務日の前日に勤怠の実績がある場合は明け勤務日はアラート対象外となります。
- 明け勤務日に欠勤や無給の特別休暇を取得した場合は、明け勤務は労働日数に加算されません。
- 前日の勤務が日を跨いでなくても明け勤務のチェックが付いた勤務予定を設定している場合、労働日数計上の対象となります。
- 給与の日割り計算などは通勤手当と違って明け勤務が労働日数の加算対象となります。
- 締め日の最終日に夜勤入りとなる勤務予定があり、明け勤務が締め日の翌月に跨る場合、締め日を跨いた明け勤務は翌月に計上されます。最新の勤怠集計結果を確認できない場合、該当月の勤怠カレンダー画面へアクセス、または該当月に勤怠実績のご登録があるかをご確認ください。
例:末締め翌月15日支払いで、5月31日に17:00~33:00の勤務予定を登録、6月1日に明け勤務の予定を登録した場合
- 5月31日の勤務は5月の労働日数に、6月1日の勤務は6月の労働日数に計上されます。ただし、6月の勤怠カレンダーを開いていない場合、6月の労働日数に計上されません。6月の勤怠を入力していただくことで正しく勤怠集計されて労働日数に加算されます。
よくある質問
Q. 夜勤明けの勤務は1日と数えてよいのですか?
A. 2交代制夜勤の場合、勤務時間が16時間を超える場合があるため、2日としてカウントすることが可能です。「明け勤務」を利用することで夜勤明けの勤務は2暦日として扱うことができます。勤務予定表やシフト表、各種書類の労働日数も2日として表示されるようになります。
Q. 夜勤明けの日に有休を取りたい場合はどうしたらいいですか?
A. 「明け勤務」の日に有給休暇の取得が可能です。勤怠入力画面から有給休暇を選択します。
Q. 夜勤の日に休暇を取得した場合の扱いはどうなりますか?
A. 夜勤入り日に有給休暇などの休暇を取得した場合、その日は休暇として扱われます。翌日に明け勤務日の予定を入れていている場合も、明け勤務日は労働日数としてカウントされなくなります。
また、明け勤務日に通常の勤務や有給休暇、特別休暇などの休暇を取得した場合、登録された勤怠や休暇が優先されます。労働日数は重複してカウントされず、休暇または登録された勤怠として1日分のみ計上されます。明け勤務日に無給休暇や欠勤を登録した場合は、明け勤務日として労働日数に計上されません。
Q. 2暦日としての勤務が反映される範囲はどこですか?
A. 勤務予定表、シフト表、勤怠管理、給与明細書、雇用保険関係書類など、労働日数に関係する箇所すべてに2歴日としての反映がされます。
Q. 明け勤務をした場合の通勤手当の支給はどうなりますか?
A. 「明け勤務」の登録をした日は、労働日数から自動的に除外されます。実際の出勤日数に応じた通勤手当の支給が可能です。詳細は「実質交通費を支給しない日を支給しない設定にできますか?」のヘルプページをご覧ください。
Q. 夜勤明けの翌日はどのように扱えば良いですか?
A. 夜勤明けの翌日は、法定休日や所定休日等の公休としてシフトに組み込むことをおすすめします。連続の夜勤は避けるようにします。
Q. 出退勤の打刻はどのように行うと良いですか?
A. 夜勤の入りと明けのタイミング(17:00~33:00の勤務予定の場合、17:00と33:00)で打刻を行います。勤務予定表やシフト表で「明け勤務」の勤務予定を組むことで2暦日として勤務実績が記録されます。
Q. 交通費の計算はどうなりますか?
A. 通勤手当の設定で、支給単位を「1ヶ月」、計算方法を「日数に応じて計算」としている場合、「有休取得日や明け勤務を含めない」という設定が選択できるようになります。この設定にチェックを入れることで、実費支給など、出社日数分のみを交通費支給の対象としたい場合に、労働日数から明け勤務日を差し引いて計算することが可能になります。