対象プラン(freee固定資産) |
法人 | スタンダード | エンタープライズ | エンタープライズPlus |
| 個人 | スタンダード |
このページでは、CSVファイルを使って複数の固定資産の当期の償却費をまとめて変更する方法と、インポート結果の確認・削除の方法について説明します。
目次
償却費の一括変更でできること
償却費の一括変更では、固定資産ごとに1件ずつ行っていた「償却費の変更」を、CSVファイルを使って最大500件までまとめて行えます。
変更できる内容
- 会計台帳の当期の償却費を変更できます。
- 会社の償却方法(月次償却/年次償却)に応じて、次の金額を変更します。
- 月次償却の場合:月別の償却費(12か月分)
- 年次償却の場合:年額の償却費
- 変更日は、CSVファイル全体で1つの日付を指定します。指定した日付が、各資産の異動処理日として登録されます。
- 償却費の変更に伴い、償却仕訳が自動で作成・更新されます。
一括変更の対象外となる内容
次の操作は、償却費の一括変更では行えません。
- 税務台帳の償却費(普通償却限度額・期末償却超過額)の変更
- 資産ごとに異なる変更日の指定
- 過年度の償却費の変更
- 除却・売却など、償却費の変更以外の異動の一括登録
税務台帳の変更や、資産ごとに異なる変更日を指定したい場合は、固定資産ごとの[償却費の変更]から操作してください。
CSVファイルを準備する
テンプレートCSVファイルをダウンロードする
- 固定資産台帳の画面で、[インポート]→[償却費の一括変更]の順にクリックします。
- [テンプレートCSVファイルのダウンロード]をクリックします。
- ダウンロードしたファイルに、変更後の償却費を入力します。
記入例を確認したい場合は、このページ下部の「参考:償却費の一括変更用CSVサンプル」をご覧ください。
CSVファイルの項目
CSVファイルの項目は、会社の償却方法(月次償却/年次償却)によって異なります。
月次償却の場合
| 項目 | 任意/必須 | 説明 |
|---|---|---|
| 管理番号 | 必須 | 償却費を変更する固定資産の管理番号を入力します。 |
| 月別償却費(期首月〜期末月の12か月分) | 任意 |
変更後の各月の償却費を入力します。12か月分すべて入力してください。 空欄にして年額だけ入力した場合は、年額が12分の1で自動按分されます。 |
| 資産名/普通償却費(年額) | 必須 | 償却費を変更する固定資産の資産名と普通償却費の年額を入力します。 |
年次償却の場合
| 項目 | 任意/必須 | 説明 |
|---|---|---|
| 管理番号 | 必須 | 償却費を変更する固定資産の管理番号を入力します。 |
| 普通償却費(年額) | 必須 | 変更後の当期の償却費を入力します。 |
| 資産名 | 必須 | 償却費を変更する固定資産の資産名を入力します。 |
入力時のルール
- 1つのファイルで取り込めるのは500件まで、ファイルサイズは20MBまでです。
- 金額は数字のみで入力します。「¥」などの記号は入力しないでください。
- 同じ管理番号を複数の行に入力しないでください。
- 変更後の金額が、自動計算された償却費と年額・月別ともにすべて同じ場合は、変更内容がないためエラーになります。
- 変更後の金額には上限があります。上限は資産の未償却残高をもとに判定され、減損損失を計上している場合は減損損失を差し引いた残高で判定されます。
例:
3月決算で月次償却の会社が、管理番号「FA-000101」の資産の当期償却費を月45,000円に変更する場合は、管理番号の列に「FA-000101」、4月〜翌3月の各列に「45000」を入力します。
CSVファイルをインポートする
インポートは「ファイルの準備」→「項目の設定」→「内容確認」→「処理開始」の4つのステップで進みます。
操作手順
- 固定資産台帳の画面で、[インポート]→[償却費の一括変更]の順にクリックします。
- 「変更日」に当期の日付を入力します。
- 準備したCSVファイルを選択します。
- [次へ]をクリックします。
- 「項目名を設定してください」画面で、CSVファイルの各列に正しい項目が設定されているか確認します。異なる場合は、列の上部にあるプルダウンから項目を選び直します。
- 見出し行など取り込まない行は、「不要行」のチェックボックスにチェックを入れます。
- [項目を決定]をクリックします。
- 「内容を確認してください」画面で、各行のステータスを確認します。
- [次へ]をクリックします。
- 「償却費の一括変更を開始しました」と表示されたら完了です。
列の項目は、CSVファイルの見出しから自動で設定されます。テンプレートCSVファイルを使えば、通常は設定を変更する必要はありません。
「エラーがある行のみを表示する」にチェックを入れると、エラーの行だけを確認できます。エラーのアイコンにカーソルを合わせると、エラーの理由が表示されます。
インポートは、ステータスが「インポート可」の行のみ反映されます。エラーの行は反映されません。「インポート可」の行が1件もない場合は、次へ進めません。
処理開始後は、ほかの画面へ移動しても処理は続きます。結果は、通知アイコンとインポート履歴で確認できます。
エラーが表示された場合
「内容確認」画面でエラーが表示された行は、次の内容を確認し、CSVファイルを修正してから再度インポートしてください。
| エラーの種類 | 主な原因 |
|---|---|
| 入力形式のエラー | 金額に「¥」などの記号が入っている、金額が数字として読み取れない、月別償却費が12か月分そろっていない、変更後の金額が入力されていない |
| 変更できない資産 | 管理番号に一致する固定資産がない、当期の償却費がすでに変更されている、除却済み・売却済みの資産である、翌年度以降の異動が登録されている、台帳の更新中である |
| 金額の上限超過 | 変更後の金額が、変更できる上限額を超えている |
| 変更内容なし | 変更後の金額が、自動計算された償却費と年額・月別ともにすべて同じ |
| 管理番号の重複 | 同じ管理番号が、CSVファイル内の複数の行に入力されている |
次の場合は、「ファイルの準備」画面でエラーが表示され、ファイル全体を取り込めません。
- 償却費の変更を行う権限がない場合
- freee会計と連携しており、当期のすべての月が月締めされている場合
- 変更日に当期以外の日付を入力した場合
- 行数が500件、またはファイルサイズが20MBを超える場合
「内容確認」でエラーがなかった行でも、確認後にほかのユーザーが同じ資産を操作した場合など、処理開始後にエラーになることがあります。エラーになった行はインポート履歴で確認できます。
インポート結果を確認・削除する
インポート結果を確認する
- 固定資産台帳の画面で、[インポート]→[インポート履歴]の順にクリックします。
- [償却費の一括変更]タブをクリックします。
- 確認したいインポートの[一覧表示]をクリックします。
- 「結果の内訳」で成功件数とエラー件数を、「エラーの行」で行番号・管理番号・エラーの理由を確認します。
インポート履歴のステータスは次のとおりです。
| ステータス | 説明 |
|---|---|
| インポート中 | 処理中です。 |
| インポート済 | すべての行が反映されました。 |
| 一部エラー | 一部の行が反映され、一部の行がエラーになりました。 |
| エラー | 反映できなかった行があります。 |
アップロードしたCSVファイルは、履歴の[ダウンロード]、または詳細画面の[元のCSVをダウンロード]からダウンロードできます。エラーの行を修正して再度インポートする際に利用してください。
インポートを削除する
インポートを削除すると、そのインポートで変更した償却費の変更がまとめて取り消されます。
- [インポート履歴]の[償却費の一括変更]タブで、削除したいインポートの[削除]をクリックします。
- 確認画面の内容を確認し、[削除]をクリックします。
削除すると、対象の資産の当期の償却費は変更前の自動計算の値に戻り、インポート履歴からも記録が削除されます。税務台帳の値は変わりません。
次の場合は削除できません。
- ステータスが「インポート中」の場合
- 対象の資産に、このインポートより後の異動(除却・売却・償却費の変更など)がある場合。表示された資産の異動を資産ごとに取り消してから、再度削除してください。
参考:同じCSVファイルを再度インポートした場合
償却費の変更は、1つの資産につき1会計年度に1件まで登録できます。処理が途中で中断した場合などに同じCSVファイルを再度インポートしても、すでに反映された行は二重に反映されず、未反映の行のみが反映されます。
参考:償却費の一括変更用CSVサンプル
お手持ちのデータの各列を、以下のファイルの1行目(表題行)に合わせて加工することで、償却費の一括変更に利用できます。
会社の償却方法(月次償却/年次償却)に合ったファイルのうち、ご利用の表計算ソフトの名前が入っているファイルをダウンロードしてください。
月次償却の場合
- 【サンプル】償却費の一括変更 CSVインポート_月次償却(Excel用).csv
- 【サンプル】償却費の一括変更 CSVインポート_月次償却(Numbers・Google Drive用).csv
年次償却の場合
- 【サンプル】償却費の一括変更 CSVインポート_年次償却(Excel用).csv
- 【サンプル】償却費の一括変更 CSVインポート_年次償却(Numbers・Google Drive用).csv
例:
サンプルファイルには、3月決算の会社を例に、応接セット・営業車・工場設備など5件の固定資産の記入例が入力されています。月次償却のファイルは4月〜翌3月の月別償却費を、年次償却のファイルは年額の償却費を変更する例です。