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これまでの 重複チェック 機能では、既に登録された取引等に対して、重複登録の恐れがないかどうかを手動でチェックすることができました。
本ページで紹介する 自動の重複チェック では、取引登録と同時に過去の登録内容をリアルタイムに精査し、重複の可能性がある場合にアラートを表示することができるようになります。
本ページでは、取引登録時の自動重複チェック機能についてご紹介します。
目次
取引登録時の自動重複チェックについて
本機能の概要
これまでの「 重複チェック 」機能では、 登録済みの取引や口座振替に対して 重複登録されている可能性があるものを手動でリストアップすることができました。
2021年6月から使用できる、自動の重複チェック機能では、取引登録と同時に 過去の登録内容を精査し、重複登録の可能性があるものをリストアップすることができます。
本機能のメリット
本機能を利用することで、これまでは取引登録後でないと把握できなかった重複取引が、取引の登録時点において把握することができるようになります。
これにより、口座の残高ズレなどを誘発する重複取引をリアルタイムに把握でき、より正確な取引登録ができるようになります。
取引登録時の自動重複チェックの対象
重複チェックの対象となるもの
2021年6月現在、取引登録時の自動重複チェックの対象となるのは、次に挙げるケースです。
※ 後述の ご注意1 も併せてご覧ください。
また、上述のケースにおいて、重複登録の可能性がリストアップされるのは、次の項目すべてが一致する取引が存在する場合です。
※ 後述の ご注意2 も併せてご覧ください。
- 発生日
- 金額
- 収入 / 支出 の別
【ご注意】
-
口座振替の重複チェック
口座振替の自動重複チェック には対応しておりません。
口座振替の重複チェックを行う場合は、従来の「 重複チェック 」機能をご利用ください。 -
重複検出の例外
「発生日」「金額」「収入 / 支出の別」項目すべてが一致した場合でも、重複の恐れとして判定されない取引があります。
一部 または 全部が重複の恐れとして判定されない取引は次に挙げるケースです。-
3つ以上の重複が検出された場合
同日に同額の入出金が発生する場合があるためです。
(例:同額商品の仕入が3件以上発生している場合 など)
3つ以上の重複と思われる取引が検出された場合、アラート上はその内の1つの取引のみが表示されます。 -
別々の明細が紐づけられている場合
個別の明細に紐づく取引は「別取引」として認識されるためです。
(例:同日に家賃10万円の支払いと仕入10万円の支払いが個別明細に紐づく形で登録されている場合 など)
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3つ以上の重複が検出された場合
重複チェックの対象とならないもの
2021年6月現在、次に挙げるケースや機能を利用した取引登録は、 自動での「重複チェック」の対象外 となりますのでご注意ください。
これらのケースに該当する場合は、従来の「 重複チェック 」機能をご利用ください。
- 申請フォーム系機能( 経費精算 / 支払依頼 / 各種申請 )から手動で取引登録を行った場合
- 「 連続取引登録 」画面から手動で取引登録を行った場合
- APIを介してfreee外部から取引登録を行った場合
- 「 自動で経理 」画面や「 明細の一覧 」画面で 自動登録ルールの一括適用 で取引登録を行った場合
取引登録時の自動重複チェックを有効 / 無効にする
自動での「重複チェック」機能を利用するには、事前に同機能を有効化させる必要があります。
操作手順は次のとおりです。
- [設定]メニュー → [事業所の設定]を開き、[詳細設定]タブに切り替えます。
- 「取引関連設定」グループ内の「取引登録時重複チェック」項目にて、次のいずれかを選択し[保存]ボタンをクリックします。
※法人ミニマム・ベーシック事業所の場合、デフォルトはオンになっています。
- 使用する:取引登録時の重複チェックを有効にする場合に選択します。
- 使用しない:取引登録時の重複チェックを無効にする場合に選択します。
取引登録時の自動重複チェックを利用する
過去に登録した取引に対して、 重複チェックの対象となるもの が検出された場合、重複登録の恐れがあるため次のようなアラートが表示されます。
この場合、アラート表示内容を確認し必要な操作を行います。
取引登録に関する操作
【重複登録の恐れがないため今回の取引を登録する場合】
「今回登録する取引の内容」が重複ではない場合、[このまま登録]ボタンをクリックします。
この場合、「今回登録する取引の内容」は登録され、当該取引と「過去に登録した取引の内容」双方が保持されます。
【重複登録の恐れがあるため今回の取引を登録しない場合】
「今回登録する取引の内容」が重複である場合、[登録しない]ボタンをクリックします。
この場合、「今回登録する取引の内容」は登録がキャンセルされ、「過去に登録した取引の内容」のみが保持されます。
その他の操作
【「過去に登録した取引の内容」の詳細を確認する】
「過去に登録した取引の内容」の表示のみで重複かどうかの確認ができない場合は、当該取引の詳細を確認することができます。
取引の詳細を確認するには、「過去に登録した取引の内容」の右側に表示された[取引の詳細]リンクをクリックします。
【自動の重複チェックを無効にする】
本アラート画面から直接、取引登録時の自動重複チェックを無効化することができます。
本機能を無効化する場合は[取引登録時の重複チェックをoffにする]にチェックを入れ、[このまま登録]ボタン(今回の取引は登録する場合) または[登録しない]ボタン(今回の取引は登録しない場合)をクリックします。
再度 本機能を有効にする場合は、「 取引登録時の自動重複チェックを有効 / 無効にする 」記載の手順でご操作ください。
よくあるご質問
「取引登録」の他に「口座振替」や「未決済取引の消し込み」もチェックの対象になりますか?
いいえ、「口座振替」や「未決済取引の消し込み」はチェック対象にはなりません。
チェック対象の詳細は「 取引登録時の自動重複チェックの対象 」をご確認ください。
複数行の取引でも、本機能で重複を検出することはできますか?
はい、過去に登録されている取引の複数行が、今回登録しようとする複数行の金額と一致する場合は重複検出の対象となります。
本機能を有効にしていますが、重複取引が正しく検出されません。
複数の原因が考えられます。
-
「 取引登録時の自動重複チェックの対象 」となっていない場合:
同セクション記載の条件を満たした場合のみ、重複チェックの対象となります。すべての条件を満たしているかどうかご確認ください。 -
重複チェックの対象条件は満たすが、例外に該当する場合:
「 取引登録時の自動重複チェックの対象 」記載の条件を満たしていても、「 2. 重複検出の例外 」に該当する場合は、例外として重複チェックの対象から外れます。
本機能を無効にした場合、従来の(手動で行う) 重複チェック 機能も無効になりますか?
いいえ、従来の 重複チェック は本機能の有効 / 無効状態にかかわらず、常に利用することができます。