対象プラン
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法人プラン | ミニマム | ベーシック | プロフェッショナル | ✓エンタープライズ |
個人プラン | スターター | スタンダード | プレミアム |
経路設定において「経路の自動選択ルール」を設定することで、合計金額を基準とした自動的な経路分岐を設定することができます。
これにより、合計金額をもとに手動で申請経路を切り替える必要がなく、スムーズで正確に申請業務を行うことができます。
目次
申請経路の金額分岐についての概要
経費申請等においては、合計金額によって異なる申請経路を使用したいシーンがあります。
これまでは、合計金額を確認し手動で申請経路を選択する必要がありましたが、本機能を利用することで、合計金額から申請経路を自動選択することができるようになります。
これにより、スムーズで正確な申請業務を行うことができます。
申請経路の金額分岐を利用できる方と対象
申請経路の金額分岐を利用できる方
本機能は、会計freeeのエンタープライズプランの事業所にて利用することができます。
申請経路の金額分岐を利用できる対象
本機能は、次の申請フォームにおいて利用することができます。
- 経費精算
- 支払依頼(順次対応予定)
- 各種申請(順次対応予定)
事前準備
本機能を利用するにあたっては、あらかじめパターンごとに申請経路を作成しておく必要があります。申請経路の作成方法についての詳細は「 経費などの申請経路を設定する - 申請経路を作成する 」をご確認ください。
【例:合計金額に応じて最大3段階の申請経路を用意する場合】
-
30万円以上(300,000円 〜 ):係長 → 課長 → 部長
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10万円以上(100,000円 〜 299,999円):係長 → 課長
-
10万円未満(1円 〜 99,999円):係長
上記、3つの申請経路を事前に作成しておく必要があります。
【管理者】申請経路の金額分岐を設定する
※ 申請経路の金額分岐を設定するには、「管理者」権限を有している必要があります。
申請経路の金額分岐を設定する手順は、次のとおりです。
1. [設定]メニュー → [申請フォームの設定]をクリックします。
2. 申請経路の金額分岐を設定したい申請フォームをクリックします。
3. 申請フォームの詳細画面で[編集]ボタンをクリックします。
4. 「経路の自動選択ルール」項目にて[+ルールを追加]ボタンをクリックします。
5. 「条件」項目にて経路分岐の基準となる金額(○○円以上)を入力し、「申請経路」項目にて適用する申請経路を選択します。[+ルールを追加]ボタンから条件を複数設定することもできます。
【経路設定に関するご注意】
- 「経路の自動選択ルール」の各条件は、上位のものから順に判定されます。したがって、複数の金額分岐がある場合は、 金額が大きい条件 から順にルールを追加してください。
- 各条件の 並び替えはできません 。
- 基本経路が設定されている場合、メインで選択される経路は基本経路です。ただし、「経路の自動選択ルール」に一致する条件がある場合、当該経路が適用されます。
【ルールの設定例】
[基本経路]
- 「 係長 」をデフォルトの経路として選択する
[経路の自動選択ルール]
-
300,000 円以上 の場合:「 係長 → 課長 → 部長 」の経路を選択する
- 100,000 円以上 の場合:「 係長 → 課長 」の経路を選択する
※ このケースでは、 いずれの自動選択ルールにも当てはまらなかった場合(合計金額が100,000円未満時)に「基本経路」(「係長」)が選択 されます。
上記のとおり設定することで、申請経路が次のとおり自動的に反映・選択されます。
- [判定1]合計金額が 300,000円以上 であるか?
- はい: 「 係長 → 課長 → 部長 」の経路が自動的に選択される
- いいえ:[判定2]へ
- [判定2]合計金額が 100,000円以上 であるか?
- はい: 「 係長 → 課長 」の経路が自動的に選択される
- いいえ: 「 係長 」の基本経路が自動的に選択される
6. 画面下部の[保存]ボタンをクリックして、金額分岐の設定を保存します。
【利用者】申請経路の金額分岐を利用する
申請経路の金額分岐は、申請フォームの合計金額によって自動的に適用されます。申請フォームの利用者は、申請経路を手動で切り替える手間なく申請を行うことができます。
新規に申請を行う場合
1. [申請]メニューから金額分岐が設定された申請フォームをクリックします。
2. 申請フォームの金額欄を含め、必要な項目を入力します。
3. 合計金額部分が計算される度、金額分岐で設定された条件に適合した経路が自動で選択されます。
4. 申請内容 および 選択された申請経路に問題がなければ、申請を行います。
既存の申請内容をコピーする場合
申請内容をコピーして新たな申請を作成 した場合、コピー元の金額情報も転記されます。したがって、当初の申請経路は当該コピー元の金額をもとに自動選択されます。
ただし、コピー先の金額情報を適宜修正することにより、修正された金額に適合する申請経路が自動選択されます。

よくある質問
【管理者】申請経路の金額分岐の設定について
- 複合条件(かつ / または)や、条件分岐を設定することはできますか?
2021年3月時点ではできません。設定可能な条件は「○○円以上」のみです。 - 設定した条件の並び替えはできますか?
できません。そのため、条件は 金額が大きいもの から順にご設定ください。 - 合計金額以外の項目を条件として利用できますか?
2021年3月時点では利用できません。「○○円以上」の条件にて自動選択ルールをご設定ください。 - 設定できる条件の上限数はいくつですか?
最大30個までの条件を設定可能です。
【利用者】申請経路の金額分岐の利用について
- 「この経路は管理者が設定した申請経路から外れています」と表示されます。
「経路の自動選択ルール」または「基本経路」で設定された経路以外を手動選択した場合等に表示されます。
申請内容を確認の上、設定された経路の候補から選択するか、管理者にご確認ください。 - 下書き保存 / 差戻し時点で金額分岐による経路が自動選択されていましたが、改めて申請を行おうとしたところ、「管理者が設定した経路から申請経路から外れています」というエラーが表示されました。
下書き保存 / 差戻し時点の金額分岐パターンが、管理者により変更された可能性があります。管理者にご確認ください。 - 下書きの作成や申請のコピー時、あるいは 申請が差し戻された場合に選択されていた経路はどのようになりますか?
基本的に当初の申請経路を引き継ぎますが、申請内容を変更すると最新の「経路の自動選択ルール」や「基本経路」に沿って、申請経路が切り替わります。