freee販売では、収支や進行状況、関連する帳票類などを案件ごとにまとめて管理することが可能です。 本ページでは、案件の登録やその活用方法について説明します。
目次
案件を登録する
新規登録
顧客から受注の引き合いを受けたら案件を登録して進捗管理を開始します。
- [案件]メニュー →[登録]をクリックします。
- 案件名を登録します。
(例:「A社 販売管理導入PJ」「 B社2023年新卒採用サイト」など)
※ 取引先は別で管理できるため、取引先名だけではなく案件名も含めた「oo社xxxx(案件の簡単な概要)」と入力するとわかりやすく利用が可能です。
案件の詳細を登録する場合は、案件登録時の右下の[続けて詳細を入力]をクリックします。
- 案件編集画面より、詳細情報を入力後[保存]をクリックします。
案件詳細
案件の詳細画面では、案件登録日・顧客といった案件の情報、受注確度・フェーズ、社内担当者や担当部門など、社内管理情報の登録が可能です。
項目名 |
詳細 |
---|---|
案件名 |
前画面で入力した案件名が反映されます。 |
案件コード |
会社のルールに合わせた採番ルールの設定により、自由度の高い案件コードを設定することが可能です。 案件の自動採番をする設定は「案件の自動採番設定を切り替える」をご参照ください。 |
案件登録日 |
任意に設定することができます。初期値は案件作成日が入力されています。 |
顧客 |
案件の取引先を指定します。取引先マスタの取引先の設定情報を参照しています。 設定したい取引先が候補にない場合、freee販売内の[取引先]メニューから登録してください。 取引先の設定は、「取引先を登録する」をご参照ください。 |
受注確度 |
独自に選択肢を作成できます。[設定]メニュー →[案件]から設定できます。 |
フェーズ |
独自に選択肢を作成できます。[設定]メニュー →[案件]から設定できます。 ※フェーズ選択肢の詳細、設定方法は「 フェーズをカスタマイズする」をご参照ください。 |
完了予定日 |
案件の完了予定日を入力できます。 |
完了日 |
実際に案件が完了した日にちを入力し管理できます。 案件に紐づく売上/仕入データが登録された状態で完了日を入力するとレポートに金額が反映されます。 |
社内担当者 |
あらかじめ従業員マスタに登録された担当者を設定します。従業員マスタはfreee人事労務と共通です。 設定したい担当者が候補にない場合、freee販売内の[メンバー]メニューから登録してください。 社内担当者の設定は、「freee販売にメンバーを招待する」をご参照ください。 |
担当部門 |
担当の部門を設定します。 部門マスタはfreee会計の部門マスタと共通ですが、会計に連携された取引には担当部門を部門タグとしては反映されません。 |
社内メモ |
社内のみで共有したい内容を記載できます。社外に共有されることはありません。 |
受注見込 |
売上が確定する前の見込の金額を入力します。 |
発注見込 |
仕入が確定する前の見込の金額を入力します。 |
その他費用見込 |
発注費用以外に必要となる費用の見込みを入力します。例)交通費 |
その他費用実績 |
発注費用以外にかかった費用の実績を入力します。例)交通費 |
事前にfreee人事労務・freee会計の連携設定をすることで、利用者情報から社内担当者と部門を自動で補完します。
詳細は、「freee会計との連携について 」をご覧ください。
案件登録に必要な権限を確認する
「freee会計へのセグメント自動連携設定」を有効にしている場合、freee販売で案件登録を行うメンバーに対して、freee会計の権限セット設定で「セグメント」の登録が有効になっている必要があります。
freee販売のセグメント連携については、「案件情報をfreee会計のセグメントタグと連携する」をご参照ください。
freee会計のセグメントに関する権限セット設定は、「メンバーが利用できる機能を指定する(権限管理)」をご参照ください。
案件に関連付けて見積・受注などを登録する
案件詳細の画面下部では、その案件に紐づいた業務データを確認・登録することが可能です。
- [案件]メニューから見積や受注を関連付けたい案件をクリックします。
- 画面を下にスクロールすると、見積や受注のセクションがあります。
[見積を登録]や[受注を登録]などを選択し、業務データを登録してください。
ここから見積や受注などを別々に登録した場合、見積内容と受注内容が紐づかないため、受注登録の際は元となった見積書を選択し、そこから受注手続きをすることをおすすめしています。
- 参考ヘルプページ:受注を登録する
なお、案件に紐づいている各種業務データを取り消しした場合は、案件詳細画面から非表示となります。
案件に紐づいている「取消済」の業務データは以下の操作により確認することができます。
- 各業務一覧画面にある「取消済」のビューを選択します。
- フィルタの[+条件追加]より、[案件]を選択して追加します。
- 追加された[案件]をクリックします。
- プルダウンリストより検索対象の「案件名」を選択し、[適用]をクリックします。
案件や受発注情報にファイルを添付する
freee販売では、「案件」「見積」「受注」「売上」「請求」「発注」「仕入」それぞれのデータに関連付けファイルやURLを添付し管理することができます。
- 紙で授受した書類のスキャナ保存や、電子で授受した書類の電子保存を行いたい場合は、freee会計のファイルボックス機能をご利用いただく必要がございます。
詳細は「freee会計のファイルボックス連携について」をご参照ください。 - freee販売の電子帳簿保存法対応については「freee販売における電子帳簿保存法について」をご参照ください。
ファイル添付機能について
「案件」と紐づく受発注情報それぞれに関連するファイルやURLを添付することができます。また、業務データとファイル・URLを一元管理することができます。
アップロードできるファイル形式は下記の通りです。
※1ファイルあたりの容量は50MBとなります。
- 画像ファイル(JPEG、GIF、PNG)
- PDFファイル
- Excelファイル
- CSVファイル
- Wordファイル
ファイルやURLを添付する
「案件」やその他の受発注情報それぞれのデータにファイルを添付することができますが、すべて同じ操作方法になります。
-
添付したい業務データのメニューをクリックし、一覧から該当の業務データをクリックし詳細画面を開きます。
- 画面下にスクロールし、「関連ファイル」の[+追加]をクリックします。
- ファイルを添付する場合、[アップロード]をクリックしファイルを選択します。
※ 関連ファイルエリアにファイルをドラッグ&ドロップすることでもアップロード可能です。
URLを添付する場合は、「URL」欄に記入し、[登録]をクリックし添付します。 - 添付が完了すると一覧で表示されます。
-
添付一覧に表示されている[・・・]から、それぞれ以下の操作が可能です。
- ファイルの場合:「ダウンロード」「編集」「削除」
-
URLの場合:「リンクを開く」「リンクをコピー」「編集」「削除」
※ 「編集」では、「表示タイトル」の変更、表示タイトルの下に表示される「備考」を追加することができます。
【ファイルの編集画面】
削除した関連ファイルを確認する
関連ファイルにアップロードしたファイルを削除した場合でも、該当ファイルにアクセスが可能です。
アップロード後にファイルを完全に削除することはできませんので、アップロードしても問題ないファイルか、事前に確認してください。
- 各業務データの詳細画面の右上にある[・・・]→[ファイル添付履歴]を選択します。
- 削除したファイルを含めアップロードしたファイルの一覧が表示されます。
確認したいファイルを選択することで、ダウンロードが開始されます。