データ連携(同期)して「自動で経理」を使いましょう
銀行やクレジットカードなどのオンラインサービスとfreeeを連携して口座の同期を行うと、入出金履歴や利用履歴などの明細情報を取得できます。
取得した明細は、そのままではまだ取引や口座振替になっていない、帳簿に記録される前の状態です。「自動で経理」という機能を使って、明細を効率的に処理していきましょう。
勘定科目の推測や登録の自動化もできるので、手入力で行うよりもずっと簡単に、ミスなく取引や口座振替の登録を進めることができます。
まだ口座を同期していない場合は、「1.6 口座同期の設定」を参照して設定してみましょう。
明細の処理と自動登録ルール
- 口座を同期して明細が取り込まれると、ホーム画面上で、銀行やクレジットカードの口座名の右にオレンジ色の数字が表れます。これはまだ処理していない明細の件数を示しています。
数字をクリックして、明細の処理を行う「自動で経理」の画面へ進みます。 - 出金は赤、入金は青と色分けされ、明細情報として取引日・取引内容・金額が表示されています。右の白背景の部分では、登録内容が推測されています。すでに勘定科目が入った状態のものは、それが正しいかどうか確認して、正しくない場合は修正します。また、取引先や品目なども必要に応じて補いましょう(①)。
[登録]ボタン(②)をクリックすると、入力されている内容で取引や口座振替の登録ができ、処理した明細はこの画面から消えていきます。
[詳細]ボタン(③)をクリックすると、より柔軟な処理が可能です。 - 詳細ウィンドウでは、上部のタブで処理方法を切り替えられます(①)。また、取引登録の場合は複数行にしたり発生日を変更したり、口座振替の場合は手数料の入力をしたりといったことができます。
下部の「自動登録ルールとして設定」(②)にチェックを入れてから[登録]ボタン(③)をクリックすると、今回の処理をfreeeに学習させて次回からの処理を自動化することも可能です。
【取引登録】
【口座振替・カード引き落とし】 - 自動登録ルールの編集画面は、上部で適用条件を、下部でその条件に一致したときの処理を指定するようになっています。
「取引内容」には今回の明細の文字列がそのまま入っていますが、文字列を編集して左の[完全一致]を[部分一致]などに変更することもできます。また、[指定なし]に変更して金額の範囲だけを指定することもできます。
処理は「推測する」か「登録する」のどちらかを選択します。- 「推測する」:勘定科目などの推測までは自動で行い、内容を自分で確認してから登録したい場合(「手順②」で見た「自動で経理」画面は、「推測する」ルールが適用されています)
- 「登録する」:確認せずに自動で登録までfreeeに任せたい場合
自動登録ルールの適用
新たに作成した自動登録ルールは、次回同期を行って取得した明細から自動的に適用されます。
すでに取得している明細に対していますぐ自動登録ルールを適用したい場合は、「自動で経理」の画面左上にある[自動登録ルールの適用]ボタンから[最新の自動登録ルールを適用]をクリックします。
自動登録された明細の確認
「取引を登録」や「振替を登録」という自動登録ルールに一致した明細は、取得と同時に自動的に処理されるため、未処理の状態で表示されることがありません。
このような明細は、次の手順で確認できます。
- 「自動で経理」の画面上部にある検索フォームで「ステータス」を[処理済み]を選択します。
- [詳細な条件を入力する]をクリックし、「自動登録ルールによって自動登録された明細」にチェックを入れます。
- この状態で[検索]ボタンをクリックすると、自動登録された明細が表示されます。
自動登録ルールの確認と編集
これまでに作成した自動登録ルールを編集したいときは、[入力効率化]メニュー →[自動登録ルール]で行えます。
自動登録ルールの作成方法としては、上記のように「自動で経理」の画面で明細を処理する際に作成するのが簡単ですが、この[自動登録ルールの設定]画面でも作成が可能です。たとえば「特定の条件に一致する明細を自動的に『無視』する」というようなルールも、こちらの画面で作成できます。
不要な明細の「無視」
銀行やクレジットカードと同期して取り込んだ明細は削除することはできないため、不要な明細は「無視」することで処理済みにします。
「自動で経理」の画面で明細の詳細ウィンドウを開いたとき、右上に表示される[明細を無視]をクリックすると、取引や口座振替として登録せずにその明細を非表示の状態にできます。
無視したい明細がたくさんある場合には、一覧画面で複数の明細を選択して一括処理も可能です。また、無視した明細は「無視の取消」をすると未処理の状態に戻すことができます。
詳しい手順は、「不要な明細を無視する」のヘルプページをご覧ください。
明細を無視するシーン
明細を無視するシーンとしては、次のようなものがあります。
1. 同期している銀行口座間で送金したとき
両方の口座の明細を口座振替として登録すると重複するため、一方の明細(送金先の明細)を無視します。
2つの銀行口座間の資金移動については、「口座振替マッチング機能」にてよりスムーズに登録することが可能です。
詳しくは「口座振替マッチング機能を利用して明細を同時に処理する」のヘルプページをご覧ください。
2. すでに手動で取引や口座振替を登録してあるとき
明細からも取引や口座振替を登録すると重複するため、登録せずに無視します。
3. クレジットカードで支払いをキャンセルしたとき
同額で出金と入金の明細が存在するため、両方の明細を無視します。
「1」に関しては、送金元の側で振込手数料の処理が必要となる場合があるため、送金元(お金を送り出した口座)の出金明細を口座振替として登録し、送金先(お金が入ってきた口座)の入金明細を無視することを推奨してします。
「3」に関しては、帳簿に付ける必要のない意味のないお金の動きとなり、仮に両方の明細を同じ勘定科目で登録したとしてもプラスマイナスゼロとなります。どちらかだけ登録してしまうと残高がズレることになるので注意しましょう。
注文の一部だけをキャンセルして一部だけが返金された場合は、無視ではなく、支払い分と返金分の明細を同じ勘定科目で取引登録するとよいでしょう。
基本的に、明細はその口座上での実際の入出金を示していますので、単に明細を無視してそのお金の動きを帳簿に付けないと、実際の残高と帳簿上の残高にズレが生じます。
「よくわからないから無視」「プライベート用に銀行から引き出したけど、会社とは関係ない出金だから無視(※)」といった処理はしないようにしましょう。
※ このようなケースでは、「役員に貸した=役員貸付金」もしくは「以前に役員から借りていた分を返した=役員借入金」の勘定科目で処理することが一般的です。
詳細は次のヘルプページを参照ください。