期首在庫とは、前期末在庫をそのまま翌期首に繰り越したものです。 前期にfreeeで在庫棚卸の処理を行うと、期首在庫は自動で表示されています。
前期にfreee以外の会計ソフトをご利用いただいた場合、freeeに期首在庫の金額を開始残高として入力します。
前期にfreeeを利用していない場合
freeeを初めて利用する年度の期首在庫は、[設定]メニューの[開始残高の設定]画面から登録できます。(開始残高の詳しい設定方法はこちら:法人/個人)
[設定]→[開始残高の設定]にて入力された「商品」「製品」「半製品」「仕掛品」「原材料」の各勘定科目については、開始残高下部に表示された「棚卸仕訳のオプション」から、棚卸仕訳を自動的に作成するかどうかを選択することができます。
「棚卸仕訳をつくる」場合、それぞれ下表のとおり振替え処理が自動で行われます。
項目 | 振替先 損益勘定科目 |
---|---|
商品 | 期首商品棚卸高 |
原材料 | [製]期首材料棚卸高 |
仕掛品 | [製]期首仕掛品 |
半製品 | [製]期首半製品 |
製品 | 期首製品棚卸高 |
「棚卸仕訳をつくらない」場合、自動的に振替え処理の仕訳が作成されません。
これはfreeeの使用開始時に仕訳データをインポートする場合などに、必要に応じて設定してください。
インポートするデータに「棚卸仕訳」がすでに含まれている場合、「棚卸仕訳をつくらない」を選択すると棚卸仕訳が重複して登録されるのを防ぐことができます。
前期以前からfreeeを利用している場合
- まず、在庫棚卸の処理を行います。(詳しい方法はこちら:法人/個人)
- 決算を終えた後に[年度締め]を行います。(詳しい方法はこちら)
- 年度締めの結果、期末在庫が自動で繰り越され、期首在庫が自動で登録されています。特に期首時点での処理は必要ありません。
[仕訳帳]を確認すると、翌期首日付で自動で処理が行われていることが確認できます。