日々の記帳をする上で、そのすべての取引について選択する「勘定科目」は切り離せない存在です。
記帳を進める上でその選択について悩むことも多いかと思いますが、このページでは、迷いやすいものを例にとり、勘定科目の選び方を紹介します。
目次
実際のシーン別に選択すべき勘定科目を検索する
「freee取引入力ナビ」では、freeeで取引などを入力する場合どの勘定科目を登録すれば良いか、またどの画面から登録すれば良いかなどの疑問について実際のシーンごとに紹介しています。
勘定科目を選ぶ上での考え方
勘定科目の選択に関する法律はなく、勘定科目の選択や名称は任意とされています。
しかし、管理上の観点から、同じ内容の取引について以前使用したことのある科目は継続して用いることが大切です。
また内容と大幅に乖離した名前は望ましくないため、一定の決まりのもと選択をする必要があると考えられます。
本ページでは、よくある取引に関しての勘定科目選択の一例を紹介しましたが、社内で勘定科目選択の決まりを持つことが肝要です。
個別に管理したい内容の取引は、勘定科目を別途任意に作成し、管理することもできます。
勘定科目の作成については、「勘定科目の設定・追加を行う」のヘルプページをご参照ください。
基本ルール
科目の選択に迷った際には、まず以下のフローにしたがって判定します。
その取引について、以前使用したことのある勘定科目はある? | |||||
ある |
ない ↓ |
||||
次のどれに該当する? | |||||
以前使用した勘定科目を使用する |
売るモノやその材料の購入 ↓ |
売るモノ以外の購入 ↓ |
サービスを受けてその代金を支払った ↓ |
税金などの公的費用を支払った ↓ |
その他 ↓ |
| 売るモノ(商品)を購入した場合へ | 売るモノ以外の物品を購入した場合へ | サービスを受けた場合へ | 公的費用を支払った場合へ | その他へ | |
よくある勘定科目の選択例(逆引き版)
売るモノを購入した場合
| アクション | 分類 | 勘定科目 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 商品やその材料を購入した | 販売用の商品やその材料 | 仕入高 | |
| 展示用の商品やその材料 | 仕入高もしくは広告宣伝費 | ※1 |
(※1)複数の選択肢がある場合には、社内での勘定科目選択の方針を決めて使用します。(他の科目についても同様)
売るモノ以外の物品を購入した場合
| アクション | 分類 | 勘定科目 | 備考 |
|---|---|---|---|
| パソコンを購入した | 10万円以上 | 工具器具備品 | ※2 |
| 10万円未満 | 消耗品費 | ||
| サーバーを購入した | 10万円以上 | 工具器具備品 | ※2 |
| 10万円未満 | 消耗品費 | ||
| ソフトウェアを購入した | 10万円以上 | ソフトウェア | ※2 |
| 10万円未満 | 消耗品費 | ||
| 文房具を購入した | 事務用の文房具 | 消耗品費もしくは事務用品費 | |
| ガソリン代を支払った | 消耗品費もしくは車両費 | ||
| チラシ代を支払った | 宣伝のため | 広告宣伝費 | |
| 雑誌を購入した | 業界情報誌 | 新聞図書費 | |
| ポスターを発注した | 宣伝のため | 広告宣伝費 | |
| カフェでコーヒーを飲みながら打ち合わせをした | 会議のため | 会議費 | ※3 |
(※2)固定資産台帳への登録も必要となり、以下のヘルプを参考にしながら登録します。
(※3)飲食代の勘定科目については「飲食代の勘定科目は?」のヘルプページをご参照ください。
サービスを受けた場合
| アクション | 分類 | 勘定科目 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ネット広告を掲載した | 広告宣伝費 | ||
| セミナーを受講した | 採用教育費 | ||
| freeeの利用料を支払った | 支払手数料 | 通信費でも問題ありません。 | |
| 調査費用を支払った | 支払手数料 | 多額の場合で別途管理したい場合には、新たに科目を作成することも検討する。 | |
| 保守料を支払った | 支払手数料 | ||
| 機械や機材を借りた | 一時的に借りた | 賃借料 | |
| 一定期間借りた | リース料もしくは※3長期未払金 | 専門的な判断を要するため、税理士への相談が必要。 | |
| 点検整備料を支払った | 支払手数料 | ||
| 人材派遣料を支払った | 外注費 | ||
| 研修費用・セミナー代を支払った | 研修費 | 採用教育費でも問題ありません。 | |
| 郵便を送った | 通信費 |
(※3)freee会計でデフォルトで存在する長期未払金ではなく、「リース債務」を新たに勘定科目として作成して使うことも一般的です。
新たに勘定科目を追加する方法については、「勘定科目の設定・追加を行う - 勘定科目を新規登録する」のヘルプページをご参照ください。
税金などの公的費用を支払った場合
| アクション | 分類 | 勘定科目 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 源泉税を支払った | 給与分 | 預り金 | 源泉税の納付の処理については「源泉徴収税の納付の処理をする(毎月10日)」のヘルプページをご参照ください。 |
| 税理士などの士業分 | 預り金 | ||
| 上記の他外注にかかる源泉 | 預り金 | ||
| 中間納税分の税金を支払った | 中間法人税 | 法人税等もしくは仮払金 | |
| 中間消費税 | 仮払消費税もしくは仮払金 | ||
| 中間地方税 | 法人税等もしくは仮払金 | ||
| 固定資産税を支払った | 租税公課 | ||
| 収入印紙を購入した | 租税公課 | ||
| 登記簿を取得した | 租税公課 | ||
| 履歴事項全部証明書を取得した | 租税公課 |
その他
| アクション | 分類 | 勘定科目 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 社員の慶弔費を支払った | 福利厚生費 | ||
| カード年会費を支払った | 諸会費 | ||
| プライベートの費用を支払った | 個人事業主の場合 | 事業主貸 | |
| 法人の場合 | 短期貸付金 | 立て替えた相手先を取引先として設定するのが望ましい。 | |
| 事務所の保証金を支払った | 差入保証金 | 返還されないものは経理処理に判断を要するため、税理士への相談が必要。 | |
| 事務所を立ち退いた際に原状回復のため敷金等が一部償却された | 修繕費 | ||
| 礼金を支払った | 地代家賃 | ||
| ユニセフに募金した | 個人事業主の場合 | 事業主貸 |
寄付金控除とするため事業経費とはしない。 寄付金控除についての確定申告書への記載方法は「寄附金(特別)控除の内容を記入する」のヘルプページをご覧ください。 |
| 法人の場合 | 寄付金 | ||
| 忘年会を行った | 外部の人の招待なし | 福利厚生費 | 外部の人を招くものは金額の判断等を要するため、税理士への相談が必要。 |
| インターネットバンキングの年会費を支払った | 諸会費 | ||
| リース料を支払った | リース料など | (※4) |
(※4)リース契約の内容により勘定科目が異なります。詳しくは「リースの勘定科目は?」のヘルプページをご参照ください。