「freee支払|振込」は、各Webブラウザの最新版で動作します。スマートフォンからは利用できません。
※Webブラウザであっても、利用環境や設定等により動作・表示等が正常に行われない場合があります。その際は、ブラウザバージョンが最新版に更新されていることをご確認ください。
目次
「freee支払|振込」利用時のfreee会計上での処理内容について
「freee支払|振込」を利用してfreee会計の未決済取引の振込を行った場合、振込処理の流れの中で、freee会計で会計処理が必要になります。
「自動で行われる処理」と、「自身で操作が必要な処理」があり、それらを下表に示します。
ステップ | 自動で行われる処理 | 自身で操作が必要な処理 |
---|---|---|
「freee支払|振込」設定 | (A) freee支払|振込 専用 前払入金用口座の作成 | (0)勘定科目の変更 |
振込指示(申請・承認) | ||
前払入金用口座への振込 | (1)振り込んだ出金明細を口座振替処理 | |
振込実行 | (B) 該当取引の決済登録 | |
振込結果照会 |
自動で行われる処理
(A)「freee支払|振込 専用 前払入金用口座」の作成
「freee支払|振込」を利用開始すると、自動でfreee会計上に「freee支払|振込 専用 前払入金用口座」が現金口座として作成されます。
この口座は(B)の未決済取引の決済登録時の決済口座や、(1)の前払入金用口座への振込時の口座振替先の口座として利用されます。
(B) 該当取引の決済登録
「freee支払|振込」で振込実行をすると、その振込に含まれている未決済取引がfreee会計上で自動で決済登録されます。決済口座は(A)で作られた「freee支払|振込 専用 前払入金用口座」となります。
※freee会計上で登録されている取引の発生日が、freee支払 | 振込を利用して振込を実行した日付よりも未来の日付の場合、自動で決済登録が行われません。取引の発生日を修正いただき、手動で決済登録をお願いします。
自身で操作が必要な処理
(0) 「freee支払|振込 専用 前払入金用口座」の勘定科目・決算書表示名の変更
(A)では「freee支払|振込 専用 前払入金用口座」は現金口座として作成されてしまうため、自社の会計基準に合わせて適切な勘定科目・決算書表示名に変更していただく必要があります。
- 参考:2.2 「口座」とは
(1) 振り込んだ出金明細を口座振替処理
【振込資金の振込を行った銀行口座の口座同期をしている場合】
当該銀行口座に振り込んだ金額の出金明細が取り込まれるので、その出金明細を「freee支払|振込 専用 前払入金用口座」に口座振替処理を行います。
【振込資金の振込を行った銀行口座の口座同期をしていない場合】
[取引] → [口座振替]から、手動で口座振替の登録を行います。
- 振替元口座:振込を行った銀行口座
- 振替先口座:freee支払|振込 専用 前払入金用口座
(2) 手数料明細を取引登録
[取引] → [自動で経理画面]で、該当の出金明細の登録処理を行います。
勘定科目は振込手数料等、自社の中で適切な勘定科目・品目等を選択し、登録を行います。
自動登録ルールを用いて、登録処理を自動化することもできます。
※振込が成功したら4営業日後、失敗の場合は即時で発生した振込手数料の出金明細が振込件数分、「freee支払|振込 専用 前払入金用口座」に自動で作成されます。
※お急ぎ返金をご利用の場合は、返金手数料の出金明細は自動で作成されません。返金処理の試行回数分、「freee支払|振込 専用 前払入金用口座」へ手動で返金手数料(税込220円)の出金明細を作成してください。
- 参考:明細を1行ずつ作成する
※翌月にSBペイメントサービス社より送付される収納明細書の金額と「freee支払|振込 専用 前払入金用口座」へ登録されている振込・返金手数料明細の金額を照らし合わせてご確認ください。
(3) 振込が失敗した取引の決済登録解除
※振込が失敗した取引は、自動で決済登録解除されません。そのため、「freee支払|振込」で、振込失敗した取引を探し、決済登録を解除する必要があります。
- 「freee支払|振込」の振込申請一覧から、振込実行を行った申請を開きます。
申請詳細画面に振込が失敗した取引には「振込失敗」「システムエラー」のステータスを表示します。
※残高不足の場合は、不足額を追加入金いただくことで振込を再実行します。
- 振込失敗した取引の詳細画面にある[freee会計でこの取引を見る]をクリックします。
- freee会計の取引画面を開いて、該当取引の決済登録を解除します。
(4) 返金時の口座振替処理
振込に充当されていない残高がある場合、翌月月初にSBペイメントサービス株式会社より返金となります。
返金があった場合、「freee支払|振込 専用 前払入金用口座」の残高を返金先口座へ振替する処理を行っていただく必要があります。
- 返金先の銀行口座の口座同期をしている場合
- 返金の入金明細が取り込まれるので、「freee支払|振込 専用 前払入金用口座」から返金先口座へ口座振替処理を行います
- 返金先の銀行口座の口座同期をしていない場合
- [取引]→[口座振替]から、手動で口座振替の登録を行います
- 振替元口座:freee支払|振込 専用 前払入金用口座
- 振替先口座:返金先口座
- [取引]→[口座振替]から、手動で口座振替の登録を行います
※返金先口座については、「返金先口座について」のヘルプページをご覧ください。
【freee支払|振込】振込失敗時の決済状況の対応方法について
振込に失敗した際は、まず振込申請の詳細画面から取引のステータスをご確認ください。
取引ステータスが以下の場合は、ご自身で操作を行っていただく必要があります。
- 「振込失敗」の場合
- 決済状況は自動で「未決済」に戻りません。振込先情報を今一度ご確認いただいた上で、freee会計の取引の決済状況を「未決済」に戻し、再度振込を実施してください。
- 詳しい操作手順は「【freee支払 | 振込】振込失敗(情報不備)時の対応」をご覧ください。
- 「システムエラー」の場合
- freee会計の取引の決済状況が「完了」の場合は「未決済」に戻した上で他の振込手段をご検討ください。
取引ステータスに関して詳しくは、「振込が失敗した場合」のヘルプページをご覧ください。
【freee支払|振込】金額を変更した取引の自動決済登録について
振込申請を行った後にfreee会計の取引金額を変更すると、該当取引の決済登録ができない場合があります。手動で決済登録を進めてください。
取引金額を変更のイメージ
例:大きい金額に変更した場合
振込申請時の取引金額:100,000円
振込指定日の取引金額:120,000円
この場合、支払管理レポートの決済状況は決済中となります。
例:小さい金額に変更した場合
振込申請時の取引金額:100,000円
振込指定日の取引金額:90,000円
この場合、支払管理レポートの決済状況は未決済となります。
【freee支払|振込】freee支払 | 振込経由の仕訳承認について
「freee支払|振込」では、決済登録時に作られる仕訳の作成者は、事業所作成者となっています。
よって、仕訳承認用経路に事業所作成者が含まれており、かつ自己承認機能を「使用する」に設定している場合は、仕訳承認は自動で行われます。
自己承認を行いたくない場合は、以下の操作を行ってください。
- 自己承認機能を「使用しない」へ変更する
- 事業所作成者を仕訳承認用経路に含まれていないユーザーへ変更する
※事業所作成者を付け替える方法は、「事業所作成者を付け替える」のヘルプページをご参照ください。 - 仕訳承認用経路のユーザーを事業所作成者以外のユーザーへ変更する
仕訳承認フローに関して詳しくは、「メンバーの記帳内容を承認制にする(仕訳承認フロー)」のヘルプページをご参照ください。