この初期設定チェックリストでは、初期設定で間違いやすい設定を確認・修正できます。確認範囲は、給与計算に必要な項目が中心となります。
修正前編では、チェック前編で確認した「締め日支払い日」「給与規定」「勤務・賃金」を修正しました。
修正後編では、チェック後編で確認した「従業員」「給与明細」で間違いのあった項目を修正していきます。
なお、この従業員②ページでは従業員情報Step4〜7をご案内します。
従業員①ページでは入社状況と従業員情報のStep1〜3、従業員③ページでは従業員情報のStep8〜10と給与明細をご案内しています。
目次
従業員 - 従業員情報の修正②
修正ステップ一覧
チェック後編の確認結果に応じて、修正ステップへ進みます。
※ チェック後編の修正が初めての場合、下記「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を一読してから、修正ステップへ進んでください。
ステップ |
間違いやすさ |
必須確認 を推奨 |
ミニマム チェック |
スタン |
フル |
---|---|---|---|---|---|
Step1. 本人情報の修正 | ★★★★ 4.0 | ◯ | ✔ | ✔ | ✔ |
Step2. 家族情報の修正 | ★★★ 3.0 | - | ✔ | ✔ | |
★★★★ 4.0 | ◯ | ✔ | ✔ | ✔ | |
Step4. 固定残業代の修正 | ★★ 2.0 | - | - | ✔ | |
Step5. 通勤手当の修正 | ★★★ 3.0 | - |
✔ |
✔ | |
Step6. 手当の修正 | ★★★ 3.0 | - | - | ✔ | |
Step7. 控除の修正 | ★★ 2.0 | - | - | ✔ | |
Step8. 税の修正 | ★★★★ 4.0 | ◯ | ✔ | ✔ | ✔ |
Step9. 社会保険の修正 | ★★★★★ 5.0 | ◯ | ✔ | ✔ | ✔ |
Step10. 労働保険の修正 | ★★★★ 4.0 | ◯ | ✔ | ✔ | ✔ |
目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?
freeeでは従業員データを給与支払月ごとに持ちます。
給与計算のための従業員情報の修正で、どこまで遡って修正するか迷うこともあるかと思います。
給与計算に慣れない方が「freee人事労務での1回目の給与計算」に向けて修正する場合、下記を目安に修正します。
(※誤った内容で給与支払い済みの場合、この限りではなく、サポートにお問い合わせください)
修正の基本的な目安(freee人事労務での1回目の給与計算用)
A. その従業員の在籍が3ヶ月以上の場合かつ
- 1回目の給与支払月が1月〜4月の場合
- freeeでの1回目の給与支払月から遡って3ヶ月前の分まで修正する
- 例:2024年2月支払い分からfreeeで給与計算、入社日が2023年9月の従業員、15日締め当月25日払いの場合
- → 年月ナビの「2023年11月」分まで正しい状態にする
- 1回目の給与支払月が5月〜12月の場合
- 従業員が在籍しているかつその年のもっとも早い給与支払月の分まで修正する
- 例:2024年6月支払い分からfreeeで給与計算、入社日が2023年9月の従業員の場合
- → 年月ナビの「2024年1月」分まで正しい状態にする
- 例:2024年11月支払い分からfreeeで給与計算、入社日が2024年2月の従業員、15日締め当月25日払いの場合
- → 年月ナビの「2024年2月」分まで正しい状態にする
B. その従業員の在籍が3ヶ月未満の場合
- その従業員の入社日が属する給与支払い月の分まで修正する
- 例:2024年2月支払い分からfreeeで給与計算、入社日が2023/12/1の従業員、15日締め当月25日払いの場合
- → 年月ナビの「2023年12月」分まで正しい状態にする
- 例:2024年2月支払い分からfreeeで給与計算、入社日が2023/12/1の従業員、15日締め当月25日払いの場合
上記の目安は、社会保険料の随時改定を行う必要が生じた時に自動で書類を作成するため、また年末調整をスムーズに行うためのものとなります。
Step4. 固定残業代の修正
対象:「従業員情報で間違いやすい設定 - 固定残業代の確認」で確認し、修正が必要な場合
修正の流れ
- A. 給与明細を未確定に戻す → B. 固定残業代の作成・修正 → C. 従業員情報の修正
- このStep4(4-1〜4-3)では、上記のA〜Cを行います。
修正の手順
- Step4-1. 共通手順(1)
- Step4-2. 間違いの種類別の手順
- Step4-3. 共通手順(2)
Step4-1. 共通手順(1)
- (給与明細を確定している場合のみ)下記ページを参照し、給与明細を未確定に戻します。
- (固定残業代が未作成の場合や固定残業代を作成し直す場合)下記ページを参照し、固定残業代を作成します。
ポイント- 固定残業代の「計算基準」「対象とする労働時間」「金額の端数処理」を誤っていた場合は、固定残業代の再作成が必要です。
- (裁量労働制の場合)1日のみなし労働時間が8時間を超える分の残業代は、固定残業代ではなく手当として設定します。
- (従業員詳細画面にいない場合)
[従業員]メニュー→[従業員情報]を開き、設定を修正したい従業員をクリックします。
- 次のステップを確認します。ご状況に合うステップへ進みましょう。
Step4-2. 間違いの種類別の手順
A. 設定ミスが「年月は合っていて、従業員設定時に時間や金額を誤った」場合
- 画面上部の年月ナビゲーションで、変更を適用したい給与支払月を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:給与支払月(2月支払分)は合っていて、内容が誤っていた→ 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[固定残業代]をクリックします。
- 「固定残業代」の[編集]をクリックします。
- 修正が必要な項目を変更します。
正しい状態- 労働条件通知書の内容に沿って、正しく金額を入力できている
- 固定残業代の金額や時間が初期値と異なる場合は、忘れずに変更します。
- 誤った設定の固定残業代を付与していた場合は、該当の固定残業代の行の右方にある[削除]をクリックします。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
- Step4-3. 共通手順(2)へ進みます。
B. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来よりも遅かった」場合
- 画面上部の年月ナビゲーションで、本来変更を適用したい給与支払月を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:本来2月支払分からの変更を3月支払分から変更していた → 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[固定残業代]をクリックします。
- 「固定残業代」の[編集]をクリックします。
- [固定残業代を付与]をクリックします。
- 適切な固定残業代を選択して、[付与]をクリックします。
- 必要に応じて、時間や金額を変更します。
正しい状態- 労働条件通知書の内容に沿って、正しく金額を入力できている
- 固定残業代の金額や時間が初期値と異なる場合は、忘れずに変更します。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
これで、本来の変更月〜誤って遅く設定した月の前月まで、固定残業代が設定されました。
(もともと遅く設定していた月以降の設定は、当時設定していた内容となります。) - Step4-3. 共通手順(2)へ進みます。
C. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来より早かった」場合
修正の流れ
- 誤って変更した年月の固定残業代の削除 → 本来の変更開始年月の固定残業代の付与
- この「Step4-2. 間違いの種類別の手順C」で、上記を行います。
- 画面上部の年月ナビゲーションで「1. 誤って変更した年月」を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:本来3月支払分からの変更を2月支払分から変更していた → 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[固定残業代]をクリックします。
- 「固定残業代」の[編集]をクリックします。
- 変更年月を誤っていた固定残業代をクリックし、[削除]をクリックします。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
これで「1. 誤って変更した年月」の固定残業代を削除できました。
続いて「2. 本来の変更開始年月」の固定残業代を付与していきます。 - 画面上部の年月ナビゲーションで「2. 本来の変更開始年月」を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:本来3月支払分から変更したい → 3月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[固定残業代]をクリックします。
- 「固定残業代」の[編集]をクリックします。
- [固定残業代を付与]をクリックします。
- 適切な固定残業代を選択して、[付与]をクリックします。
- 必要に応じて、時間や金額を変更します。
正しい状態- 労働条件通知書の内容に沿って、正しく金額を入力できている
- 固定残業代の金額や時間が初期値と異なる場合は、忘れずに変更します。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
これで「2. 本来の変更開始年月」の固定残業代を付与できました。 - Step4-2. 共通手順(2)へ進みます。
D. 従業員への固定残業代の付与漏れの場合、または固定残業代を新たに作成した場合
- 画面上部の年月ナビゲーションで、変更を適用したい給与支払月を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:3月支払分に固定残業代を付与する → 3月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[固定残業代]をクリックします。
- 「固定残業代」の[編集]をクリックします。
- [固定残業代を付与]をクリックします。
- 適切な固定残業代を選択して、[付与]をクリックします。
- 必要に応じて、時間や金額を変更します。
正しい状態- 労働条件通知書の内容に沿って、正しく金額を入力できている
- 固定残業代の金額や時間が初期値と異なる場合は、忘れずに変更します。
- 誤った設定の固定残業代を付与していた場合は、該当の固定残業代の行の右方にある[削除]をクリックします。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
- Step4-3. 共通手順(2)へ進みます。
E. 固定残業代の再作成は不要だったがマスタを修正した場合
- マスタ修正により従業員情報の固定残業代の金額や時間の変更が必要な場合
- A. 設定ミスが「年月は合っていて、従業員設定時に時間や金額を誤った」場合 へ進み、修正します。
- 上記に当てはまらない場合(従業員情報の修正が不要な場合)
- Step4-3. 共通手順(2)へ進みます。
Step4-3. 共通手順(2)
固定残業代の修正が完了しました。状況に合わせて、次のステップへ進みます。
ワンポイントメモ
次の場合は、他ステップの見直しも必要です。
- 基本給に固定残業代を含んでいた場合:「Step3. 基本給と割増賃金」の見直し
- (裁量労働制の場合)1日のみなし労働時間が8時間を超える分の残業代を「固定残業代」として設定していた場合:「Step4. 固定残業代」の見直し
次のステップ
- 1ステップごとに確認→修正している場合(通常はこちら)
- いまいるブラウザのタブを閉じて、元いたチェック編ページの次のステップを確認します。
- 元いたタブを閉じてしまった場合は、確認ステップ一覧 へ進みます。
- ステップをまとめて確認→修正している場合
- 他項目の修正が残っている場合
- 修正ステップ一覧 へ進み、次に修正するステップを確認します。
- 他項目の修正はないが、他の従業員の確認 または 修正が残っている場合
- すべての従業員の従業員情報の修正が完了した場合
- 給与明細で間違いやすい設定 の確認へ進みます。
- 他項目の修正が残っている場合
Step5. 通勤手当の修正
対象:「従業員情報で間違いやすい設定 - 通勤手当の確認」で確認し、修正が必要な場合
修正の流れ
- A. 給与明細を未確定に戻す → B. 従業員情報を修正する
- このStep5(5-1〜5-3)では、上記のA〜Bを行います。
修正の手順
- Step5-1. 共通手順(1)
- Step5-2. 間違いの種類別の手順
- Step5-3. 共通手順(2)
共通手順(1)
- (給与明細を確定している場合のみ)下記ページを参照し、給与明細を未確定に戻します。
- (従業員詳細画面にいない場合)
[従業員]メニュー→[従業員情報]を開き、設定を修正したい従業員をクリックします。
- 次のステップを確認します。ご状況に合うステップへ進みましょう。
Step5-2. 間違いの種類別の手順
A. 設定ミスが「年月は合っていて、内容を誤った」場合
- 画面上部の年月ナビゲーションで、変更を適用したい給与支払月を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:給与支払月(2月支払分)は合っていて、内容が誤っていた→ 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[通勤手当]をクリックします。
- 「通勤手当」の[編集]をクリックします。
- 変更したい通勤手当をクリックした上で[編集]をクリックし、修正が必要な項目を変更します。
正しい状態- 一般的に「通勤手当」に該当する内容を正しく設定している
- 通勤手段や支給単位、計算方法、日数などを正しく設定している
- 通勤区間や支給額などを正しく設定している
- 通勤手段や支給単位、計算方法、日数に誤りがある場合、誤っていた通勤手当を削除し、新しく通勤手当を追加します。
-
通勤手当は、自宅ー事業所間の通勤にかかる費用を手当として支給するものです。
- 上記に当てはまる通勤手当は、この通勤手当項目に設定します。
-
交通費は、営業やサービス提供などのための交通機関での移動にかかる費用です。
- 交通費は、「通勤手当」項目では設定しません。
- 通勤手当は所得税が非課税となるため、通勤手当ではない費用を「通勤手当」項目で設定すると、意図せず税逃れとなってしまうことがあります。
- 交通費は会計ソフト等で記帳後に「手当」として設定しましょう。
- なおfreee会計で経費精算した内容は、給与明細に連携して記載できます(freee会計ベーシックプラン以上・freee人事労務スタータープラン以上で利用可能)。
- 交通費は、「通勤手当」項目では設定しません。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
- Step5-3. 共通手順(2)へ進みます。
B. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来よりも遅かった」場合
- 画面上部の年月ナビゲーションで、変更を適用したい給与支払月を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:本来2月支払分からの変更を3月支払分から変更していた → 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[通勤手当]をクリックします。
- 「通勤手当」の[編集]をクリックします。
- [通勤手当を追加]をクリックします。
- 必要な項目を入力します。
正しい状態- 一般的に「通勤手当」に該当する内容を正しく設定している
- 通勤手段や支給単位、計算方法、日数などを正しく設定している
- 通勤区間や支給額などを正しく設定している
- 通勤手段や支給単位、計算方法、日数を誤ると、通勤手当を削除→新しく追加する必要があります。注意して設定を進めます。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
- これで、本来の変更月〜誤って遅く設定した月の前月まで、通勤手当が設定されました。
(もともと遅く設定していた月以降の設定は、当時設定していた内容となります。) - Step5-3. 共通手順(2)へ進みます。
C. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来より早かった」場合
修正の流れ
- 誤って変更した年月の通勤手当を削除する → 本来の変更開始年月の通勤手当を追加する
- この「Step5-2. 間違いの種類別の手順C」で、上記を行います。
- 画面上部の年月ナビゲーションで「1. 誤って変更した年月」を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:本来3月支払分からの変更を2月支払分から変更していた → 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[通勤手当]をクリックします。
- 「通勤手当」の[編集]をクリックします。
- 変更年月を誤っていた手当をクリックした上で[編集]をクリックし、[削除]をクリックします。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
これで「1. 誤って変更した年月」の通勤手当を削除できました。
続いて「2. 本来の変更開始年月」の通勤手当を追加していきます。 - 画面上部の年月ナビゲーションで「2. 本来の変更開始年月」を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:本来3月支払分から変更したい → 3月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[通勤手当]をクリックします。
- [通勤手当を追加]をクリックします。
- 必要な項目を入力します。
正しい状態- 一般的に「通勤手当」に該当する内容を正しく設定している
- 通勤手段や支給単位、計算方法、日数などを正しく設定している
- 通勤区間や支給額などを正しく設定している
- 通勤手段や支給単位、計算方法、日数を誤ると、通勤手当を削除→新しく追加する必要があります。注意して設定を進めます。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
これで「2. 本来の変更開始年月」の通勤手当を追加できました。 - Step5-3. 共通手順(2)へ進みます。
D. 通勤手当の登録漏れがあった場合
- 画面上部の年月ナビゲーションで、変更を適用したい給与支払月を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:2月支払分に通勤手当を追加する → 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[通勤手当]をクリックします。
- 「通勤手当」の[編集]をクリックします。
- [通勤手当を追加]をクリックします。
- 必要な項目を入力します。
正しい状態- 一般的に「通勤手当」に該当する内容を正しく設定している
- 通勤手段や支給単位、計算方法、日数などを正しく設定している
- 通勤区間や支給額などを正しく設定している
- 通勤手段や支給単位、計算方法、日数を誤ると、通勤手当を削除→新しく追加する必要があります。注意して設定を進めます。
ポイント:通勤手当と交通費の違い
-
通勤手当は、自宅ー事業所間の通勤にかかる費用を手当として支給するものです。
- 上記に当てはまる通勤手当は、この通勤手当項目に設定します。
-
交通費は、営業やサービス提供などのための交通機関での移動にかかる費用です。
- 交通費は、「通勤手当」項目では設定しません。
- 通勤手当は所得税が非課税となるため、通勤手当ではない費用を「通勤手当」項目で設定すると、意図せず税逃れとなってしまうことがあります。
- 交通費は会計ソフト等で記帳後に「手当」として設定しましょう。
- 交通費は、「通勤手当」項目では設定しません。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
- Step5-3. 共通手順(2)へ進みます。
Step5-3. 共通手順(2)
通勤手当の修正が完了しました。状況に合わせて、次のステップへ進みます。
ワンポイントメモ
通勤手当相当の内容を誤って「手当」で設定していた場合:「Step6. 手当」の見直しが必要です。
次のステップ
- 1ステップごとに確認→修正している場合(通常はこちら)
- いまいるブラウザのタブを閉じて、元いたチェック編ページの次のステップを確認します。
- 元いたタブを閉じてしまった場合は、確認ステップ一覧 へ進みます。
- ステップをまとめて確認→修正している場合
- 他項目の修正が残っている場合
- 修正ステップ一覧 へ進み、次に修正するステップを確認します。
- 他項目の修正はないが、他の従業員の確認 または 修正が残っている場合
- すべての従業員の従業員情報の修正が完了した場合
- 給与明細で間違いやすい設定 の確認へ進みます。
- 他項目の修正が残っている場合
Step6. 手当の修正
対象:「従業員情報で間違いやすい設定 - 手当の確認」で確認し、修正が必要な場合
修正の流れ
- A. 給与明細を未確定に戻す → B. 手当の作成・修正 → C. 従業員情報の修正
- このStep6(6-1〜6-3)では、上記のA〜Cを行います。
修正の手順
- Step6-1. 共通手順(1)
- Step6-2. 間違いの種類別の手順
- Step6-3. 共通手順(2)
Step6-1. 共通手順(1)
- (給与明細を確定している場合のみ)下記ページを参照し、給与明細を未確定に戻します。
- (手当が未作成の場合や手当を作成し直す場合)下記ページを参照し、手当を作成します。
ポイント
- 手当マスタで「支給頻度」「計算タイプ」「支給タイミング」を誤っている場合、手当の再作成が必要です。
- 手当マスタの「頻度と計算方法」内の項目に誤りがあると、所得税や保険料、割増賃金などの計算に影響が出るため、正しく設定します。
- 詳細は「手当と所得税・社会保険料・割増賃金の関係について」をご参照ください。
- 経費精算額を手当に設定する場合は「freee会計の経費精算機能と連携せずに、給与明細に経費を反映する方法は?」もご参照ください。
ポイント:「手当」項目に設定しない手当・設定する手当- 次の内容は、「手当」項目で設定(作成)しません。
- 割増賃金に当たる手当 → 専用項目で自動計算されます
- 例:残業手当、深夜手当、休日手当
- 通勤手当 → 通勤手当項目で設定します
- 割増賃金に当たる手当 → 専用項目で自動計算されます
- 次の内容は、「手当」項目で設定(作成)します。
- 「手当」以外の項目で設定しない手当
- 例:役職手当、技能手当、住宅手当、家族手当、慶弔金 など
- 経費精算額(freee会計とfreee人事労務を連携していない場合)
- 連携していない場合、交通費などの経費精算額は手当として設定可能です。
- 裁量労働制で1日のみなし労働時間が8時間を超える分の残業代
- 上記の残業代は、専用項目で自動計算されないため、手当で設定します。
- 「手当」以外の項目で設定しない手当
- (従業員詳細画面にいない場合)
[従業員]メニュー→[従業員情報]を開き、設定を修正したい従業員をクリックします。
- 次のステップを確認します。ご状況に合うステップへ進みましょう。
Step6-2. 間違いの種類別の手順
A. 設定ミスが「年月は合っていて、従業員設定時に内容を誤った」場合
- 画面上部の年月ナビゲーションで、変更を適用したい給与支払月を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:給与支払月(2月支払分)は合っていて、内容が誤っていた→ 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[手当]をクリックします。
- 「手当」の[編集]をクリックします。
- 手当の内容を変更します。
正しい状態- 適切な手当を従業員に付与している
- 従業員毎に支給額を変更する場合、正しい金額に設定されている
- 月によって支給額を変更する場合、正しい金額に設定されている
- 従業員や月ごとに支給額の変更が必要な場合は、忘れずに変更します。
- 誤った設定の手当を付与していた場合は、該当の手当の行の右方にある[削除]をクリックし、正しい手当を付与します。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
- Steep6-3. 共通手順(2)へ進みます。
B. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来よりも遅かった」場合
- 画面上部の年月ナビゲーションで、変更を適用したい給与支払月を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:本来2月支払分からの変更を3月支払分から変更していた → 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[手当]をクリックします。
- 「手当」の[編集]をクリックします。
- [手当を付与]をクリックします。
- 適切な手当を選択して、[付与]をクリックします。
- 必要な項目を入力します。
正しい状態- 適切な手当を従業員に付与している
- 従業員毎に支給額を変更する場合、正しい金額に設定されている
- 月によって支給額を変更する場合、正しい金額に設定されている
- 従業員や月ごとに支給額の変更が必要な場合は、忘れずに変更します。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
- これで、本来の変更月〜誤って遅く設定した月の前月まで、手当が設定されました。
(もともと遅く設定していた月以降の設定は、当時設定していた内容となります。) - Step6-3. 共通手順(2)へ進みます。
C. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来より早かった」場合
修正の流れ
- 誤って変更した年月の手当を削除する → 本来の変更開始年月の手当を追加する
- この「Step6-2. 間違いの種類別の手順C」で、上記を行います。
- 画面上部の年月ナビゲーションで「1. 誤って変更した年月」を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:本来3月支払分からの変更を2月支払分から変更していた → 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[手当]をクリックします。
- 「手当」の[編集]をクリックします。
- 変更年月を誤っていた手当の行の右方にある[削除]をクリックします。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
これで「1. 誤って変更した年月」の手当を削除できました。
続いて「2. 本来の変更開始年月」の手当を付与していきます。 - 画面上部の年月ナビゲーションで「2. 本来の変更開始年月」を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:本来3月支払分から変更したい → 3月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[手当]をクリックします。
- 「手当」の[編集]をクリックします。
- [手当を付与]をクリックします。
- 適切な手当を選択して、[付与]をクリックします。
- 必要な項目を入力します。
正しい状態- 適切な手当を従業員に付与している
- 従業員毎に支給額を変更する場合、正しい金額に設定されている
- 月によって支給額を変更する場合、正しい金額に設定されている
- 従業員や月ごとに支給額の変更が必要な場合は、忘れずに変更します。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
これで「2. 本来の変更開始年月」の手当を付与できました。 - Step6-3. 共通手順(2)へ進みます。
D. 従業員への手当の付与漏れの場合、または手当を新たに作成した場合
- 画面上部の年月ナビゲーションで、変更を適用したい給与支払月を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:2月支払分に手当を付与する → 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[手当]をクリックします。
- 「手当」の[編集]をクリックします。
- [手当を付与]をクリックします。
- 適切な手当を選択して、[付与]をクリックします。
- 必要な項目を入力します。
正しい状態- 適切な手当を従業員に付与している
- 従業員毎に支給額を変更する場合、正しい金額に設定されている
- 月によって支給額を変更する場合、正しい金額に設定されている
- 従業員や月ごとに支給額の変更が必要な場合は、忘れずに変更します。
- 誤った設定の手当を付与していた場合は、該当の手当の行の右方にある[削除]をクリックし、正しい手当を付与します。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
- Step6-3. 共通手順(2)へ進みます。
E. 手当の再作成は不要だったがマスタを修正した場合
- マスタ修正により従業員情報の手当の金額の変更が必要な場合
- A. 設定ミスが「年月は合っていて、従業員設定時に内容を誤った」場合 へ進み、修正します。
- 上記に当てはまらない場合(従業員情報の修正が不要な場合)
- Step6-3. 共通手順(2)へ進みます。
Step6-3. 共通手順(2)
手当の修正が完了しました。状況に合わせて、次のステップへ進みます。
ワンポイントメモ
次の場合は、他ステップの見直しも必要です。
- 通勤手当相当の内容を誤って「手当」で設定していた場合:「Step5. 通勤手当」の見直し
- 裁量労働制で、基本給にみなし労働時間内に発生する割増賃金を含めていた場合:「Step3. 基本給と割増賃金」の見直し
次のステップ
- 1ステップごとに確認→修正している場合(通常はこちら)
- いまいるブラウザのタブを閉じて、元いたチェック編ページの次のステップを確認します。
- 元いたタブを閉じてしまった場合は、確認ステップ一覧 へ進みます。
- ステップをまとめて確認→修正している場合
- 他項目の修正が残っている場合
- 修正ステップ一覧 へ進み、次に修正するステップを確認します。
- 他項目の修正はないが、他の従業員の確認 または 修正が残っている場合
- すべての従業員の従業員情報の修正が完了した場合
- 給与明細で間違いやすい設定 の確認へ進みます。
- 他項目の修正が残っている場合
Step7. 控除の修正
対象:「従業員情報で間違いやすい設定 - 控除の確認」で確認し、修正が必要な場合
修正の流れ
- A. 給与明細を未確定に戻す → B. 手当の作成・修正 → C. 従業員情報の修正
- このStep7(7-1〜7-3)では、上記のA〜Cを行います。
修正の手順
- Step7-1. 共通手順(1)
- Step7-2. 間違いの種類別の手順
- Step7-3. 共通手順(2)
Step7-1. 共通手順(1)
- (給与明細を確定している場合のみ)下記ページを参照し、給与明細を未確定に戻します。
- (控除が未作成の場合や控除を作成し直す場合)下記ページを参照し、控除を作成します。
ポイント
- 控除マスタで「控除タイミング」「頻度」を誤っていた場合は、控除の再作成が必要です。
- 控除マスタの「所得税の計算」に誤りがあると、計算結果に影響が出るため正しく設定します。後述の設定例もあわせてご参照ください。
ポイント:「控除」項目に設定しない手当・設定する手当- 次の内容は、「控除」項目に設定しません。
- 社会保険料、雇用保険料、所得税、住民税 → 各専用項目で計算されます
- 次の内容は、「控除」項目に設定します。
- 例:社食代、制服代、社員旅行積立、社宅家賃
- 例:保険料や税の控除額を調整するための金額
ポイント:控除マスタの「所得税の計算」の設定例- 例1. 社宅賃料
- 本来従業員が支払うもののため、従業員の所得と同等とみなす
- →「所得から控除しない」を選択
- 例2. 制服クリーニング代
- 会社都合の「制服クリーニング代」を従業員同意のもとで従業員に一部負担してもらう分を控除する(従業員の所得とみなすと計算結果に不要な影響が出る)
- →「所得から控除する」を選択
- (従業員詳細画面にいない場合)
[従業員]メニュー→[従業員情報]を開き、設定を修正したい従業員をクリックします。
- 次のステップを確認します。ご状況に合うステップへ進みましょう。
Step7-2. 間違いの種類別の手順
A. 設定ミスが「年月は合っていて、従業員設定時に内容を誤った」場合
- 画面上部の年月ナビゲーションで、変更を適用したい給与支払月を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:給与支払月(2月支払分)は合っていて、内容が誤っていた→ 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[控除]をクリックします。
- 「控除」の[編集]をクリックします。
- 控除の内容を変更します。
正しい状態- 適切な控除が従業員に付与されている
- 従業員毎に控除額を設定している場合、正しい金額に設定されている
- 月によって控除額を変更する場合に、正しい金額に設定されている
- 従業員や月ごとに控除額の変更が必要な場合は、忘れずに変更します。
- 誤った設定の控除を付与していた場合は、該当の控除の行の右方にある[削除]をクリックし、正しい手当を付与します。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
- Step7-3. 共通手順(2)へ進みます。
B. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来よりも遅かった」場合
- 画面上部の年月ナビゲーションで、変更を適用したい給与支払月を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:本来2月支払分からの変更を3月支払分から変更していた → 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[控除]をクリックします。
- 「控除」の[編集]をクリックします。
- [控除を付与]をクリックします。
- 適切な控除を選択して、[追加]をクリックします。
- 必要な項目を入力します。
正しい状態- 適切な控除を従業員に付与している
- 従業員毎に控除額を変更する場合、正しい金額に設定されている
- 月によって控除額を変更する場合、正しい金額に設定されている
- 従業員や月ごとに金額の変更が必要な場合は、忘れずに変更します。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
- これで、本来の変更月〜誤って遅く設定した月の前月まで、控除が設定されました。
(遅く設定していた月以降の設定は、当時設定していた内容となります。) - Step7-3. 共通手順(2)へ進みます。
C. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来より早かった」場合
修正の流れ
- 誤って変更した年月の控除を削除する → 本来の変更開始年月の控除を付与する
- この「Step7-2. 間違いの種類別の手順C」で、上記を行います。
- 画面上部の年月ナビゲーションで「1. 誤って変更した年月」を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:本来3月支払分からの変更を2月支払分から変更していた → 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[控除]をクリックします。
- 「控除」の[編集]をクリックします。
- 変更年月を誤っていた控除の行の右方にある[削除]をクリックします。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
これで「1. 誤って変更した年月」の控除を削除できました。
続いて「2. 本来の変更開始年月」の控除を付与していきます。 - 画面上部の年月ナビゲーションで「2. 本来の変更開始年月」を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:本来3月支払分から変更したい → 3月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[控除]をクリックします。
- 「控除」の[編集]をクリックします。
- [控除を付与]をクリックします。
- 適切な控除を選択して、[追加]をクリックします。
- 必要な項目を入力します。
正しい状態- 適切な控除を従業員に付与している
- 従業員毎に控除額を変更する場合、正しい金額に設定されている
- 月によって控除額を変更する場合、正しい金額に設定されている
- 従業員や月ごとに控除額の変更が必要な場合は、忘れずに変更します。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
これで「2. 本来の変更開始年月」の控除を付与できました。 - Step7-3. 共通手順(2)へ進みます。
D. 従業員への控除の付与漏れの場合、または控除を新たに作成した場合
- 画面上部の年月ナビゲーションで、変更を適用したい給与支払月を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:2月支払分に控除を付与する → 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[控除]をクリックします。
- 「控除」の[編集]をクリックします。
- [控除を付与]をクリックします。
- 適切な控除を選択して、[追加]をクリックします。
- 必要情報を入力します。
正しい状態- 適切な控除を従業員に付与している
- 従業員毎に控除額を変更する場合、正しい金額に設定されている
- 月によって控除額を変更する場合、正しい金額に設定されている
- 従業員や月ごとに控除額の変更が必要な場合は、忘れずに変更します。
- 誤った設定の控除を付与していた場合は、該当の控除の行の右方にある[削除]をクリックし、正しい手当を付与します。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
- Step7-3. 共通手順(2)へ進みます。
E. 控除の再作成は不要だったがマスタを修正した場合
- マスタ修正により従業員情報の控除の金額の変更が必要な場合
- A. 設定ミスが「年月は合っていて、従業員設定時に内容を誤った」場合 へ進み、修正します。
- 上記に当てはまらない場合(従業員情報の修正が不要な場合)
- Step7-3. 共通手順(2)へ進みます。
Step7-3. 共通手順(2)
控除の修正が完了しました。状況に合わせて、次のステップへ進みます。
次のステップ
- 1ステップごとに確認→修正している場合(通常はこちら)
- いまいるブラウザのタブを閉じて、元いたチェック編ページの次のステップを確認します。
- 元いたタブを閉じてしまった場合は、確認ステップ一覧 へ進みます。
- ステップをまとめて確認→修正している場合
- 他項目の修正が残っている場合
- 修正ステップ一覧 へ進み、次に修正するステップを確認します。
- 他項目の修正はないが、他の従業員の確認 または 修正が残っている場合
- すべての従業員の従業員情報の修正が完了した場合
- 給与明細で間違いやすい設定 の確認へ進みます。
- 他項目の修正が残っている場合