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freee for Salesforceの「請求書作成」タブでは、複数のレコードを選択し一括して請求書発行を行うことができます。一括発行は非同期の処理となっており、完了すると結果がメールで送信されます。
目次
【事前準備】「帳票・取引作成」タブが「freee」アプリで表示されない場合
freee for Salesforceを2018年7月(v1.15)以前からお使いの環境でv1.16以降へとアップデートした場合、「freee」アプリに「請求書作成」タブを手動で追加する必要があります。
アプリケーションへのタブの追加は、「【freee for Salesforce】アプリに表示されるタブの設定方法について」のヘルプページの手順で追加できます。
「帳票・取引作成」タブでできること
「帳票・取引作成」タブでは下記のことが行えます。他の画面でもfreee会計への見積書・請求書の連携は行えますが、レコードを合算しての連携はこの画面でのみ可能となっています。
- 見積書・請求書の作成元となるオブジェクトのレコードの表示・検索
※ 表示するカラムを「freee請求オブジェクト設定」の「請求書作成タブ用の設定」にて7つまでカスタマイズできます - 見積書・請求書の作成
- 単一レコードからの作成、合算での作成、双方が可能です
- 請求書の一括作成
請求書の一括作成のための設定を行う
1. 一括作成を利用するユーザーのプロファイルにカスタム権限を付与します
(※ v1.22以降のfreee for Salesforceを手動でインストールし、「管理者のみのインストール」を実施している場合、既に「システム管理者」にはカスタム権限が付与されています)
- 設定 > ユーザ > プロファイル から、請求書の一括発行を行うユーザのプロファイル名をクリックします。
- 画面下部の「有効になっているカスタム権限」欄の「編集」をクリックします。
- 「freee for Salesforce 請求書一括送信」を選択、追加「▶」ボタンをクリックして右側の欄に移動させます。
- 「保存」をクリックします。
2. 合算作成時のデフォルト設定を行います
- 「freee管理」アプリの「freee請求書設定・マスター管理」を開きます。
- 「一括請求」の欄で、freeeに請求書を送信する際のステータスのデフォルトを設定します。(Salesforce側で予め内容を確認した上で作成する場合は、後工程をひとつ省略できるよう「発行済」がおすすめです。)
※ freee会計側で複数の請求書を選択して「取引作成」をすることで、複数の下書きの請求書を「発行済」に変換することも可能です - 「設定保存」をクリックします。
3. 合算作成処理をする際に、どの粒度で請求書1枚を作成するかを設定します
- 「freee管理」アプリの「freee請求オブジェクト設定」を開きます。
- 編集をしたい設定の編集画面を開きます。
- 「一括請求書作成設定」タブを開きます。
- 一括処理の対象とした際に、「このフィールドが同じであれば1枚の請求書にまとめる」という条件を追加していきます。(※ ここでの設定によらず、「freee取引先設定」にて設定してあるfreee会計側の取引先が同一でないものは合算できません)
例えば、「取引先、請求先住所、請求月が同じであれば1枚にまとめる」、といった設定を行うことができます。設定を実施していない場合は、レコード毎にfreeeに請求書が送信されます。 - 「保存」をクリックします。
4. デフォルト事業所参照フィールド API参照名を指定して保存します。
複数事業所を連携している場合この設定は必須です。設定されていない場合、請求書作成はエラーとなります。
※ 設定にはカスタムフィールドの追加が必要です。
Salesforceからfreeeへ一括して請求情報を連携する
- 「請求書作成」タブを開き、画面右上のフィルタから請求書を発行可能な状態のレコードに絞り込みます。
※ 「freee請求オブジェクト設定」にてカラムを追加している場合、そのフィールドについてもフィルタを適用できます。 - 見出し行のチェックボックスをクリックし、請求書を作成したいレコードを一括選択します。(予め、「freee取引先設定」でSalesforceの取引先とfreee会計の取引先が関連付けてある必要があります。)
- 画面下の「請求書を一括作成」ボタンをクリックします。
- 合算作成する際の請求書の表示等についてのモーダルウィンドウが表示されるため、内容を確認し「請求書一括作成を開始」ボタンをクリックします。
※ 「発行済み」ステータスで送信する場合、合計金額が0円の請求書はfreeeに送信できません。 - 一括作成処理は非同期処理であるため、一定の時間がかかります。処理が完了すると、結果についてメールでログが送信されます。
以上で請求書の一括発行は完了です。
参考:請求書発行のログを残す
「【freee for Salesforce】 商談に請求書発行のログを残すためのフィールドを用意する」の手順で、書類の発行時に発行元となったレコードへ記録を残すことができます。