本ページでは、PDFインポート機能(β版)のご利用方法について説明します。
PDFインポート機能(β版) は、freee以外の基幹・販売管理システムから出力した帳票PDFの分割・送付を可能にする機能です。
全取引先の帳票データが1つのPDFファイルでまとまって出力される場合でも、freee請求書で分割し取り込むことができます。
本機能は、freee請求書の帳票類作成権限があるメンバーが利用できます。詳しくは「メンバーの招待方法と権限管理」をご確認ください。
帳票を月100件以上メール送付される場合
メール送付にかかる送信単価をまとめて購入してお得な「まとめ割プラン」の提供がスタートしました。
詳しくは「freee請求書 まとめ割(旧バルク)料金プラン概要資料」をご覧ください。
-
対応している帳票種別について:
現時点で、PDFインポートできる帳票は請求書、納品書、支払通知書のみです。 -
電子帳簿保存法の訂正・削除要件について:
現状のPDFインポート機能には、ファイルボックスの改訂のような機能はありません。
電子帳簿保存法の訂正・削除要件を守るためには、誤ったものを取り消した上で、正しいファイルを再度インポートしてください。
また、最新版の正しい帳票がわかるようメモを残すことを社内ルールとして定めた上で、再度インポートしたものが正である記録を社内メモ機能などに残す必要があります。
社内ルールの整備については「電子帳簿保存法の開始準備をする」をご覧ください。
目次
推奨環境
ディスプレイサイズについては、1,440ピクセル×900ピクセル以上の解像度を推奨します。これ以下の解像度では表示領域が狭くなる等、快適にご利用できない可能性があります。
帳票PDFを分割する
PDFファイルを分割する手順は以下の通りです。
Step1. PDFインポート機能(β版)に遷移する
- 帳票の一覧画面の[作成済み○○PDFインポート]ボタンをクリックします。
- [新規インポート(β)]タブをクリックします。
- PDFインポートβ版のご利用に関する説明を確認の上、[同意する]ボタンをクリックします。
Step2. ファイルをアップロードする
分割したいPDFファイルをアップロードします。
- [PDFファイルを分割する]ボタンをクリックします。
- [ファイル分割]ボタンをクリックします。
- 分割したいPDFファイルをアップロードします。
アップロード可能なファイル
- PDF形式のファイル(拡張子が「.pdf」)
- ファイルサイズ 30MB 以下
- 5,000ページ 以内
- 画像ファイルではない
- アウトライン化されていない
- パスワードで保護されていない
- 「分割可能なファイルです」と表示されたことを確認し、[次へ]ボタンをクリックします。
Step3. ファイルの分割設定をする
ファイルを分割する設定を行います。
- 画面右の「キーワードの抽出」から、各項目の鉛筆マークをクリックします。
- キーワード抽出の対象となる範囲をマウスで選択します。
文字数や桁数が長くなることを想定し、やや広めに範囲を選択することを推奨します。
- キーワードの抽出が完了したら、「抽出したキーワードの確認」をクリックします。
- 選択範囲で指定し読み取った内容が「抽出されたデータ」に表示されるため、意図した値が抽出されているか確認します。
- [オプション]をクリックすると、抽出されたデータの置換や空白時の扱いを設定することができます。
例:「御中」を空白文字に置換する
- [加工した値]をクリックすると、[オプション]での設定内容の反映を確認することができます。
- 「分割ルール」で「キーワードで分割」を選択します。
- 「分割に利用するキーワード」をクリックし、分割の単位となるキーワードにチェックを入れます。
- 分割のための設定が完了したら、[次へ]ボタンをクリックします。
Step4. プレビューの確認・分割実行
分割実行前にプレビューを確認します。
- プレビューを確認し、分割したい単位で分割されることを確認します。分割件数が表示されるため、件数が合っていることも併せて確認します。
- 分割内容が合っている場合は[分割を開始]ボタンをクリックします。分割を修正したい場合は、[前へ]ボタンをクリックすると、分割設定画面に戻り、設定を修正することができます。
- 確認画面で内容を入力後、[分割開始]ボタンをクリックします。
分割作業にタイトルとメモを残すことができます。分割設定を保存しておくと、次回以降に設定を使い回すことができます。
※「作業タイトル」は必須項目です。(例: 2024年7月31日締め請求分)
Step5. 分割後のファイルのダウンロード
分割処理が完了すると、分割後のファイルをダウンロードできるようになります。
- 「PDFの分割」画面の「作業履歴」でステータスが「完了」となったら、ダウンロードしたい作業履歴の行をクリックします。
分割処理には時間がかかることがあります。数分程度待ってから再度アクセスし、ステータスが「完了」に変更されることをご確認ください。
- 件数の左のチェックボックスをクリックし、すべてのファイルを選択します。
[ダウンロード] ボタンが表示されるため、クリックします。 - ファイルはZIP形式でダウンロードされるので、ZIPを解凍します。
分割結果をダウンロードしたPDFは、「請求日__請求書番号__取引先名称・コード__合計金額.pdf」というファイル名になっています。
ファイル名の取引日付、請求書番号、取引先名称・コード、合計金額が正しい値であることを確認してください。また、ファイル名は拡張子(.pdf)含めて255文字以内としてください。
分割後のPDFをインポートする
分割後のPDFファイルをインポートします。
- [ファイルを選択] ボタンをクリックします。
- ダウンロード・ZIP解凍したファイルを選択し、アップロードします。
- インポートが完了したら、[次のステップへ]ボタンをクリックします。
- インポートするファイルを確認の上、問題なければ[インポートを実行する]ボタンをクリックします。
PDFインポートβ版で作成した請求書を確認する
インポートした帳票の確認方法については、「インポートした帳票を確認する」をご覧ください。
PDFインポートβ版で作成した請求書から取引連携する
PDFインポートβ版で作成した帳票から取引を登録する場合、下記事項にご注意ください。
- 帳票の金額・税率が意図しない値に設定される可能性が高いため、取引登録前に手動修正が必要です。
- 帳票上の合計金額を元に取引が登録されます。
明細行単位での取引登録を行いたい場合は、既存のPDFインポート機能をご利用ください。詳しくは「帳票のPDFをインポートする」をご覧ください。
利用料金について
PDFインポート経由で作成された帳票をメール送付する場合は、1件あたり95円(税抜)が基本料金とは別に発生します。郵送代行は通常と同じく、1件あたり210円(税抜)〜となります。郵送代行については「帳票の郵送代行サービスについて - 料金とお支払いについて」を参照ください。
「メール送付」をクリックすると、料金の発生となります。再送の場合でも、追加で料金が発生するため、送付間違いにはご注意ください。
お支払い方法は、基本料金の支払方法と同じになります。末日締めで翌月中旬に請求が発生します。請求書払いの場合は毎月11日頃に請求書が発行され、クレジットカード払いの場合は毎月15日頃に決済されます。
データフォーマットについて
抽出されるデータについて、対応しているフォーマットは下記の通りです。
それ以外のフォーマットに関しては、データ抽出ができないためご注意ください。
対応している日付フォーマット
- 2024-01-01
- 2024-1-1
- 20240101
- R6-01-01
- R60101
- R6-1-1
- 令和6-01-01
- 令和60101
- 令和6-1-1
- 令6-01-01
- 令60101
- 令6-1-1
※数字の部分は全角数字、漢数字どちらも対応しています。
例:二〇二四-〇一-〇一
※「-(ハイフン)」 の部分は数字以外の文字であれば代替可能です。
例:2024/01/01、2024/1/1
対応している金額フォーマット
- 1000
- -1234.567
- 二一〇二
- −二千百二.〇九八
対応している帳票番号、取引先名称・コード
「__ (アンダーバー/アンダースコア)」が2つ含まれなければ制限はありません。