対象プラン
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法人プラン | ミニマム | ✓ベーシック | ✓プロフェッショナル | ✓エンタープライズ |
個人プラン | スターター | ✓スタンダード | ✓プレミアム |
未払の状況(買掛金の一覧)は「支払管理レポート」から確認できますが、そのデータをインターネットバンキング(IB)に連携することで、そのまま銀行振込ができます。
これにより、簡単に振込業務を完了できます。
目次
- 0. 振込データ連携機能の概要
- 1. 取引先の口座設定・振込元口座の設定を行う
- 2. 未決済の支出取引の登録する
- 3(a) 振込データをインターネットバンキングに直接送信する
- 3(b) 一括振込ファイルを作成してインターネットバンキングに取り込む
- 参考:振込状況のステータス表示について
- 参考:一括振込ファイルの出力履歴を確認する
- 参考:先方負担手数料について
- 参考:一括振込ファイルによる消し込み
0.振込データ連携機能の概要
振込データの連携機能では、会計freee上の買掛金や取引先の情報をIBに連携することで、振込依頼書を手で作成せずに振込を完了できます。
また、複数の仕入先等(指定口座)への振込を一括して行うこと(一括振込・総合振込)ができます。
振込データ連携を利用できるプラン・権限は以下の通りです。ご確認ください。
- 振込依頼機能(支払管理レポート)を利用できるプラン(個人・スタンダードプラン以上 / 法人・ベーシックプラン以上)
- [管理者権限]が付与されているユーザー
必要な事前準備と機能概要
連携方法 | 会計freeeからIBに振込データを直接送信する方法 | 振込用のファイルを作成後、 ご自身の操作でIBにファイルを取り込む方法 |
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利用できるfreeeのプラン | 法人:ベーシック・プロフェッショナル・エンタープライズ 個人:スタンダード・プレミアム ※ 振込元口座の設定・支払手数料の当方/先方負担の選択可能なプランは法人:プロフェッショナル・エンタープライズのみ |
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事前準備 |
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操作概要 | 1. 取引先の口座設定・振込元口座の設定を行う 2. 未決済の支出取引の登録をする |
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3(a) 振込データをインターネットバンキング(IB)に直接送信する | 3(b) 一括振込ファイルを作成してインターネットバンキング(IB)に取り込む |
※ 法人プランにおいて、ジャパンネット銀行のワンタイム口座で利用可能な機能はプランによって異なります。 詳細は会計freee 法人事業所向けプラン内容変更について(2020年2月より改定)をご覧ください。
1.取引先の口座設定・振込元口座の設定を行う
取引先ごとの口座設定を行う
[設定]→[取引先の設定]から取引先ごとに、[取引先の口座情報]を設定します。
取引先ごとに振込元口座の設定を行う
同じく、取引先ごとに[支払設定] で[振込元口座]の設定を行います。
- 法人プラン:プロフェッショナルプラン以上のみ設定可能
- 3(b)一括振込ファイルを作成してインターネットバンキングに取り込む場合に設定内容の使用可能
このとき、手数料を先方負担・当方負担にどちらにするかを選択します。
- 先方負担・当方負担の設定方法詳細は取引先ごとに締め日・支払日・振込手数料を設定するをご覧ください。
- 一括振込ファイル用の口座情報(手数料金額等)は[口座の設定]で事前に設定できます。
※ 取引先の登録、その他の項目の設定方法は取引先を登録するをご覧ください。
2.未決済の支出取引の登録する
振込データ(金額)の元となる、未決済の支出取引を登録します。登録の際、[取引先]の指定を行ってください。
※ 未決済取引の登録手順は未決済の取引を登録する・消し込む(売掛金・買掛金など)をご参考ください。
3(a)振込データをインターネットバンキングに直接送信する
会計freeeからインターネットバンキングに対し、振込データを直接送信する方法です。
1.[レポート]→[支払管理レポート]を開きます。
2.[債務一覧]タブを開き、一括振込ファイルを作成したい取引をチェックボックスで選択し、[一括操作]ボタンから[インターネットバンキングから振込]をクリックします。
※ 「集計表示」項目にて「取引先」または「決済期日」を選択している場合、集計された「取引先 : ○○」または「決済期日 : ○○」のチェックボックスにチェックを入れると、それぞれの単位(取引先ごと / 決済期日ごと)で取引を選択することができます。
3.振込データに落とし込む取引先・金額の一覧が表示されますので、問題なければ[次へ]をクリックします。
4.振込元の口座情報は、口座をfreeeに登録して同期設定を行うことで自動で取得されますので、初回のみ「依頼人名(カナ)」を入力します。依頼人名は、振込元の口座の名義を入力すれば構いません。
※ 三菱UFJ銀行の場合にはインターネットバンキング(BizSTATION)の設定次第では自動で取得・登録できるケースもあります。その場合には依頼人名の入力は不要です。
※ 「振込元口座」の一覧には非表示状態の口座は表示されません。非表示状態の口座を使用する場合は再表示してください(詳しくはこちら)
5.複数の取引先を選択した場合は、銀行に応じて以下の通りとなります。
※ 表示される画面が変わります。
利用する銀行 | 仕様・操作手順 |
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住信SBIネット銀行 |
最大10件までの取引先へお振込みいただけます(以下条件に該当する場合を除く)。
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三菱UFJ銀行 | 最大10件までの取引先へお振込みいただけます。 事前に10件以上選択されている場合、10件以下に絞り込むための確認画面が表示されます。 |
ジャパンネット銀行 | 最大5件までの取引先へお振込みいただけます。 振込内容の確認画面が表示されますので、[振込実行]ボタンをクリックして振込を実行します。複数の振込がある場合、この画面内で連続して振込を実行できます。 (ジャパンネット銀行については、ジャパンネット銀行の振込連携機能を使用するもご覧ください) ![]() ジャパンネット銀行からの振込は、24時間365日 順次入金されます。 ※ 振込先の金融機関が全銀システム24時間化に対応している場合に限ります。詳しくは振込先金融機関のホームページ等でご確認ください。 ※ 振込日を当日に指定している場合に限ります。 ※振込実行のステータスが「失敗」の表示となった場合は、振込処理が正しく終了しなかった可能性があります。振込先金融機関のホームページ等から振込状況をご確認ください。 |
6. 振込先として、振込先口座を設定していない取引先を選択した場合は、口座情報を入力します。
- 入力が必要なのは、金融機関コード・支店番号・口座種別・口座番号・受取人名です。
- 金融機関コードからは銀行名が、支店番号からは支店名が自動で入力されます。
7. 振込データの内容を確認し、問題なければ[振込依頼]ボタンをクリックします。
(以下の画像は住信SBIネット銀行のものとなります。三菱UFJ銀行の場合には、「一括振込依頼が可能です」というメッセージは表示されません。)
8. 振込依頼を確定します。操作手順は、銀行により異なります。
利用する銀行 | 仕様・操作手順 |
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住信SBIネット銀行 | 住信SBIネット銀行の画面へ遷移した場合は、インターネットバンキングにログインし、振込を確定します。 住信SBIネット銀行の振込手順などの詳細は、同銀行のヘルプ・Q&Aをご覧ください。 |
三菱UFJ銀行 | 三菱UFJ銀行の場合には、freeeで行うのは振込依頼データの送信のみとなり、「振込依頼」ボタン後で操作は終了となります。 振込依頼後はBiz station側での操作となります。詳細は同銀行のこちらのQ&Aをご覧ください。 |
ジャパンネット銀行 | 先述の[振込実行]ボタンをクリックした時点で振込依頼は確定しているので、確定の操作を別途行う必要はありません。 |
9. 振込データの送信が終わると、支払管理レポート上のステータス(振込状況)が更新されます。振込状況を確認したい場合は、ステータス表示のプルダウンから[IB振込]を選択すると確認することができます。
※ 振込が成功した取引の金額や取引先は変更できません。
10. 最後に、以下のいずれかの方法で決済を登録します。
- 「自動で経理」をご利用でない場合は、取引の一覧から手動で決済を登録します。(詳しい手順はこちら)
- 「自動で経理」をご利用の場合は、振込後に取り込まれる出金明細から決済を登録します。(詳しい手順はこちら)
3(b)一括振込ファイルを作成してインターネットバンキングに取り込む
会計freeeから一括振込ファイルを作成(出力)し、その後インターネットバンキングからファイルを取り込み操作をし、取得する方法です。
ここでは、会計freeeから一括振込ファイルの作成(出力)方法までを説明します。
1. [レポート]→[支払管理レポート]を開きます。
2. [債務一覧]タブを開き、一括振込ファイルを作成したい取引をチェックボックスで選択し、[一括操作]ボタンから[一括振込ファイルを作成する]をクリックします。
※ 「集計表示」項目にて「取引先」または「決済期日」を選択している場合、それぞれ「取引先 : ○○」または「決済期日 : ○○」のチェックボックスにチェックを入れると、それぞれの単位(取引先ごと / 決済期日ごと)で取引を選択することができます。
3. 一括振込ファイルを作成する取引先・金額の一覧が表示されますので、問題なければ[次へ]をクリックします。
4. 振込に利用する口座情報を入力します。
- 委託者コード:総合振込のサービス申し込み時に銀行から通知された番号
- 委託者名:振込されるお客様の会社名や口座名義
- 支店番号:銀行の支店番号
- 口座番号:銀行の口座番号
5. (※法人プラン:プロフェショナルプラン以上のみ設定可能)手数料が先方負担の場合、[取引先の設定]で[先方負担]の選択をしておきます。振込手数料の金額を設定します。
6. 振込先口座を設定していない取引先がある場合は、その口座情報を入力します。
7. 一括振込ファイルの内容を確認し問題なければ、「引き落とし日(銀行営業日)」を設定後、「一括振込ファイルの形式」から出力ファイルのフォーマットを選択して[作成]ボタンをクリックします。
なお、ご利用のインターネットバンキングにより利用できるフォーマットは異なりますのでご注意ください。
freeeからダウンロードできるフォーマットは以下のとおりです。
- 全銀協フォーマット (テキスト形式)
- 全銀協フォーマット (テキスト形式・改行あり)
- 全銀協フォーマット (CSV形式)
- 全銀協フォーマット (ジャパンネット銀行)
8. 一括振込ファイルの作成が開始されます。
作成されたファイルは[一括振込ファイル出力履歴]をクリックすることでダウンロードすることができます。最後に「ファイル作成後の取引の扱い」を選択して[完了]します。
項目名 | 取引の扱い | 留意点 |
---|---|---|
振込済に変更する |
※1:「振込済み」ステータスの状態で再度「インターネットバンキングから振込」または「一括振込ファイルを作成する」を実行しようとすると、二重振込の恐れがある旨アラートが表示されます。 |
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決済を作成する |
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※2:一括振込ファイル作成と同時に取引は「決済」が登録されています。実際に振込が実行され、後から「自動で経理」に取得される出金明細は不要となるため「無視」する必要があります。 |
9. 振込データの送信が終わると、支払管理レポート上のステータス(振込状況)が更新されます。振込状況を確認したい場合は、ステータス表示のプルダウンから[一括振込]を選択すると確認することができます。
10.支払管理レポートの右上から、[↑↓エクスポート]ボタンをクリックし、[一括振込ファイル出力履歴]を開きます。出力したファイルをダウンロードし、銀行にアップロードしてください。設定をすると、実際の振込は指定の期日に行われます。
詳細は参考:一括振込ファイルの出力履歴を確認するをご覧ください。
※ 具体的なアップロード手順は金融機関側にご確認ください。
※ 例えば、三菱UFJ銀行の場合は、BizSTATIONにログインし、「全銀ファイルから取り込む」をクリックします。(詳細はこちら)
ジャパンネット銀行からの振込は、24時間365日 順次入金されます。
※ 振込先の金融機関が全銀システム24時間化に対応している場合に限ります。詳しくは振込先金融機関のホームページ等でご確認ください。
※ 振込日を当日に指定している場合に限ります。
11. (手順8にて「振込済に変更する」を選択した場合)振込設定が終わり振り込みが完了したら、会計freeeにて決済を登録します。
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「自動で経理」をご利用でない場合
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今回振込を行なった未決済取引は[取引]メニュー → [取引の一覧・登録]から手動にて決済を登録します。
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「自動で経理」をご利用の場合
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今回振込を行なった出金明細は「未決済取引の消し込み」タブから消し込みを行います。
※ 総合振込を行った場合、振込時に取り込まれる出金明細は、総合振込の合計金額が記載された1件の明細になっていますのでご注意ください。
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参考:振込状況のステータス表示について
一括振込、またはIB振込を行う際の会計freee上に表示される「振込状況」ステータス表示の意味は以下のとおりです。
【振込状況のステータス表示の説明】
項目名 |
詳細 |
---|---|
未依頼 |
一括振込を依頼していない状態となります。 |
振込済 |
一括振込ファイルの作成中画面に表示される「ファイル作成後の取引の扱い」にて、「振込済に変更する」を選択することにより、振込状況ステータスは「振込済」となります。 |
依頼中 |
インターネットバンキングへ振込依頼中となります。 |
依頼完了 |
インターネットバンキングへ振込依頼完了した状態となります。 |
キャンセル |
インターネットバンキングへ振込依頼キャンセルをした状態となります。 |
振込成功 |
インターネットバンキングへ振込を成功した状態となります。 |
振込失敗 |
インターネットバンキングへ振込を失敗した状態となります。 |
組戻済 |
振込手続き完了後に取消を依頼し、無事組み戻された状態となります。 |
参考:一括振込ファイルの出力履歴を確認する
一括振込ファイルは、作成後履歴を確認できます。
また、履歴からダウンロードファイルのリンクを開くことも可能です。
1. [レポート]→[支払管理レポート]を開き、画面右上の[エクスポート]をクリックします。
2. [一括振込ファイル出力履歴]を選択します。
3. 一括振込ファイルに関する各種情報の確認や、ファイルのダウンロード、一括振込ファイルを作成した対象の取引確認を行うことができます。
項目名 | 詳細 |
---|---|
出力日 | 一括振込ファイルが出力された日付が表示されます。 |
振込日 | 一括振込ファイル作成時に振込日として指定した日付が表示されます。 |
ファイル名 | 一括振込ファイルのファイル名が表示されます。 リンクをクリックするとファイルのダウンロードを行うことができます。 |
振込元口座名 | 振込元として指定した口座名が表示されます。 |
振込金額 | 一括振込ファイルごとの振込金額合計(先方負担手数料利用の場合は当該金額を差し引きした金額)が表示されます。 |
取引件数 | 一括振込ファイルに含まれる取引件数が表示されます。 リンクをクリックすると、一括振込ファイルに紐づく取引詳細を確認することができます。 |
ステータス | 一括振込ファイルのステータスが表示されます。 |
※ 出力した一括振込ファイルを削除する場合は、削除対象ファイルのチェックボックスにチェックを入れ、[一括操作]ボタンから[一括削除]をクリックします。このとき、一括振込ファイルに紐づく「振込済み」ステータスも同時に削除される点にご注意ください。
参考:先方負担手数料について
- 取引先ごとに先方負担手数料の金額設定をする場合は、金額の閾値等を事前に金融機関に確認してください。
- 手数料の引き落としが翌月以降にずれる契約の場合、支払総額で消し込みを行うと帳簿残高にズレが生じますので[□決済を作成する]にチェックを入れた一括決済はお控えください。(詳細は 一括決済時に気をつけること をご覧ください)。
参考:一括振込ファイルによる消し込み
一括振込ファイルを「振込済」ステータスで出力した場合、一括振込した取引を一度に消し込み推測することができます。
一括振込をした出金明細から[未決済取引の消し込み]タブを選択すると、自動推測がはたらき一括振込に含まれる取引を自動選択します。あとは、消し込み内容に問題がないことを確認し、[登録(Ctrl + Enter)]ボタンをクリックすると、一度に複数取引の消し込みが完了します。
また、先方負担手数料が含まれる一括振込ファイルの場合も、差額分を収入の「支払手数料」として自動推測します。
こちらの機能は、動画「 消込機能がもっと便利になりました | freee(フリー) 」でも紹介しておりますのであわせてご覧下さい。(動画公開2020年9月8日時点の情報となります。)