freeeの「ファイルボックス」機能は、領収書や請求書をfreeeに取り込むことで、煩雑だった各種作業を効率化します。紙の書類もデータで受け取った書類も、簡単に取り込むことができます。
ここでは、メールで送られた書類データや、パソコンに取り込んだ画像データを取り込む方法をご紹介します。
目次
ファイルボックスに取り込めるファイル
ファイルボックスでは、以下の形式のファイルを取り込めます。
- 各種画像ファイル(JPEG、GIF、PNGなど)
- PDFファイル
- Excelファイル
- CSVファイル
- Wordファイル
上記のうち、OCRによる推測が可能なファイル形式は以下となります。
OCRに推測機能については「OCRによる入力内容の推測機能」をご覧ください。
- 各種画像ファイル(JPEG、PNG)
- PDFファイル
画像ファイルについては、複数の書類がまとめて入ったファイルを分割するよう設定できます。詳しくは「複数のレシート類を取り込む際のポイント」をご参照ください。
なお、ファイルボックスの操作画面上で内容が確認できるファイルは画像ファイル、PDF形式です。
CSVやExcelファイルはご利用のパソコンの上にダウンロードして内容の確認を行ってください。
Web版 freee会計で取り込む
1枚ずつアップロードする場合
- [取引]メニュー →[ファイルボックス]を開きます。
- [ファイルを選択]ボタンからファイルを選択し、アップロードします。
- 「項目の内容を指定する」にチェックを入れた後に表示されるメモ欄に内容を入力すると、ファイルにメモを残すことができます。
- 複数のレシートが1枚の画像に入っている場合、「画像内の複数レシートを分割する」にチェックを入れると、自動で画像を分割して複数のファイルとして取り込みます。
※ 電子帳簿保存モードがONでもこの機能は利用できます。詳しくは 「複数のレシート類を取り込む際のポイント」をご覧ください。
- 取り込んだファイルを帳簿付けします。
詳しくは「取り込んだレシート類を帳簿付けする」をご覧ください。
ファイルをアップロードする際に[項目の内容を指定する]をチェックすると、あらかじめ書類の種類や適格請求書に該当するか否かなどの項目を指定できます。
まとめてアップロードする場合
- [取引]メニュー →[ファイルボックス]を開きます。
- 複数のレシートが1枚の画像に入っている場合、画面上部の「画像内の複数レシートを分割する」にチェックを入れると、自動で画像を分割して複数のファイルとして取り込みます。
また、複数ページあるPDFファイルをアップロードする場合、画面上部の「PDFのページを分割する」にチェックを入れると、1ページずつ分割して保存します。
詳しくは 「複数のレシート類を取り込む際のポイント」をご覧ください。
- 画面に直接ファイルをドラッグ&ドロップして、まとめてファイルをアップロードします。
- ドラッグ&ドロップで同時にアップロードできるファイル数は、80枚までです。
- 1つの事業所が1分間にアップロードできるファイル数は、Web版・モバイル版で合計100枚までです。(Dropbox、メール転送、ScanSnap Cloud経由でのアップロードでは上限はありません)
- 取り込んだファイルを帳簿付けします。
詳しくは「取り込んだレシート類を帳簿付けする」をご覧ください。
iOS版 freee会計で取り込む
iOS版 freee会計では、他のアプリで開いたファイルをfreeeのファイルボックスに転送することができます。
※ iOS版 freee会計のVer.2.1.1以降、iOS7以降をご利用の場合
Gmailから取り込む
Gmailで受け取った書類データをfreeeのファイルボックスに直接取り込めます。
Google ドライブから取り込む
Google ドライブで共有された書類を、freeeのファイルボックスに直接取り込めます。
受け取ったメールを転送して取り込む
請求書のデータが添付されたメールを専用のアドレスに転送することで、添付ファイルをファイルボックスに直接取り込むことができます。
なお、複数の添付ファイルを転送すると、まとめてファイルボックスに取り込むことができます。
メール転送による取り込みの手順
- 転送機能を利用するメールアドレスがfreee会計のメンバーとして登録されている(かつファイルの作成権限がある)かどうかを確認し、未登録の場合は管理者に招待してもらいます。メンバー招待の詳細は「freee会計のメンバー招待・権限 」をご覧ください。
- [取引]メニュー →[ファイルボックス]を開き、画面右上の[ファイル設定]ボタン →[メールでfreeeにファイルを送る]をクリックします。
- 事業所に割り当てられたファイル登録用のメールアドレスが表示されますので、[アドレスをコピー]をクリックします。
- メールソフトを開き、請求書などが添付されたメールを開きます。
- 開いたメールの転送画面を開いたら、2でコピーしたアドレスを宛先欄に貼り付けて転送します。
- 以上で登録は完了です。freeeのファイルボックス画面を開き、書類データが取り込まれていることを確認します。
送信者(転送者)の情報を基に請求書がファイルボックスに登録されます。メール転送機能を利用してファイルを登録された場合、ファイルの補足情報「メモ」欄に 「メールからの登録」という文言が自動で入ります。後から当該機能を利用したファイルを特定/検索することが可能です。
メール転送で取り込む際の注意事項
本機能は、以下の条件を満たしている場合に利用することができます。
基本的には特別な設定をせずにご利用いただけますが、もし正しくファイルが登録されなかった場合は下表をご参照ください。
利用可能条件 | 条件を満たさない場合の通知 |
---|---|
メールの転送元のアドレスがfreee会計のメンバーとして登録されており、ファイルの作成権限が付与されていること | エラー通知なし |
メール全体の容量が30MB未満であること | 転送者本人にエラーメールが届く |
(スタータープランをご利用の場合) ファイル登録の上限数を超えていないこと |
管理者にファイルが登録できなかった旨の通知メールが届く |