freeeの勘定科目テンプレートや「Excelインポート」を活用して、医業のバックオフィス効率化をスムーズにすすめていきましょう。
目次
病院・クリニックにおける freee会計 の活用例
勘定科目・補助科目テンプレートで記帳の準備をしましょう
まずは、医業向け勘定科目・補助科目(取引先・品目)テンプレートを用いて「医療用機械備品」や「衛生管理費」といった医業特有の項目をまとめて設定しましょう。(勘定科目インポートについての詳細は「 勘定科目をエクスポート・インポートする 」をご覧ください)
- 法人向け
- 個人事業主向け
- 法人・個人共通
※ freeeに未決済の取引を登録した場合の相手勘定を「医業未収金」等とする場合は、一度勘定科目をインポートしたのち、[設定]メニュー →[勘定科目の設定]から設定を変更してください(詳細は「 勘定科目の設定・追加を行う - 未決済取引の相手勘定科目を設定する 」をご覧ください。)。
※ 個人事業主の場合、デフォルトで入っている「決算書表示」を変更するとエラーとなりますので、ご注意ください。
※ 各勘定科目に対してデフォルトの税区分が設定されますが、取引の登録時にも税区分は個別に指定できます。
- 元々の設定を変更する場合:[設定]メニュー →[勘定科目の設定]から変更します。
- 取引登録時に一時的に変更する場合:「詳細登録」から変更します。
Excelインポートで売上の記帳を効率化
[取引]メニュー →[エクセルインポート]から売上の記録を一括でインポートすることができます。こちらは、レセコンやレジの売上等の収入データを流し込む際に適した機能です。
ご利用中のレセプトコンピューター(レセコン)によっては、データがfreeeへインポート可能でない形式(※)で出力されるケースがあります。その場合は、freeeにインポート可能なデータへ変換する変換用Excelマクロファイルを利用できます。
※ 売上データが1行で記述されていない場合が該当します
レセコンでは自由診療分やクレジットカード決済の情報が保持されないケースがありますが、それら情報を統合するためのExcelファイルを作成されている場合にも便利にお使いいただけます。
レセコンのデータをインポートする手順を例示します。
- レセコンから月計表のデータを出力します。
- 手順1で出力したファイルをExcelで加工し、クレジットカード売上分等のデータの追加を行います。
- 「freee Excelインポーター用 変換シート」を用いて、売上データ(取引形式)とその他のデータ(仕訳形式)の2つのデータを作成します。
※ 詳細設定を用いることで、預り金の取引等も仕訳データとしてで出力できます - 手順3で作成した2つのシートをそれぞれインポートします。
※ 現状の仕様では、ExcelインポーターはExcelファイルの1番左にあるシートを読み込みます。
受け取った請求書の管理から支払い、入出金の記帳もカンタンに
業者さんから毎月受け取る請求書や細々としたコインパーキング等の領収書は、スマートフォンのカメラやスキャナを使ってfreeeに取り込むことができます。電子帳簿保存(スキャナ保存)を用いた場合には証憑の保存コストを削減できます。
請求書払いでの支払い業務では、freeeから総合振込ファイルを出力することで効率的に振込を行えます。
また、クレジットカードの利用履歴や、銀行の引き落とし履歴も自動で取り込み、自動で記帳・効率的に消込を行えます。
レポート機能でわかりやすいコスト管理・資金繰り
記帳内容から自動で資金繰りレポートが作成されますので、掛取引での資金繰り影響も一目で確認することができます。
在庫棚卸の仕訳は「振替伝票」から作成
決算では、期末に残っている在庫分を売上原価から控除し在庫に計上する処理を行う必要があります。
在庫を「商品」勘定等で計上して問題ない場合は、上記ヘルプページのようにfreeeの[在庫棚卸]機能を用いて登録できます。一方で、「医薬品」「診療材料」といった医療用の勘定科目で計上したい場合は、[振替伝票]を用いて棚卸の仕訳を登録します。
具体的には、次のように仕訳を2つ登録します。
例:「医薬品」90万円、「診療材料」30万円を計上する。会計期間は1/1~12/31である。
【期末の棚卸仕訳】
【翌期首の戻し仕訳】
参考:freee人事労務で勤怠管理・給与計算も効率化
freee人事労務では、勤怠管理・給与計算を行うこともできます。
従業員に基本情報や勤怠を入力してもらえば、給与や社会保険の金額を自動計算して、給与明細を発行できます。
テンプレート
Excelファイル(xlsm)では、勘定科目・取引先・品目のすべてが含まれています。
CSVファイルでは、Shift-JISがExcel用、UTF-8がNumbers・GoogleDrive用となります。