freee人事労務での日々の打刻や勤怠入力の方法を確認します。
対象
- freee人事労務で勤怠管理(打刻や勤怠入力)する場合
- 本ページで打刻や勤怠入力の方法を確認します。
対象外
-
freee人事労務以外で勤怠管理する場合(freee勤怠管理Plusを含む)
- この対応は不要です。[Part5] 4. 勤怠の締め作業と集計を行う へ進みます。
- 役員のみの事業所の場合
- 役員は勤怠管理が不要であり、この対応も不要です。
[Part5] 5. 給与計算結果を確認し、給与明細を確定する へ進みます。
- 役員は勤怠管理が不要であり、この対応も不要です。
目次
目的
正しく給与計算を行うために、正しく勤怠管理を行う必要があります。
打刻や勤怠入力の方法を確認しておきます。
Step1. 従業員の打刻や勤怠入力の方法を確認する
下記マニュアルをコピー・編集して、従業員の方への周知に利用することが可能です。
-
freee人事労務 従業員向け操作ガイド
- ※アドバンスプランで打刻する場合の基本的な内容です。
契約プランや勤怠管理の有無、設定内容によっては変更が必要なため、
コピーして編集してから従業員に渡しましょう。
- ※アドバンスプランで打刻する場合の基本的な内容です。
従業員が打刻する場合
[Part2] 3. 打刻方法に応じた打刻の設定を行う で設定した打刻方法で、日々従業員に打刻してもらいます。
打刻方法に応じて、操作を確認します。
- Step1-A.従業員の会社貸与または個人のPCやスマートフォンなどで打刻する場合
- Step1-B.共有のPCやタブレットで打刻する場合
- Step1-C.共有の打刻機(パソリ)で従業員のICカードを用いて打刻する場合
- Step1-D.共有の打刻機(ピットタッチ・プロ)で従業員のICカードを用いて打刻する場合
従業員が打刻せず、勤怠カレンダーから勤務時間を入力する場合
Step1-A.従業員の会社貸与または個人のPCやスマートフォンなどで打刻する場合
※従業員がfreee人事労務にログインしても勤怠入力などの操作ができない場合、
[Part2] 3. 打刻方法に応じた打刻の設定を行う ‐ 参考:従業員側の打刻画面の見え方 で
事前設定が完了しているか確認します。
[Part2] 1. 勤怠の基本設定を行う で設定した内容に応じて、操作できる内容が異なります。
- ①「Web打刻を許可する」に✔ありの場合、
ヘルプページ「打刻機能で勤怠を登録する」をご参照ください。 - ②「モバイルアプリ打刻を許可する」に✔ありの場合、
下記のヘルプページをご参照ください。
確認できたら、次は Step2.日々、従業員に打刻・勤怠入力を促す へ進みます。
Step1-B.共有のPCやタブレットで打刻する場合
事前設定
- 管理者で共有打刻機を設定しておく必要があります。
設定が未完了の場合は、先に設定します。
→[Part2] 3. 打刻方法に応じた打刻の設定を行う - B.共有のPCやタブレットで打刻する場合
打刻方法
- ヘルプページ「共有端末での打刻機能を利用する - 打刻を行う」をご参照ください。
確認できたら、次は Step2.日々、従業員に打刻・勤怠入力を促す へ進みます。
Step1-C.共有の打刻機(パソリ)で従業員のICカードを用いて打刻する場合
freee人事労務と打刻機(SONY製のICカードリーダー「NFC/FeliCaリーダーPaSoRi(パソリ)」)を連携すると、従業員が手元のICカード(交通系ICカード、セキュリティカード等)で打刻できます。
事前設定
- 管理者で共有打刻機を設定しておく必要があります。
設定が未完了の場合は、先に設定します。
→ ヘルプページ「ICカード打刻(パソリ)を利用する」をご参照ください。
打刻の方法
- ヘルプページ「ICカード打刻(パソリ)を利用する - 打刻を行う」をご参照ください。
確認できたら、次は Step2.日々、従業員に打刻・勤怠入力を促す へ進みます。
Step1-D.共有の打刻機(ピットタッチ・プロ)で従業員のICカードを用いて打刻する場合
freee人事労務と打刻機(ピットタッチ・プロ)を連携し、従業員が手元のICカード(交通系ICカード、セキュリティカード等)で打刻できます。
事前設定
- 管理者で共有打刻機を設定しておく必要があります。
設定が未完了の場合は、先に設定します。
→ ヘルプページ「打刻機(ピットタッチ・プロ)を利用する」をご参照ください。
打刻の方法
- ヘルプページ「打刻機(ピットタッチ・プロ)を利用する - 打刻を行う」をご参照ください。
確認できたら、Step2.日々、従業員に打刻・勤怠入力を促す へ進みます。
Step1-E.勤怠カレンダーから勤務時間を入力する場合
Webブラウザとスマートフォンのアプリそれぞれで、勤怠カレンダーの入力が可能です。
利用したい入力方法を確認しましょう。
Step1-E-a.Webブラウザの勤怠カレンダーから勤務時間を入力する場合
※従業員がfreee人事労務にログインしても勤怠入力などの操作ができない場合、
[Part2] 3. 打刻方法に応じた打刻の設定を行う ‐ 参考:従業員側の打刻画面の見え方 で
事前設定が完了しているか確認します。
- 従業員がfreee人事労務にログインします。
- [勤怠]メニューをクリックします。
- 画面上部の年月ナビゲーション(年月ナビ)で、勤怠を入力したい年月を選択します。
年月ナビゲーションで選択している月は、給与の支払い月です。
freee人事労務では月ごとに従業員データや勤怠データを持ち、給与計算します。
データの参照・更新の際には、年月ナビで正しく年月を切り替えましょう。
- 該当の日付をクリックします。
- 勤怠の情報を入力します。
①勤怠
該当する項目に変更します。
初期値は「出勤」です。他に「欠勤」や「有休」、特別休暇などが選択できます。
※「有休(半休)」「有休(時間休)」や各種休暇は、
勤務・賃金の設定と休暇の付与が済んでいる場合に表示されます。②[+]ボタン
休憩や遅刻・早退を追加する際に使います。③出退勤
出勤時間と退勤時間を入力します。残業時間を含めた時間を入力します。④休憩
休憩時間を入力します。⑤ゴミ箱ボタン
休憩や遅刻・早退を削除する際に使います。⑥遅刻・早退
休憩と同様の操作で、勤務時間の[+]ボタンから遅刻や早退の入力欄を追加して入力します。⑦勤怠タグ
[+]ボタンから必要な勤怠タグを追加します。
(※勤怠タグは、スタンダード・アドバンスプランで利用可能です。)⑧勤怠メモ
入力すると、管理者が内容を確認できます。休憩の入力方法
勤務時間の右横[+]ボタンをクリックし「休憩」を選択すると、
入力欄が追加されます。欄が表示されたら、休憩時間を入力します。
なお誤って入力欄を追加した場合は、[ゴミ箱]ボタンをクリックすると
欄を削除できます。
休憩を複数回とった場合は、[+]ボタンから入力欄を適宜追加して入力します。勤務・賃金設定で法定休日なし・所定休日なしと設定している場合で、
シフト制や変形労働時間制以外の労働時間制度の場合法定休日なし・所定休日なしと設定していると、
勤怠カレンダーの初期値はすべて「所定労働日」となります。この状態で法定休日の労働(休日労働)が発生した場合は、
画面右側の「詳細項目」で所定労働日から法定休日に変更します。その際「勤務時間の長さを自動で計算しない」は✔を外した状態のままにします。
※シフト制や変形労働時間制の場合は、詳細項目では変更できません。
勤務予定表やシフト表で法定休日・所定休日を設定します。 - 入力できたら、[保存]をクリックします。
-
翌所定労働日の勤怠を続けて入力したい場合
- 「続けて入力」に✔が入ったまま保存します。
- 勤怠入力を終えたい場合
- 「続けて入力」の✔を外して保存します。
-
翌所定労働日の勤怠を続けて入力したい場合
- 保存した日に色がついていれば、勤怠が入力できています。
-
他にも勤怠を入力したい日がある場合は、手順④~⑦(または⑤〜⑦)を繰り返します。
-
これで、勤怠入力の方法を確認できました!
次は Step2.日々、従業員に打刻・勤怠入力を促す へ進みます。
Step1-E-b.モバイルアプリの勤怠カレンダーから勤務時間を入力する場合
下記のヘルプページをご参照ください。
※従業員がfreee人事労務にログインしても勤怠入力などの操作ができない場合、
[Part2] 3. 打刻方法に応じた打刻の設定を行う ‐ 参考:従業員側の打刻画面の見え方 で
事前設定が完了しているか確認します。
勤怠入力の方法を確認できたら、
次は Step2.日々、従業員に打刻・勤怠入力を促す へ進みます。
Step2.日々、従業員に打刻・勤怠入力を促す
勤怠カレンダーの見方や残業時間の集計に関して、別途資料・動画をご用意しています。
あわせてご活用ください。
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従業員が打刻・勤怠入力をしない限り、正確な勤怠集計は行えません。
まずは日々の入力を促します。
そして勤怠の締め日が近づいてきたら、
従業員自身で正確な情報が入っているかを確認してもらいます。具体的には、
打刻や勤怠情報の入力が漏れている日がないか確認
→ 漏れている日は、勤怠入力 または 勤務時間修正申請をあげてもらうなどして、実際に働いた日と記録された勤怠集計に乖離のない状態を目指します。
- たとえば締め日が近づいてきたら、
下記のような内容で 従業員に勤怠の入力を促します。
(※文中の「月次勤怠締め申請」については、次ページのステップで確認できます。)
件名:<5月分勤怠の申請締切:6/3(月)12:00>
勤怠の締め日が近づいてきました。
下記を確認してから、月次勤怠締め申請をお願いします。1: 勤怠登録漏れがない
∟「勤怠を登録してください」とアラートの出ている日付(色のついていない日)はありませんか?所定労働日に、勤怠登録されていない場合に出るアラートです。勤怠入力、勤務時間修正申請をあげるなどで対応しましょう。
2: 休暇登録漏れがない
∟有給休暇など未申請の日はありませんか?上記アラートが出ていて有給休暇を取得した日は、勤怠入力や申請をあげるなどで対応しましょう。3:休憩登録漏れがない
∟実働6時間を超える勤務については45分、8時間を超える勤務については1時間の休憩取得が必要です。
※[勤怠]メニューのカレンダー表示とリスト表示の両方を活用することで確認しやすくなります。
<カレンダー表示時の見え方>
<リスト表示時の見え方>
参考:freee人事労務従業員向け操作ガイド〈申請方法〉適正な給与計算のため、今月もご協力のほどよろしくお願いいたします。
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勤怠の締め日までの打刻・勤怠入力が完了したら、管理者で勤怠の締め作業に移ります。
次は、[Part5] 4. 勤怠の締め作業と集計を行う へ進みましょう。
補足1:(ミニマム・スタータープラン向け)
特定の日を休みとする会社独自の休日(所定休日)を入力する
設定対象
- 特定の日を休みとする会社独自の休日(所定休日)がある、かつ
- ミニマム・スタータープランの場合 かつ
- 下記の労働時間制度の勤務・賃金設定を適用された従業員
- 固定時間制、管理監督者、フレックスタイム制、裁量労働制
設定対象外(前提:freee人事労務で勤怠管理する事業所)
- 会社独自の休日(所定休日)がない場合
- 会社独自の休日(所定休日)があり、スタータープランだが、
勤務・賃金設定がシフト制や変形労働時間制の場合
- 所定休日はシフト表や勤務予定表で設定します。
→ [Part5] 1. 勤務予定表やシフト表を入力する を参照して設定します。
- 所定休日はシフト表や勤務予定表で設定します。
- スタンダード・アドバンスプランの場合
- [Part2] 2. 休暇を設定する - Step4. 所定休日を一斉付与する を参照して設定します。
あらかじめ、管理者が勤怠カレンダーに所定休日を登録しておきます。 従業員ごとに下記の操作を行います。
- [勤怠]メニューをクリックします。
- 「勤怠一覧」画面で、情報を更新したい従業員を選択します。
- 画面上部の年月ナビゲーション(年月ナビ)で、勤怠を入力したい年月を選択します。
年月ナビゲーションで選択している月は、給与の支払い月です。
freee人事労務では月ごとに従業員データや勤怠データを持ち、給与計算します。
データの参照・更新の際には、年月ナビで正しく年月を切り替えましょう。
- 該当の日付をクリックします。
- 右側の詳細項目を「所定休日」に変更し、
「勤務時間の長さを自動で計算しない」に✔の入った状態にします。
- 勤怠項目が表示されるので、すべての時間が00:00になっていることを確認します。
- 「続けて入力」の✔を外して[保存]をクリックします。
-
他に登録したい所定休日があれば、③~⑦を繰り返します。
-
他に所定休日を登録したい従業員がいれば、③~⑧を繰り返します。
-
全員分の所定休日が登録できたら完了です!
-
次は、[Part5] 4. 勤怠の締め作業と集計を行う へ進みましょう。
補足2:時間単位の年次有給休暇の残数を調整する
[Part2] 2. 休暇を設定する で触れた、時間単位の有給休暇の残数調整に関して、
後半の対応を行います。
(※[Part2] 2. 休暇を設定する でご案内した内容です)
有給休暇の付与日数を1時間単位(時間休)で付与したい場合
時間休は付与できないため、下記の方法で対応します。
まず、[休暇]メニューの「年次有給休暇」の付与で、切り上げた日数を付与します。
その後、[勤怠]メニューから過去の年月に時間休を登録し、残数を調整します。
- 例:17日と2時間を付与したい場合
- 年次有給休暇の付与:18日を付与
- →勤怠の登録:過去の年月で6時間分の使用実績を登録する
[Part2] 2. 休暇を設定する で年次有給休暇を付与した上で、
ここでは管理者が6時間分の有給休暇の使用実績を登録(=残数を調整)します。
残数調整を行うためには、事前に従業員の方に切り上げた年次有給休暇が付与
されている必要があります。
- [勤怠]メニューをクリックします。
- 「勤怠一覧」画面で、情報を更新したい従業員を選択します。
-
画面上部の年月ナビゲーション(年月ナビ)で、
freee人事労務での勤怠入力の開始日より前の年月を選択します。例)打刻や勤怠入力の開始が6/1の場合、5月以前の勤怠で調整するよう年月を選択します。
年月ナビゲーションで選択している月は、給与の支払い月です。
freee人事労務では月ごとに従業員データや勤怠データを持ち、給与計算します。
データの参照・更新の際には、年月ナビで正しく年月を切り替えましょう。
-
勤怠入力の開始日より前の日付の所定労働日をクリックします。
日付は任意で、実際に従業員が有休を取得した日でなくても構いません。例)従業員の打刻や勤怠入力の開始が6月1日の場合、
5月1日(所定労働日)の日付をクリックします。 - 「勤怠」を有給(時間休)を選択し、
休暇時間に(所定時間-時間休の残数時間)を入力します。
例)2時間の残数がある場合
所定時間8時間-時間休残数2時間=6時間(入力する時間) - 詳細項目の「勤務時間の長さを自動で計算しない」に✔を入れます。
- 勤怠項目が表示されたら、すべての時間が00:00になっていることを確認します。
- 必要であれば、勤怠メモに残数調整した旨を記入します。
- 「続けて入力」の✔を外し、[保存]をクリックします。
- 勤怠カレンダーで下図のように登録されていれば成功です。
- カレンダー上部の勤怠サマリで、有給残数が正しく調整されたかを確認します。
残数が正しくなっていれば完了です!
-
他に調整したい従業員がいる場合は、②~⑪を繰り返します。
-
残数調整の必要な全員分の登録が終わったら完了です!
次は、[Part5] 4. 勤怠の締め作業と集計を行う へ進みましょう。