年末調整とは、毎月の給与や賞与から源泉徴収された所得税の合計額と、その年の給与総額について納付しなければならない税額(年調年税額)を比較し、その過不足額を精算する手続きです。
こちらでは、人事労務freeeを使った年末調整の手順について説明します。
一般的な年末調整の流れについては、こちらのヘルプページをご覧ください。
※今年から年末調整の電子申告に対応しております。詳細についてはこちらをご覧ください。
目次
年末調整とは
年末調整とは、各従業員について、“毎月の給与や賞与から源泉徴収した所得税”と”年末調整時点で再計算した1年間の所得税額”との過不足を精算する手続きです。
大部分のサラリーマン(給与所得者)は、この「年末調整」によってその年の所得税の納税が完了し、確定申告の手続の必要がなくなります。(詳しくはこちら)
所得税の過不足の発生の要因としては、次のものがあります。
- "給与額の変動"や、"家族構成の変化等による控除額の変動"により、予定額で行った納付と納めるべき税額との間で差額が生じる
- 配偶者特別控除や生命保険料控除などは、年1回の年末調整で控除することとなっている
年末調整の流れ(概要)
人事労務freeeを活用した年末調整の手順については、管理者・従業員向けマニュアルをそれぞれ ご用意しております。
年末調整をスムーズに進めるため、下記を参考に年末調整を進めてください。
人事労務freee 年末調整マニュアル2019(管理者向け)
人事労務freee 年末調整マニュアル2019(従業員向け)
年末調整の流れ(詳細)
年末調整をスムーズに進めるために、ステップごとにヘルプページをご用意しております。マニュアルと同時に下記のヘルプページも参考にして下さい。
また、年末調整のよくある問合せも一覧にまとめておりますので、ご不明点がございましたらこちらもご参照下さいませ。
① 従業員マイナンバーの管理者を確認・設定する
人事労務freeeで年末調整を行う際は、事前にマイナンバー管理freeeの管理者設定を行う必要がございます。上記のヘルプページを参考に設定を進めてください。
② 年末調整の基本情報を設定する
申告内容を入力する前に、年末調整全体にかかる設定を行う必要がございます。
上記のヘルプページを参考に「還付・追加徴収する月」「還付・追加徴収の方法」「事業所の情報」を設定してください。
③-A 従業員の申告内容の入力方法を選択する
年末調整の申告内容の入力は、「管理者がまとめて入力する」「従業員に入力してもらう」2パターンがございます。
上記のヘルプページを参考に、入力の準備を進めてください。
③-B 従業員の申告内容を入力・確定する
年末調整では、対象となるすべての従業員について、1年間の給与・賞与と、各種控除の申告内容を入力します。上記のヘルプページを参考に、入力を進めてください。
④ 年末調整の計算結果確認、給与支払報告書・法定調書合計表・源泉徴収票・源泉徴収簿の発行
申告内容の入力が完了したら、入力した内容を基に年末調整の計算結果の確認と書類の出力を行います。
年末調整では市区町村・税務署・従業員の三者に対して提出書類が発生しますが、これまでの入力内容で、自動で提出先一覧と提出書類は作成されています。
上記のヘルプページを参考に、必要な書類を出力して関係各所に提出すれば、年末調整は完了です。