このページではfreee会計で固定資産台帳の登録を行い、その後freee申告で申告書の作成・提出を行う際の基本的な操作の流れについて説明します。
なお、償却資産申告機能のご利用には別途ご契約が必要です。
- 法人ユーザー様向けプランは「法人の申告書作成も自分でラクに、簡単に」をご覧ください。
- 会計事務所様向けプランは「クラウド型税務申告ソフトで業務をラクに」をご覧ください。
ご利用いただく際の前提
利用できるユーザー
アドバイザー(会計事務所)向けfreee申告(法人税もしくは所得税)をご利用中のユーザー様は、追加で課金することなくfreee申告償却資産をご利用できます。
freee会計をご利用中の法人ユーザー様は、お申し込み・ご購入後にfreee申告償却資産をご利用できます。ご利用料金は、freee申告償却資産は年額59,800円(税別)、freee申告アドバンスはお問い合わせください。
法人ユーザー様のプランについては「法人の申告書作成も自分でラクに、簡単に」をご覧ください。
利用対象の期間
※freee申告償却資産は令和4年度以降の申告のみ対応しています。令和3年度以前の申告はご利用できません。
暦年ごとに申告年度を選択して利用します。
償却資産の申告は、会計期間とは関係なく毎年1月1日時点で保有する資産について行う必要があります。そのためfreee申告償却資産では、年ごとに申告書を作成します。
つまりfreee会計の事業年度とは関係なく、申告対象の年度を選択して申告書の作成を行います。
例えば令和3年1月2日~令和4年1月1日の償却資産の増加・減少を考慮して、令和4年1月1日時点の資産状況について令和4年度の申告書として作成・提出を行います。
作成を開始する際には以下の通り対象となる申告年度を選択します。
登録できる固定資産の数の上限
1つの提出先自治体につき、種類別明細51枚が上限です(1枚20資産)。
全資産申告をする場合、1つの提出先自治体あたりの償却資産数は1,000件までが目安です。
ご利用の流れ
freee会計で必要な設定を済ませ、freee申告に会計上のデータを連携し、申告書類の作成を進めます。
freee会計での作業
1. 基本情報の登録
[設定]→[基本情報設定]で、事業所名、住所、電話番号、法人番号を設定します。
2. 固定資産台帳への登録
法人の場合には「決算申告」「固定資産台帳」から、個人事業主の場合には「確定申告」「固定資産台帳」から、固定資産を台帳へ登録します。
前年の1月2日~今年の1月1日までに取得や除却したものについて、漏れなくfreee会計の固定資産台帳へ登録を行うことで、freee申告にデータを漏れなく連携することができ、申告書の作成がスムーズに進みます。
固定資産台帳の詳細な利用方法は以下のヘルプページをご参照ください。
freee申告での作業
手順の全体像
大きく申告書の作成段階とそれを提出する段階に分かれますが、全体像は以下の通りです。
【申告書の作成】
- 1. 基本情報の登録
- 2. 提出先自治体の設定
- 3. 償却資産の登録
- 4. 申告書の作成と資産内容の確認
【申告書の提出】
- 1. 電子申告の事前準備
- 2. 申告書の提出
申告書の作成
1. 基本情報の登録
「基本情報」メニューを選択し、申告書の作成に必要な情報を登録します。
基本情報の設定についての詳細は「基本情報を登録する」を参照ください。
2. 提出先自治体の設定
「提出先自治体」メニューを選択し、「+事業所を登録」ボタンから提出先自治体を登録します。
償却資産の申告は資産の所在する市区町村ごとに合計して提出する必要があるためここでの事業所の登録(事業所の所在する住所を登録)を行い、提出先の自治体を漏れなく登録することが必要となります。
提出先自治体の詳細な方法は「提出先自治体を登録する」を参照します。
3. 償却資産の登録
[償却資産]メニューを選択し、償却資産を登録します。
[freee会計から償却資産を取得]ボタンを押すと、次の画面で、償却資産一覧と最新の固定資産台帳の差分が表示されます。更新したい資産を選択し取り込むことができます。
freee会計から連携せず、直接資産を登録したい場合には「freee会計の固定資産台帳で管理しないが、償却資産として申告したい資産がある場合」のメニューを開いて必要情報を入力します。
freee会計から連携された資産はあくまで会計処理を行うために登録された資産であるため、償却資産に該当しないものも含まれています。
連携後で償却資産申告の対象となる資産を選択するなど、必要な情報を適宜補完していく必要があります。
償却資産の登録の詳細は、「申告する償却資産を選択する」を参照ください。
またfreee会計からの連携について、「連携時の科目の変換と申告対象かどうか」を参照ください。
4. 申告書類の作成・資産内容の確認
「申告書作成」メニューを選択し、償却申告書の形式での書類作成と作成された書類の確認を行います。
これまでの1〜3の手順により、基本情報や資産の情報は自動連携されていることが確認できます。また自動連携されずに帳票で直接入力項目については、ここで入力する必要があります。
申告書類の作成・資産内容の確認の詳細については、「申告書を確認する」を参照ください。
申告書の提出
申告書の作成と確認が完了したら、次に申告書の提出の手順に進みます。
1. 電子申告の事前準備
償却資産申告は市区町村に対して行うため、そのための共通システムであるeLTAXを利用するための事前準備を行う必要があります。
具体的には利用者IDの取得や電子証明書の設定、freee電子申告アプリのインストールなどを行います。(※1)
事前準備についての詳細な手順は「償却資産申告に係る書類の電子申告を行う(準備編)」を参照ください。
※1 既にeLTAXを利用して地方税の電子申告をご自身のパソコンで行ったことがある方は、事前準備のうちいくつかの手順は不要です。
2. 申告書の提出
電子申告メニューを選択して電子申告に進みます。
画面に表示された手順に従うことで、提出書類の確認と提出を行うことができます。