対象プラン
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法人プラン | ✓ミニマム | ✓ベーシック | ✓プロフェッショナル | ✓エンタープライズ |
個人プラン | ✓スターター | ✓スタンダード | ✓プレミアム |
総勘定元帳とは、仕訳帳の内容を勘定科目ごとに転記した帳簿です。総勘定元帳には仕訳帳からすべての取引が転記され、期末には、総勘定元帳から貸借対照表・損益計算書を作成します。
freeeでは日々取引を入力していくだけで、総勘定元帳が自動で作成されます。
目次
- 総勘定元帳の活用アイディア
- 総勘定元帳の見方
- 総勘定元帳の項目一覧
- 各項目の詳細 - データを直接編集する
- ひとつずつ編集する
- 複数行を一括編集する - 相手勘定科目の「諸口」表示について
- 参考:「総勘定元帳」の詳細画面から登録されている仕訳を確認する
総勘定元帳の活用アイディア
総勘定元帳は、[レポート]>[総勘定元帳]から開きます。
元帳は、勘定科目ごとに、その科目の金額の増減と相手勘定科目を表した帳簿です。
下記にあるような日常の会計処理など、様々なシーンでお使いいただけます。
- クレジットカード口座(未払金)の推移を確認する
- 今年どういった内容の「交際費」を使ったかを一覧で確認する
- 特定の勘定科目の残高がいつからずれたかを確認する
- 振替伝票で登録した会計データを一括編集する
総勘定元帳の見方
総勘定元帳の画面の各[項目]と[勘定科目の詳細]について図解します。
[総勘定元帳の項目一覧]
① 絞り込み欄
項目ごとに条件を指定して[絞り込む]をクリックすると、表示する内容を絞り込めます。
② エクスポート
総勘定元帳をCSVまたはPDF形式で出力できます。
①で絞り込んだ情報だけを出力することもできます。
総勘定元帳を印刷用のレイアウトで出力したい場合は、PDF形式(※)で出力します。
※2017年10月より新レイアウトでの出力が可能になっています。
③ 出力した帳票一覧
②で出力したファイルはこのリンクから開けます。
④ 勘定科目名
会計データが登録されている勘定科目が表示されます。
勘定科目名をクリックすると、その勘定科目のついた会計データを絞り込んで表示します。
⑤ 借方残高・貸方残高
借方・貸方の残高を表示します。
表示されている金額は、当該勘定科目の借方と貸方の差額です。借方の金額の方が多かった場合は借方に、貸方の金額の方が多かった場合は貸方に、差額が表示されます。
(例:現金の借方の合計額が100,000円、貸方の合計額が30,000円だった場合、借方に70,000円と表示されます。)
[各項目の詳細]

①[総勘定元帳:○○]
総勘定元帳の一覧で選択した勘定科目が表示されます。この科目を基準とし、金額や相手勘定科目の情報を確認できます。
② 絞り込み欄
①の勘定科目の情報をさらに絞り込むことができます。
③ エクスポート
現在表示している勘定科目の元帳のデータを出力します。
総勘定元帳を印刷用のレイアウトで出力したい場合は、PDF形式で出力します。
④ 一括編集
複数の会計データを選択して一括で編集できます。(詳しくはこちら)
⑤ コメント
コメントアイコンをクリックすると取引に入力されたコメントの確認ができます。
⑥ 添付ファイル
ファイルアイコンをクリックすると、取引に添付した画像を表示します。
⑦ 詳細項目
項目 | 解説 |
---|---|
取引日 | 取引の[発生日] |
相手勘定科目 | 仕訳にした際に、自分方の反対側にある勘定科目が相手勘定科目です。 例:上記画面の3行目の場合、仕訳にすると 消耗品費 ¥140/楽天カード ¥140 となるため、消耗品費の相手方の勘定科目は[現金]となる |
相手方税区分 | 相手勘定科目の税区分 |
摘要 | チェックボックスの入っている摘要を表示します。 |
借方金額・貸方金額 | ①の勘定科目の取引金額が表示されます。 |
登録した方法 | 会計データの登録方法を表示します。(自動で経理・手動・請求書など) |
残高 | その行の時点の累計金額を表示します。(計算式は以下) [①が資産、費用の科目の場合] (前行までの残高(繰越残高)+ その行の借方金額) または (前行までの残高(繰越残高)‐ その行の貸方金額) [①が負債、純資産、収益の科目の場合] (前行までの残高(繰越残高)+ その行の貸方金額) または (前行までの残高(繰越残高)+ その行の借方金額) |
⑧ 相手方の摘要を表示
チェックを入れることで、直接紐づいてはいないがペアとなる勘定科目に紐づいている摘要が表示されます。
データを直接編集する
ひとつずつ編集する
各勘定科目の詳細画面で編集したい項目クリックすると、直接編集できます。
(鍵のマークがついている項目など、一部直接編集できない項目もあります。)
[詳細]ボタンをクリックし、取引の詳細を確認・編集することも可能です。
複数行を一括編集する
[一括編集]ボタンを利用し、複数の項目をまとめて変更できます。
① 編集したい行にチェックマークを入れる
② [一括編集]ボタンをクリック
③ 変更対象となる項目を選択し、[編集する]をクリック
なお、一括編集できる項目・会計データには制限があります。詳しくは以下の通りです。
【一括編集できる項目(変更対象)】
勘定科目・税区分・取引先・品目・部門・メモタグ
【一括編集できない会計データ】
- 明細や請求書から登録されたもの
- 「+更新」で登録されたもの
- 年度締めや月締めにより数字がロックされているもの
- 1ヵ月以上前に登録した取引(無料プランの場合)
- 決済行(取引に入力した勘定科目の相手勘定となる現金や買掛金など。振替伝票から登録した現金等は変更可)
相手勘定科目の「諸口」表示について
元帳は勘定科目ごとに、その科目の金額の増減と相手勘定科目を表した帳簿です。
ところが、その科目の相手勘定科目が複数行の場合、内訳を正しく表示することができないため[諸口]と表示されます。
例えば下記仕訳を例にとってみると[給料手当] の相手方は[預り金]と[未払金]の複数行となっていることが分かります。
給与支給の仕訳例
この場合、[給料手当]の相手勘定科目が複数となるため[諸口]表示となります。
給料手当元帳
諸口表示となるケースでは、品目や備考など行ごとに登録した情報は表示されません。
※取引先は表示されます。
複数行の仕訳で品目や備考も含め相手勘定科目の情報全てを確認されたい場合は仕訳帳を確認します。
[相手勘定科目が複数行でも諸口表示とならないケース]
相手科目が複数行でも例外的に諸口表示されないケースもあります。
下記の条件が揃っている仕訳の場合、[諸口]表示ではなく相手勘定科目が表示されます。
- 税抜経理
- 相手方の勘定科目が2つ(2行)
- 相手勘定科目の一方が課税の税区分
- 相手勘定科目の一方が自動計算・表示された[仮受消費税]または[仮払消費税]
下の例では、[現金]の相手勘定科目は[売上高]と[仮受消費税]の2つ(2行)です。
[税抜経理]の設定としているため、[売上高]に付加した課税の税区分をもとに、取引で入力した税込金額から自動計算された消費税額が表示されています。
この場合、先に述べた条件に該当するため[現金]元帳では相手勘定科目の[売上高]と[仮受消費税]のうち、[売上高]が税込金額で表示されます。
※振替伝票メニューで勘定科目の税区分を対象外とし、仮受消費税・仮払消費税を手入力した場合は消費税額が自動計算されていないため、上記の条件から外れるため、諸口表示となります。
参考:「総勘定元帳」の詳細画面から登録されている仕訳を確認する
「総勘定元帳」詳細画面から、登録された仕訳を確認することができます。
仕訳を確認したい取引内の[仕訳帳]リンクをクリックすることで、該当する「仕訳帳」ページに移動することができます。