freeeにおける事業所とは、freeeに登録した個人事業(主)や法人のことです。
基本設定は初期設定の際にも登録しますが、「事業所の設定」画面から後で設定し直すことができます。
また、ここで請求書の表示内容・計算方法も設定できます。
目次
- 事業所の設定画面を開く
- 基本情報設定(事業所の基本情報を設定します〉
- 請求書設定(請求書の表示内容や計算方法を設定します)
- 詳細設定(経理処理の方法や税区分を設定します)
- 情報公開設定〈freee会計の利用者同士でつながるための設定を行います)
事業所の設定画面を開く
「事業所の設定」画面は、[設定]→[事業所の設定]から開くことができます。
「事業所の設定」画面は4つのタブに分かれていますので、設定したい内容に応じてタブを選択し、設定を行います。
基本情報設定
ここで設定した情報はfreeeの登録情報として保存されるほか、一部の項目は請求書や決算書の表示内容にも反映されます。
ここで設定する項目は以下のとおりです。
項目名 |
説明 |
表示が反映される場所 |
---|---|---|
事業所名 |
freee上で表示したい事業所名を設定します。(必須) |
「事業所の切り替え・追加」メニュー、法人の決算書、支払調書など |
住所 |
事業所の住所を設定します。 |
請求書の連絡先情報(※)、法人の決算書、支払調書など |
電話番号1 |
メインの電話番号を設定します。 |
請求書の連絡先情報(※)、支払調書など |
電話番号2 |
サブの電話番号を設定します。 |
- |
ファックス番号 |
ファックス番号を設定します。 |
- |
担当者名 |
経理担当者あるいは事業主の方の名前を設定します。 |
- |
事業所の正式名称 |
事業所の正式名称を設定します。 |
請求書の連絡先情報(※)など |
正式名称フリガナ |
事業所の正式名称の読みをカタカナで設定します。 |
- |
業種 |
業種を設定します。 |
- |
従業員数 |
従業員数を設定します。事業主や非正規雇用者も含めた人員数とします。 |
- |
法人番号 |
法人事業所の場合に表示される項目です。 交付されている法人番号(13桁)を入力します。(法人番号は国税庁法人番号公表サイトで検索できます。 |
支払調書など |
※ これらの基本情報が請求書など受発注管理書類の連絡先情報に反映されるのは、作成時のみとなっております。書類作成後、これらの基本情報を変更しても作成済みの書類の連絡先情報には反映されません。これは連絡先情報が書類ごとに保持されるためです。この仕様に関する詳しい情報は「取引先情報の保持と仕組み」をご覧ください。
必要な項目をすべて設定し終えたら[保存]ボタンをクリックします。
請求書設定
ここでは、請求書に共通して表示したい内容や、端数や源泉徴収税の計算方法を設定します。
請求書設定について詳しくは「請求書類の設定を行う」のヘルプページをご覧ください。
詳細設定
「詳細設定」タブでは、経理処理の方法や税区分などを設定します。
本設定項目は専門的な内容を含んでいますので、設定の際は、各リンク先のヘルプページをご覧になるか、税理士の方やfreeeサポートデスクへお問い合わせいただくことをおすすめします。
設定項目は、個人事業主と法人で少し異なります。
【個人事業主の場合】
カテゴリ |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
会計期間設定 | 会計期間 | 会計期間(年度)を変更するには、[会計期間の変更」のリンクをクリックします。 ※ 会計期間(年度)の変更は事業開始年度時のみ行うことができます。 |
年度毎設定 | 月次償却 | 固定資産を月次償却するかどうかを選択できます。(固定資産についての詳細は「【個人】固定資産を登録する(固定資産台帳)」のヘルプページをご覧ください。) |
年度毎設定 | 消費税課税方式 | 消費税・税区分の設定についての詳細は「2. 消費税・税区分の設定を行う」のヘルプページをご覧ください。 |
年度毎設定 | 簡易課税用事業区分 | |
年度毎設定 | 保存時に「消費税課税方式」に従い実行する処理 | |
年度毎設定 | 消費税経理処理方法 | |
年度毎設定 | 消費税端数処理方法 | |
年度毎設定 | 減価償却端数処理方法 | |
取引関連設定 | 決済口座のデフォルト | 取引や決済情報を登録する際に選択する決済口座のデフォルトを選択できます。 |
取引関連設定 | 取引先コード |
取引先を管理するための「取引先コード」を使用するかどうかを選択できます(取引先コードについての詳細は「取引先を登録する - 取引先コードで管理する」のヘルプページをご覧ください)。 |
取引関連設定 | 製造業向け機能 |
「使用する」を選択すると、以下のように設定が変更されます。
|
取引関連設定 | 不動産所得使用区分 | 「使用する」を選択すると、不動産所得を登録するための勘定科目を利用できるようになります。 |
取引関連設定 | プライベート資金 |
プライベート資金口座を「使用する」または「使用しない」から選択できます。 この口座を使用することで、「事業主借」を相手勘定科目とした支出取引や「事業主貸」を相手勘定科目とした収入取引を簡単に登録できるようになります。 |
取引関連設定 | 電子帳簿保存法対応の設定 |
※プレミアムプランのみ使用可能 [設定する]から、電子帳簿保存法に対応した書類保存を行う場合の詳細設定を行うことができます。詳しくは「電子帳簿保存法の概要・手続について」のヘルプページをご覧ください。 |
仕訳関連設定 | 仕訳番号形式 |
すべての仕訳に対して一意の番号を付与することができます。これにより、個々の仕訳の識別が容易になります。
※ 番号の付与は発生日の順番によります。 |
仕訳関連設定 | 仕訳承認フロー |
※プレミアムプランのみ使用可能 [使用する]と、税理士が仕訳を確認したり権限が取引登録のみであるメンバーの取引の登録を、管理者の確認を経てから会計帳簿に反映させることができるようになります。 |
仕訳関連設定 | 承認仕訳の編集・削除機能 |
※プレミアムプランのみ使用可能 [使用しない]と、管理者や承認者であっても、承認仕訳の編集・削除ができないように設定することができます。詳しくは「メンバーの記帳内容を承認制にする(仕訳承認フロー)」のヘルプページをご覧ください。 |
レポート関連設定 | マイナスの表示方法 | レポート等での金額表示がマイナスだった時に「-」と「△」のどちらをつけるかを選択します。 |
外部サービス設定 | Slack連携 |
※ プレミアムプランのみ使用可能 freeeとSlackを連携して、経費精算等の通知をSlackで受け取れるように設定できます。詳しくは「Slackとfreee会計を連携して経費精算などに関する通知を受け取る」のヘルプページをご覧ください。 |
外部サービス設定 | freee アプリストア | 「freee アプリストア」を開くことができます。(アプリストアの詳細は「freeeアプリストアの使い方」のヘルプページをご覧ください)。 |
【法人の場合】
カテゴリ |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
会計期間設定 | 会計期間 |
会計期間を変更するには、期間を入力し[保存会計期間の変更」ボタンのリンクをクリックします。 期数を指定する場合は、「○期」のテキストボックスに数値を入力します。 |
年度毎設定 | 月次償却 | 固定資産を月次償却するかどうかを選択できます。「しない」を選んだ場合は年次償却になります。(固定資産についての詳細は
「【法人】固定資産を登録する(固定資産台帳)」のヘルプページをご覧ください) |
年度毎設定 | 消費税課税方式 | 消費税・税区分の設定についての詳細は「2. 消費税・税区分の設定を行う」のヘルプページをご覧ください。 |
年度毎設定 | 簡易課税用事業区分 | |
年度毎設定 | 保存時に「消費税課税方式」に従い実行する処理 | |
年度毎設定 | 消費税経理処理方法 | |
年度毎設定 | 消費税端数処理方法 | |
固定資産関連設定 | 固定資産台帳の社会福祉法人向け機能 |
社会福祉法人向けの固定資産台帳の機能を有効化することができます。 ※ 対象は有形固定資産のみ |
固定資産関連設定 | 固定資産の控除法 | 固定資産の控除法を「直接控除法」か「間接控除法」から選択します。間接控除法についての詳細は「【法人】固定資産を登録する(固定資産台帳) - 参考:固定資産を間接法で償却する(減価償却累計額の計上)」のヘルプページをご覧ください。 |
固定資産関連設定 | 間接控除時の累計額 |
※ 「固定資産の控除法」項目で「間接控除法」を選択している場合に設定できます。 間接控除した累計額の表示を[共通]または[資産分類別]から選択できます。 |
取引関連設定 | 決済口座のデフォルト | 取引や決済情報を登録する際に選択する決済口座のデフォルトを選択できます。 |
取引関連設定 | 取引先コード | 取引先を管理するための「取引先コード」を[使用する]または[使用しない]のいずれかで選択できます。 |
取引関連設定 | 製造業向け機能 |
「使用する」を選択すると、以下のように設定が変更されます。 |
取引関連設定 | 役員資金 |
役員資金口座を「使用する」または「使用しない」から選択できます。 「使用する」を選択すると、取引の登録において「役員資金」口座が追加されます。 |
取引関連設定 | 電子帳簿保存法対応の設定 |
※ベーシックプラン以上のみ使用可能 [設定する]から、電子帳簿保存法に対応した書類保存を行う場合の詳細設定を行うことができます。詳しくは「電子帳簿保存法の概要・手続について」のヘルプページをご覧ください。 |
仕訳関連設定 | 仕訳番号形式 |
すべての仕訳に対して一意の番号を付与することができます。これにより、個々の仕訳の識別が容易になります。
※ 番号の付与は発生日の順番によります。 |
仕訳関連設定 | 仕訳承認フロー |
※プロフェッショナルプラン以上のみ使用可能 [使用する]と、税理士が仕訳を確認したり権限が取引登録のみであるメンバーの取引の登録を、管理者の確認を経てから会計帳簿に反映させることができるようになります。 |
仕訳関連設定 | 承認仕訳の編集・削除機能 |
※プロフェッショナルプラン以上のみ使用可能 [使用しない]と、管理者や承認者であっても、承認仕訳の編集・削除ができないように設定することができます。詳しくは「メンバーの記帳内容を承認制にする(仕訳承認フロー) - 機能を設定する」のヘルプページをご覧ください。 |
仕訳関連設定 | 自己承認機能 |
※エンタープライズプランのみ使用可能 [使用しない]と、自分が登録した仕訳の承認ができないように設定することができます。詳しくは「仕訳の承認履歴/変更履歴を確認する - 自己承認機能を使用する・使用しないを設定する」のヘルプページをご覧ください。 |
仕訳関連設定 | 仕訳設定変更履歴 |
※エンタープライズプランのみ使用可能 仕訳設定の変更履歴を確認することができます。詳しくは「仕訳の承認履歴/変更履歴を確認する - 仕訳全体について行われた変更履歴を一覧表示する」のヘルプページをご覧ください。 |
レポート関連設定 | マイナスの表示方法 | レポート等での金額表示がマイナスだった時に「-」と「△」のどちらをつけるかを選択します。 |
外部サービス設定 | Slack連携 |
※ベーシックプランプラン以上のみ使用可能 [連携する]ことで、freeeとSlackを連携して、経費精算等の通知をSlackで受け取れるように設定できます。詳しくは「Slackとfreee会計を連携して経費精算などに関する通知を受け取る」をご覧ください。 |
外部サービス設定 | freee アプリストア | 「freee アプリストア」を開くことができます。(アプリストアの詳細は「freeeアプリストアの使い方」をご覧ください)。 |