freeeにおける事業所とは、freeeに登録した個人事業(主)や法人のことです。
基本設定は初期設定の際にも登録しますが、「事業所の設定」画面から後で設定し直すことができます。
また、ここで請求書の表示内容・計算方法も設定できます。
事業所の設定画面を開く
「事業所の設定」画面は、[設定]メニュー →[事業所の設定]から開くことができます。
「事業所の設定」画面は3つのタブに分かれていますので、設定したい内容に応じてタブを選択し、設定を行います。
基本情報設定
こちらで設定した情報はfreeeの登録情報として保存されるほか、一部の項目は請求書や決算書の表示内容にも反映されます。
ここで設定する項目は以下のとおりです。
項目名 |
説明 |
表示が反映される場所 |
---|---|---|
事業所名 |
freee上で表示したい事業所名を設定します。(必須) |
「事業所の切り替え・追加」メニュー、法人の決算書、支払調書など |
住所 |
事業所の住所を設定します。 |
請求書の連絡先情報(※)、法人の決算書、支払調書など |
電話番号1 |
メインの電話番号を設定します。 |
請求書の連絡先情報(※)、支払調書など |
電話番号2 |
サブの電話番号を設定します。 |
- |
ファックス番号 |
ファックス番号を設定します。 |
- |
担当者名 |
経理担当者あるいは事業主の方の名前を設定します。 |
- |
事業所の正式名称 |
事業所の正式名称を設定します。 |
請求書の連絡先情報(※)など |
正式名称フリガナ |
事業所の正式名称の読みをカタカナで設定します。 |
- |
業種 |
業種を設定します。 |
- |
従業員数 |
従業員数を設定します。事業主や非正規雇用者も含めた人員数とします。 |
- |
法人番号 ※法人のみ |
法人事業所の場合に表示される項目です。 交付されている法人番号(13桁)を入力します。(法人番号は国税庁法人番号公表サイトで検索できます。 |
支払調書など |
インボイス制度関連の設定 |
自身が適格請求書発行事業者に該当するか否かの設定や登録番号を設定します。 |
請求書の登録番号、支払調書など |
※ これらの基本情報が請求書など受発注管理書類の連絡先情報に反映されるのは、作成時のみとなっております。書類作成後、これらの基本情報を変更しても作成済みの書類の連絡先情報には反映されません。これは連絡先情報が書類ごとに保持されるためです。この仕様に関する詳しい情報は「取引先情報の保持と仕組み」をご確認ください。
必要な項目をすべて設定し終えたら[保存]ボタンをクリックします。
請求書設定
2023年10月11日から、旧帳票画面では請求書等を新規作成できなくなりました。
新しい帳票画面での設定については「【新画面】帳票テンプレートを設定する - 帳票テンプレートを作成する」のページをご覧ください。
詳細設定
「詳細設定」タブでは、経理処理の方法や税区分などを設定します。
本設定項目は専門的な内容を含んでいますので、設定の際は、各リンク先のヘルプページをご覧になるか、税理士の方やfreeeサポートデスクへお問い合わせいただくことをおすすめします。
設定項目は、個人事業主と法人で少し異なります。
個人事業主の場合
カテゴリ |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
会計期間設定 | 会計期間 | 会計期間(年度)を変更するには、[会計期間の変更」のリンクをクリックします。 ※ 会計期間(年度)の変更は事業開始年度時のみ行うことができます。 |
消費税の設定 - 会計処理の設定 |
消費税の経理処理 | 消費税・税区分の設定についての詳細は「消費税・税区分の設定を行う」のヘルプページをご確認ください。 |
消費税の端数処理 | ||
消費税の設定 - 課税方式と事業区分 |
課税方式 |
|
簡易課税の事業区分 | ||
保存時に「課税方式」に従い実行する処理 | ||
固定資産関連設定 - 固定資産台帳の設定 ※[固定資産台帳の設定]をクリックすると設定画面に移動します。 |
月次償却 |
|
|
作成される減価償却の仕訳に対して、決算整理タグをつける場合は「する」を選択します。 |
|
減価償却端数処理方法 |
減価償却費の計算時に端数が生じた場合の処理方法を設定します。 |
|
取引関連設定 | 決済口座のデフォルト | 取引や決済情報を登録する際に選択する決済口座のデフォルトを選択できます。 |
製造業向け機能 |
「使用する」を選択すると、以下のように設定が変更されます。
|
|
不動産所得使用区分 | 「使用する」を選択すると、不動産所得を登録するための勘定科目を利用できるようになります。 | |
プライベート資金 |
プライベート資金口座を「使用する」または「使用しない」から選択できます。 この口座を使用することで、「事業主借」を相手勘定科目とした支出取引や「事業主貸」を相手勘定科目とした収入取引を簡単に登録できるようになります。 |
|
固定資産登録補助機能 |
[使用する]を選択した場合、固定資産台帳に固定資産を登録していない場合、取引登録完了後に「固定資産台帳の登録忘れがないかを確認するお知らせ」が表示されます。 |
|
取引登録時重複チェック |
[使用する]を選択した場合、取引登録時に既に似た内容の取引が登録されていないか確認を促す画面が表示されます。 詳しくは、「取引登録時に自動で重複チェックを行う」をご確認ください。 |
|
各種コード使用設定 | 勘定科目コード |
「勘定科目コード」を使用するかどうかを選択できます。 勘定科目コードで使用できるのは半角英数と記号のみです。 「使用する」に設定する場合は、[ショートカット2の値をコピーする]または[勘定科目カテゴリごとの連番を付与する]を選択します。 [ショートカット2の値をコピーする]を選択する場合は、「使用する」に設定する前に、[設定]メニュー → [勘定科目の設定]で勘定科目「現金」のショートカット2を入力する必要があります。 また、個人事業主の場合は下記の勘定科目においてショートカット2の内容が重複しているため、任意の内容に変更する必要があります。
|
取引先コード |
取引先を管理するための「取引先コード」を使用するかどうかを選択できます(取引先コードについては「取引先を登録する - 取引先コードで管理する」のヘルプページをご確認ください)。 |
|
品目コード |
品目を管理するための「品目コード」を使用するかどうかを選択できます。 品目コードについては「品目を登録する - 品目コードを「使用する」に設定する」をご確認ください。 |
|
部門コード |
部門を管理するための「部門コード」を使用するかどうかを選択できます。 部門コードについては「部門を登録する - 部門コードを「使用する」に設定する」をご確認ください。 |
|
電子帳簿保存法設定 | 電子帳簿保存法対応ファイルボックス |
※この項目は設定が不要になったため、表示されなくなる予定です。 [設定する]から、電子帳簿保存法に対応した書類保存を行う場合の詳細設定を行うことができます。 詳しくは「電子帳簿保存法の概要・手続について」のヘルプページをご確認ください。 |
優良電子帳簿 |
[使用する]を選択した場合、優良電子帳簿の要件で定められている項目の操作履歴を記録できます。 詳しくは、「優良電子帳簿について」をご確認ください。 |
|
仕訳関連設定 | 仕訳番号形式 |
すべての仕訳に対して一意の番号を付与することができます。これにより、個々の仕訳の識別が容易になります。
※ 番号の付与は発生日の順番によります。 |
仕訳承認フロー |
※プレミアムプランのみ使用可能 [使用する]と、税理士が仕訳を確認したり権限が取引登録のみであるメンバーの取引の登録を、管理者の確認を経てから会計帳簿に反映させることができるようになります。 |
|
承認仕訳の編集・削除機能 |
※プレミアムプランのみ使用可能 [使用しない]と、管理者や承認者であっても、承認仕訳の編集・削除ができないように設定することができます。 詳しくは「メンバーの記帳内容を承認制にする(仕訳承認フロー)」のヘルプページをご確認ください。 |
|
レポート関連設定 | マイナスの表示方法 | レポート等での金額表示がマイナスだった時に「-」と「△」のどちらをつけるかを選択します。 |
修正待ちリスト設定 | 年度締め忘れ | 修正待ちリストの設定については、「【個人】修正待ちリストの見方と修正方法 -「修正待ちリスト」によるチェック項目の詳細」をご確認ください。 |
固定資産の可能性 | ||
マイナス残高<立替金> | ||
マイナス残高<預り金> | ||
口座残高のマイナス<現金> | ||
口座残高のマイナス<銀行口座> | ||
取引の重複 | ||
インボイス制度の少額特例 | ||
インボイス情報との不一致 | ||
外部サービス設定 | Slack連携 |
※ プレミアムプランのみ使用可能 freeeとSlackを連携して、経費精算等の通知をSlackで受け取れるように設定できます。 詳しくは「Slackとfreee会計を連携して経費精算などに関する通知を受け取る」のヘルプページをご確認ください。 |
外部サービス設定 | freee アプリストア | 「freee アプリストア」を開くことができます。(アプリストアの詳細は「freeeアプリストアの使い方」のヘルプページをご確認ください)。 |
法人の場合
カテゴリ |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
会計期間設定 | 会計期間 |
会計期間を変更するには、期間を入力し[保存会計期間の変更」ボタンのリンクをクリックします。 期数を指定する場合は、「○期」のテキストボックスに数値を入力します。 |
消費税の設定 - 会計処理の設定 |
消費税の経理方式 |
消費税・税区分の設定についての詳細は「消費税・税区分の設定を行う」のヘルプページをご確認ください。 freee申告をご利用の方が2割特例の適用を受ける場合 2割特例の適用を受ける場合、freee会計とfreee申告で以下の設定を行います。
詳しくは、「消費税申告の基本情報を登録する - 申告情報の入力項目」をご確認ください。 |
消費税の端数処理 | ||
消費税の設定 - 課税方式と事業区分 |
課税方式 | |
簡易課税の事業区分 | ||
保存時に「課税方式」に従い実行する処理 | ||
消費税の設定 - 消費税申告の計算方式 |
計算方式 |
消費税申告時に、税額を集計する際の計算方式が選択できます。 「割戻し」と「積上げ」があり、課税方式や適格請求書発行事業者か否かによって選択できる計算方式が変わります。 |
固定資産関連設定 - 固定資産台帳の設定 ※[固定資産台帳の設定]をクリックすると設定画面に移動します。 |
月次償却 |
固定資産台帳に登録した資産の減価償却の仕訳を、月次で計上する場合は「する」に設定します。 |
決算整理タグの付与 |
作成される減価償却の仕訳に対して、決算整理タグをつける場合は「する」を選択します。 |
|
固定資産の控除法 |
固定資産の控除法を「直接控除法」か「間接控除法」から選択します。 間接控除法については「【法人】固定資産を登録する(固定資産台帳) - 参考:固定資産を間接法で償却する(減価償却累計額の計上)」のヘルプページをご確認ください。 |
|
間接控除時の累計額 |
※ 「固定資産の控除法」項目で「間接控除法」を選択している場合に設定できます。 間接控除した累計額の表示を[共通]または[資産分類別]から選択できます。 |
|
社会福祉法人向け機能 |
社会福祉法人向けの固定資産台帳の機能を有効化することができます。 ※ 対象は有形固定資産のみ |
|
取引関連設定 | 決済口座のデフォルト | 取引や決済情報を登録する際に選択する決済口座のデフォルトを選択できます。 |
製造業向け機能 |
「使用する」を選択すると、以下のように設定が変更されます。 |
|
役員資金 |
役員資金口座を「使用する」または「使用しない」から選択できます。 「使用する」を選択すると、取引の登録において「役員資金」口座が追加されます。 |
|
未決済の相手方科目への部門の付与 |
未決済取引を登録する際に、相手勘定科目にも部門を付ける場合は[使用する]を選択します。 |
|
固定資産登録補助機能 |
[使用する]を選択した場合、固定資産台帳に固定資産を登録していない場合、取引登録完了後に「固定資産台帳の登録忘れがないかを確認するお知らせ」が表示されます。 |
|
取引登録時重複チェック |
[使用する]を選択した場合、取引登録時に既に似た内容の取引が登録されていないか確認を促す画面が表示されます。 詳しくは、「取引登録時に自動で重複チェックを行う」をご確認ください。 |
|
各種コード使用設定 | 勘定科目コード |
「勘定科目コード」を使用するかどうかを選択できます。 勘定科目コードで使用できるのは半角英数と記号のみです。 「使用する」に設定した場合は、[ショートカット2の値をコピーする]または[勘定科目カテゴリごとの連番を付与する]を選択します。 [ショートカット2の値をコピーする]を選択する場合は、「使用する」に設定する前に、[設定]メニュー → [勘定科目の設定]で勘定科目「現金」のショートカット2を入力する必要があります。 また、法人かつ製造業向け機能を[使用する]に設定している場合は、下記の勘定科目においてショートカット2の内容が重複しているため、任意の内容に変更する必要があります。
|
取引先コード |
取引先を管理するための「取引先コード」を使用するかどうかを選択できます(取引先コードについては「取引先を登録する - 取引先コードで管理する」のヘルプページをご確認ください)。 |
|
品目コード |
品目を管理するための「品目コード」を使用するかどうかを選択できます。 品目コードについては「品目を登録する - 品目コードを「使用する」に設定する」をご確認ください。 |
|
部門コード |
部門を管理するための「部門コード」を使用するかどうかを選択できます。 部門コードについては「部門を登録する - 部門コードを「使用する」に設定する」をご確認ください。 |
|
セグメントタグコード |
セグメントタグを管理するための「セグメントタグコード」を使用するかどうかを選択できます。 セグメントタグコードについては「セグメントタグコードを「使用する」に設定する」をご確認ください。 |
|
電子帳簿保存法設定 | 電子帳簿保存法対応ファイルボックス |
※この項目は設定が不要になったため、表示されなくなる予定です。 [設定する]から、電子帳簿保存法に対応した書類保存を行う場合の詳細設定を行うことができます。詳しくは「電子帳簿保存法の概要・手続について」のヘルプページをご確認ください。 |
優良電子帳簿 |
[使用する]を選択した場合、優良電子帳簿の要件で定められている項目の操作履歴を記録できます。 |
|
仕訳関連設定 | 仕訳番号形式 |
すべての仕訳に対して一意の番号を付与することができます。これにより、個々の仕訳の識別が容易になります。
※ 番号の付与は発生日の順番によります。 |
仕訳承認フロー |
※アドバンスプラン(または旧プロフェッショナルプラン)以上のみ使用可能 [使用する]と、税理士が仕訳を確認したり権限が取引登録のみであるメンバーの取引の登録を、管理者の確認を経てから会計帳簿に反映させることができるようになります。 |
|
承認仕訳の編集・削除機能 |
※アドバンスプラン(または旧プロフェッショナルプラン)以上のみ使用可能 [使用しない]と、管理者や承認者であっても、承認仕訳の編集・削除ができないように設定することができます。 詳しくは「メンバーの記帳内容を承認制にする(仕訳承認フロー) - 機能を設定する」のヘルプページをご確認ください。 |
|
自己承認機能 |
※エンタープライズプランのみ使用可能 [使用しない]と、自分が登録した仕訳の承認ができないように設定することができます。 詳しくは「仕訳の承認履歴/変更履歴を確認する - 自己承認機能を使用する・使用しないを設定する」のヘルプページをご確認ください。 |
|
仕訳設定変更履歴 |
※エンタープライズプランのみ使用可能 仕訳設定の変更履歴を確認することができます。 詳しくは「仕訳の承認履歴/変更履歴を確認する - 仕訳全体について行われた変更履歴を一覧表示する」のヘルプページをご確認ください。 |
|
レポート関連設定 | マイナスの表示方法 | レポート等での金額表示がマイナスだった時に「-」と「△」のどちらをつけるかを選択します。 |
修正待ちリスト設定 | 年度締め忘れ | 修正待ちリストの設定については、「【法人】修正待ちリストの見方と修正方法 -「修正待ちリスト」によるチェック項目の詳細」をご確認ください。 |
固定資産の可能性 | ||
マイナス残高<立替金> | ||
マイナス残高<預り金> | ||
口座残高のマイナス<現金> | ||
口座残高のマイナス<銀行口座> | ||
取引の重複 | ||
インボイス制度の少額特例 | ||
インボイス情報との不一致 | ||
外部サービス設定 | Slack連携 |
※スタータープラン(または旧ベーシックプラン)以上のみ使用可能 連携することで、freeeとSlackを連携して、経費精算等の通知をSlackで受け取れるように設定できます。 詳しくは「Slackとfreee会計を連携して経費精算などに関する通知を受け取る」のヘルプページをご確認ください。 |
freeeサイン連携 |
※各種申請が利用可能なプランで使用可能 詳しくは、「各種申請(freee会計)とfreeeサインをAPI連携する」のヘルプページをご確認ください。 |
|
freeeサイン連携(旧方式) |
※アドバンスプラン(または旧プロフェッショナルプラン)以上のみ使用可能 ※新規での利用は現在受け付けていません。 freee会計とfreeeサインを連携することにより、freeeサイン上の契約書を「各種申請」で利用できるようになります。 詳しくは、「freeeサインの契約書を各種申請機能と連携する」のヘルプページをご確認ください。 |
|
freee アプリストア | 「freee アプリストア」を開くことができます。(アプリストアの詳細は「freeeアプリストアの使い方」のヘルプページをご確認ください)。 |