※ 本記事はfreee人事労務についてのヘルプページです。freee申告については「freee申告のカテゴリー」をご覧ください。
年末調整は、ステップごとにいくつかつまづきやすいポイントが存在します。
本ページでは、よくいただくお問い合わせをステップごとにまとめ、紹介します。
1. 年末調整全般について
初めてfreee人事労務を活用するお客様から、特に多く寄せられるお問い合わせです。
freee人事労務では、ヘルプページやマニュアルなど、初めてのお客様でも不便なく年末調整を終えられる資料をご用意しておりますので、ぜひそちらもご活用ください。
Q. freee人事労務上で年末調整を進める手順は?
A. freee人事労務を活用した年末調整の手順については、管理者・従業員向けマニュアルをそれぞれご用意しています。
詳しくは、「freee人事労務での年末調整の流れ」のヘルプページをご覧ください。
Q. freee人事労務上で年末調整を行わない場合は?
A. 「税理士や社労士に年末調整の計算はお願いしている」など、freee人事労務上で年末調整は行わず、年末調整の結果のみfreee人事労務に反映したい場合、以下の手順で還付 または 追加徴収の結果を反映することができます。
詳しくは、「freee人事労務で年末調整を行わない場合の対応方法」のヘルプぺージをご覧ください。
Q. 国税庁が指定する年末調整システムの要件は満たしていますか?
A. 満たしています。
国税庁の案内で、「年末調整控除申告書作成用ソフトウェア」では、以下の3点を満たしている必要があります。
- 給与等の受領者が電磁的方法による提供を適正に行うことができるための措置
- 給与等の受領者が電磁的方法による提供を行う際に、源泉徴収義務者においてその者を特定することができるための措置
- 申告書に記載すべき事項について電子計算機の映像面への表示及び書面への出力をするための措置
freee人事労務は、上記の3点を満たしています。
※ なお令和3年4月1日以後より、年末調整に必要な情報を従業員から電子データで集める場合に、事前に所轄税務署に申請書を提出して承認を得る必要がなくなりました。
詳しくは、国税庁の「源泉所得税の改正のあらまし 令和3年4月」をご覧ください。
2. 年末調整の初期設定
年末調整を行うために、従業員に入力を依頼する前にいくつかの準備や設定が必要です。
本章では、その際に多く寄せられるお問い合わせと、その解決方法についてまとめております。
Q. freeeマイナンバー管理の登録を行う必要はありますか?
A. 管理者がfreee人事労務で年末調整処理を確定・源泉徴収票を発行(退職者分も含む)するためには、freeeマイナンバー管理の従業員管理者の権限を所持するアカウントで操作が必要になります。
なお、従業員全員のマイナンバーはfreeeマイナンバー管理で収集しなくても、freee人事労務上で年末調整を完了させることは可能です。
ただし、税務署提出用の「源泉徴収票」および 市区町村に提出の「給与支払報告書」にはマイナンバー記載の義務があるので、freee人事労務で出力した上記の書類に、手入力でマイナンバーを追加する必要がございます。
詳しくは、「1. 従業員マイナンバーの管理者を確認・設定する」のヘルプページをご覧ください。
Q. freeeマイナンバー管理の登録方法・料金は?
A. freee会計(法人)または freee人事労務の有料プランご契約のお客様は、無料でご利用いただけます。
年末調整におけるfreeeマイナンバー管理の使い方等は、以下のヘルプページをご覧ください。
3. 従業員の申告内容の入力・確認
従業員の申告内容入力・確認時には、いくつか間違いやすいパターンがございます。
本章では、その際に多く寄せられるお問い合わせと、その解決方法についてまとめております。
Q. 今年入社した従業員の「前職の情報」はどのように入力しますか?
A. 今年入社した従業員が自社で年末調整を行う場合、前職の情報(源泉徴収)をfreee人事労務上に入力する必要があります。
詳しくは、「従業員が年の途中に入社した場合」のヘルプページをご覧ください。
Q. 年末調整対象外の従業員の入力は必要ですか?
A. 「別の会社で年末調整を行う」「副業をしている」など年末調整対象外の従業員も源泉徴収票は発行する必要があるため、一部の必要項目を入力します。
詳しくは、「年末調整の対象外・確定申告の対象となる従業員について」のヘルプページをご覧ください。
Q. 年末調整の画面で登録したはずのマイナンバーが「未入力」になっている
A. freeeマイナンバー管理上で、管理者がマイナンバー登録番号の確認を完了してない可能性があります。
freeeマイナンバー管理にログインして、[従業員]メニュー → 該当従業員を選択し、マイナンバーの項目が「確認済み」になっているかご確認ください。
「未確認」となっている場合は年末調整画面に反映されないため変更します。
また、年末調整の書類に出力される従業員の家族のマイナンバーが未登録の場合にも「未入力」が表示されます。対象となる家族のマイナンバーを登録してください。
詳しくは、「家族のマイナンバーを登録・確認・削除する」のヘルプページをご覧ください。
Q. 配偶者の所得金額が扶養の範囲から外れている場合は、配偶者の本人給与額に金額を入力しても、自動的に集計から除外されますか?
A. はい。集計の対象から除外されます。
所得の条件など、控除を受けられる条件は、以下の国税庁サイト等でご確認ください。
Q. 従業員が入力した家族情報は翌年のデータに反映されますか?
A. はい、自動的に従業員情報へ反映されます。
反映されるのは給与計算期間に12月31日が含む支払月です。反映の際には、変更項目について通知等はされません。変更項目は、従業員の方にご確認ください。
Q. 家族情報に関する詳細な入力方法が分かりません
A. 家族情報に際しては、いくつか間違いやすいパターンが存在します。
詳しくは、以下のヘルプページをご覧ください。
Q. 住宅ローンに関する詳細な入力方法が分かりません
A. 住宅ローンの入力に際しては、いくつか間違いやすいパターンが存在します。
詳しくは、「参考:住宅ローン控除を初めて受ける従業員について」のヘルプページをご覧ください。
4. 書類の出力
従業員の入力が完了したら、各種書類を出力する必要があります。
本章では、その際に多く寄せられるお問い合わせと、その解決方法についてまとめております。
Q. 還付追徴の反映が給与明細に上手く反映しません。
A. 12月還付と1月還付では反映のタイミングが異なったり、給与明細を直接編集すると別途対応が必要になったりと、正しく反映されない原因がいくつか考えられます。
各パターンにおける反映の手順は、「還付・追加追徴を給与明細に反映する(年末調整)」のヘルプページをご覧ください。
Q.[書類出力]ボタンがクリックできません。
A. 年末調整の書類出力ボタンがクリックできない場合、必要な設定が完了していない可能性があります。
詳しくは、「[書類出力]ボタンがクリックできません」のヘルプページをご覧ください。
Q.源泉徴収票の摘要欄に印字できない。
A. 1行につき25文字、最大3行まで入力することが可能です。
反映方法については、「源泉徴収票の摘要欄に記載をしたい」のヘルプページをご覧ください。
Q.源泉徴収票の「源泉徴収税額」に数字が入らない。
A. 毎月控除される所得税の合計額ではなく、年末調整の結果が反映される欄です。
詳しくは、「「源泉徴収税額」が空欄になっている」のヘルプページをご覧ください。
5. その他
Q. 控除証明書の電子発行には対応していますか?
A. freee人事労務では、控除証明書の電子発行に対する対応は未対応となります。
控除証明書の電子発行に対する対応については、国税庁より年末調整控除申告書作成用ソフトウェア(年調ソフト)が提供されています。
詳しくは、国税庁サイト「年末調整手続の電子化に向けた取組について」のページをご覧ください。
Q.年末調整完了後、内容を修正・編集したい。
A. 年末調整完了後に修正が必要となった場合、まずは「還付・追徴」を取り消す必要があります。
詳しくは、「年末調整完了後、内容を修正したい」のヘルプページをご覧ください。