freee人事労務を使えば、勤怠管理・給与計算・年末調整といった給与事務を、オンラインでカンタンに終わらせることができます。
ここでは、freee人事労務の使い方概要をご紹介します。
初期設定のガイドを動画でご用意しております。詳しくは、「 freee人事労務 使い方ガイド 」をご覧ください。
目次
freee人事労務のご利用の流れ
freee人事労務のご利用の流れは、主に「基本設定」「毎月の給与計算」「年末調整」の3ステップに分かれます。
それぞれ、一部の作業を従業員に行なってもらうことができますので、管理者の負担を大幅に軽減できます。
※ ミニマムプランでは従業員自身での情報登録・更新はできません。
もちろん、給与の計算は自動で行われ、各種制度の改正にも自動で対応します。
freee人事労務の基本操作
freee人事労務は、基本的に月ごとに各種情報を入力します。
各種入力をする際は、どの月から変更したいのかを画面上部で選択してから、給与規定や従業員情報を入力していきましょう。
※ 表示している月以降の設定が変更されます。
基本設定を行う
最初に以下の設定を行います。
こちらの設定がすべて完了後、画面上部のメニューバー及び[設定]メニューがすべて表示されます。
給与規定
最初に、自社の給与計算ルールや、社会保険や税の設定をします。
ここでの設定内容は、基本的にすべての従業員に適用されます。
勤務・賃金設定
従業員登録の前に、あなたの会社の働き方にもとづく、勤務・賃金設定を追加します。何時から何時まで働くか、いつ休むかなどを決めていきます。
freee人事労務では、この設定にもとづいて給与の自動計算を行います。
従業員の登録と招待
給与規定を設定したら、従業員情報を登録します。
この時に従業員を「招待」すると、従業員のアカウントが発行されます。
「本人を招待し詳細を入力してもらうか」項目で「招待する」にチェックを入れるとメールアドレス入力欄が表示されます。
アカウントを持つ従業員は、自分で従業員情報や勤怠を入力したり、freee人事労務上で給与明細を閲覧したりできますので、管理者の給与事務の負担を大幅に軽減できます。
※ ミニマムプランでは従業員自身で従業員情報の登録・更新や打刻機能を用いての勤怠登録はできません。
もちろん、従業員を招待せずに登録することもできます。
その場合は「本人を招待し詳細を入力してもらうか」項目の「招待する」のチェックマークを外すことで、メールアドレス入力欄は表示されなくなります。
個人情報や基本給などに変更があった場合は、以下のヘルプページを参考にしながら情報を編集しましょう。
勤怠を入力する
日々の勤務や欠勤の記録を、勤怠として入力します。
まずは、割増賃金(残業代など)の計算方法の設定を確認しましょう。
もちろん、有給休暇の付与・消化にも対応しています。
従業員の勤怠は、下表のように様々な方法で入力できます。
入力する人 |
端末 |
入力方法 |
ヘルプページ |
|
---|---|---|---|---|
管理者 |
従業員 |
|||
○ |
○ |
PC |
1日ずつ入力する(ミニマムプランは打刻機能未対応です) |
|
○ |
モバイル |
1日ずつ入力する(ミニマムプランは打刻機能未対応です) |
||
○ |
PC |
1ヶ月間の合計を入力する |
||
○ |
PC |
タイムカードデータや他社の勤怠ソフトからの取り込み |
【Web版の勤怠画面】
【モバイルアプリ版の勤怠画面】
給与を計算して給与明細を発行する
自動計算された給与額を確認する
勤怠を入力し終えたら、自動で給与の金額が計算されますので、[給与明細]メニューから確認します。
自動計算された給与額を修正する
freee人事労務では、事業所の給与規定、各従業員の情報、入力された勤怠の情報を元に、その月の給与額(基本給や手当の支給額・社会保険や税金などの控除額)を計算します。
※ ミニマムプランはfreee会計からの経費精算情報連携機能はご利用いただけません。
そのため、給与の計算結果が間違っていた場合は、給与規定・従業員情報・勤怠の内容を見直し、必要に応じて修正します。
※ 給与明細の金額は直接編集することもできますが、直接編集を行うと自動計算が解除されてしまいます。基本的には直接編集せず、上記の設定内容を確認します。
給与明細を確定・発行する
計算結果が問題なければその内容を確定して、給与明細を発行しましょう。
給与明細を確定することで、給与事務に必要な各種書類の発行や、年末調整も可能になります。
アカウントが発行されている(招待済みの)従業員は、PCはもちろん、モバイルでも給与明細を確認できます。
給与の振り込みと帳簿付けを行う
freee人事労務を使えば、従業員への給与振込もまとめて行うことができます。
また、freee人事労務とfreee会計を併用している場合は、給与明細の内容を自動で帳簿付けすることもできます。
年末調整を行う
freee人事労務で給与明細を発行していけば、年末調整に必要な情報も保存されていきますので、煩雑だった年末調整も効率よく行うことができます。
従業員から家族情報や各種控除の申告内容を集めれば、年末調整は数ステップで完了します。
※ ミニマムプランでは管理者のみが各種情報の入力が可能です。
参考:人事労務の各種書類も発行可能
freee人事労務には、給与事務・人事総務に必要なあらゆる情報が集められています。
給与明細を確定するとそれらの情報も確定されますので、以下のような書類も発行できるようになります。
- 従業員の入社時の手続を行う
- 法律により保管義務が定められている帳簿(法定3帳簿)
- 所得税徴収高計算書を作成する
- 社会保険料の定時決定を行う(算定基礎届)
また、煩雑な労働保険の年度更新も、freee人事労務を使えばカンタンに進めることができます。